画面の中いっぱいお菓子です(薬っぽいのはヨーグレット)
「おやつは○○円まで」という言葉にワクワクするのは共通認識なようで、当サイトでも「
人それぞれの『おやつ300円まで』」「
おやつは3000円まで」などの遠足のおやつネタは以前にも掲載している。ともに10年前ぐらいの記事だった。この10年で、遠足のおやつの金額の認識が300円から500円になっている……? いや、単純に小学生から時間が経ちすぎているので認識ミスしている、という可能性が高いだろう。
まあいいや。我々は大人だから500円分のおやつを用意することもできるのだ。いいだろう、大人。
俺たちの「最強の500円」
今回の企画だが、おやつ代の500円は私の方で用意し、参加者にはこちらのルールでおやつを準備してもらった。
参加者にはこちらのルールで用意してもらった
“何かテーマを設定する”の「テーマ」というのは、お店だったり、味だったり、食べるシチュエーションだったり。何でもいいのでおやつを選ぶ上で何かしらのテーマを決めてもらい買ってきてもらった。それでは、それぞれのテーマとチョイスしたおやつを見て行こうと思う。
井口チョイス
まずは私の番だ。先日、無印良品で買いたいものがあったついでにお菓子コーナーに行ったところ、改めて無印良品のお菓子の品ぞろえに感動したのだ。無印良品のオリジナルお菓子、定番っぽいお菓子のほかに他ではあまり見かけない感じのお菓子もあるのが良い。そんなわけでチョイスしたのは以下の3つ。
・ 蜜がけコーン(100円)
・ 揚げぎんなん(190円)
・ シューチョコ(150円)
合計440円
この中で一番食べたかったのが「揚げぎんなん」(190円)だったのだけど、それを中心にしたところうまく500円ギリギリまでセレクトできずに合計440円という結果に終わった。
揚げぎんなんを変えて抹茶クッキーとかにしていれば、点数も増やすこともできて500円ギリギリまで攻められそうだったがそれでも私は揚げぎんなんが食べたかった。そんな思いをして手に入れたあげぎんなんはほろ苦くてお酒に合いそうな味だった。おいしい。
「揚げぎんなん」なんて他で見たことないぞ! と興奮したやつ
他にも蜜がけポップコーンは100円でたくさん入っているところが気に入ったし、シューチョコもあると嬉しくなっちゃうお菓子だ。「みんなで分けられそうなもの」を基準に選んだ結果、全体的にベージュっぽくなってしまったがそこも「無印良品」っぽいから良かったと思う。
トルーチョイス
トルーさんがセレクトしてくれたのは“疑似体験菓子”。確かに、最近野菜炒めをお菓子にしたようなやつとかコロッケをお菓子にしたようなやつとかをよく見かける。「そこまでするなら本物を食べれば……!となる」ということで選んでくれた。
エリンギ炒めと梅干の種と焼き枝豆
・ 焼き枝豆(105円)
・ 茸のまんまバター醤油味(159円)
・ 梅干しの種飴(159円)
合計 423円
エリンギのバター炒め味のお菓子、“そんなのあるんだ~”の塊である。
トルーさんが「特にピンポイントすぎてすごい」と行っていたエリンギのバター醤油炒めのお菓子。味はほのかに甘さを感じて、きのこっていうかバタートーストを食べているような味だった。
焼き枝豆もピンポイント菓子
トルー 「焼き枝豆のお菓子、あるじゃないですか。でも、それなら『枝豆焼くよ』ってなりますよね」
……などと身も蓋もないことをいっていた。トルーさんのチョイスは普段コンビニやスーパーでも見かけないお菓子ばかりだったが、これらはすべてドラッグストアで購入したという。疑似体験菓子を手に入れるならドラッグストアなのか~。
與座チョイス
・ カリカリ梅(108円)
・ かっぱえびせん 紀州の梅(108円)
・ 干し梅(158円)
・ キウイ(138円)
合計512円
梅が好きだという與座さんは普段からよく食べているという梅アイテムを持って参戦してくれた。スッパイマンもそうだけど、もしかして沖縄の人って梅が好きなんだろうか(與座さんの出身は沖縄)。
梅系お菓子をたくさん持ってきてくれた
與座 「カリカリ梅は毎日食べている必須アイテムで、でもカリカリ音がするからオフィスとかではちょっと食べづらくて、そういう時は妥協して干し梅食べます」
梅好きが推す梅アイテム
「かっぱえびせんの紀州梅味は梅系チップスの中でも格段にうまい」そうで、もらったら確かに美味しかった。あとはキウイの存在が気になるが、「これは梅の酸味に飽きたら最後にキウイでさっぱりするためのもの」だそう。 梅系アイテムは春がシーズンなので、梅系アイテムを楽しむなら今は手に入れやすいベストシーズン!
次のページでもどんどんそれぞれの500円の使い道を紹介していく。
江ノ島チョイス
江ノ島さんのチョイス。一同の期待に反して(?)江ノ島さんのテーマは「健康になるおやつ」。
・ ヨーグレット(127円)
・ LIBERA ミルク(162円)
・ GABAビタースタンド(162円)
合計451円
健康っぽいお菓子はチョコに多い?
全体的にOLが机の中に忍ばせていそうなおやつのチョイスになった。だが正体は人間ドックで引っかかることを恐れる江ノ島さんだ。
江ノ島「機能性表示食品とか、1日に食べる目安のあるものを中心に買いましたが、そういうのはチョコとか甘い系が多かったので全部チョコにならなくてよかったです」
実際にGABAのチョコは江の島さんが会社の机の中に常備しているチョコなのだが、パッケージに「ストレスを軽減する」とでかでかと書いてあることがちょっと不満らしい。
「ストレスがあるの?」っていじられることがストレスだと語る江ノ島氏
「これが書いてあることで、『何、江の島ストレスあるの?』っていじられるんすよ!!」と力説する江ノ島さん。捨てる時もパッケージを反対にしてそっと捨てるという。細やかな気遣いを見た。
橋田チョイス
RF1とはデパ地下でおなじみの量り売りのお惣菜屋さんだ。「RF1の惣菜を買うために働いてるんじゃないかってぐらいに好き」と言っていた橋田さんは、量り売りで500円分の惣菜を用意してくれた。
・ エビフライ(80円)
・ イワシのマリネ(172円)
・ コーンクリーミーサラダ(115円)
・ タコのサラダ(173円)
合計540円
500円(税別)分のお惣菜
OLのランチタイムだ! これに米でもあればいい感じのランチになるだろう。橋田さん曰く「店員さんに確認したら実は惣菜は20gからお願いすることが可能だった」という惣菜選びのコツも教わったが、「ちょうど怖い感じの店員さんに当たってしまい、怯えてしまって540円(消費税込み)になってしまった」という。
怖い店員さんに当たっちゃったことを怯えながら話す橋田さん
80円のエビフライにはたっぷりのタルタルソースがついてくるのでそれだけでもお得感があるし、約500円でデパ地下惣菜4点も買えると思わなかったから単純にすごいと思った。そしてすみません。みなさんが別の撮影で外に出ている間に、残っていたエビフライを食べたのは私(荷物番のため残っていた)です。おいしかった。
北向チョイス
おかしのまちおかで自分の好きなお菓子を買ってきてくれた北向さん。
・ チョコ&コーヒービスケット(101円)
・ ココナッツサブレ(106円)
・ ビッグサンダー(52円)
・ ザ・チョコレート(236円)
合計495円
ほぼチョコ系という甘党らしいチョイス
「実家菓子か友達んちで出るお菓子の定番」と言っていたブルボンのチョコ&コーヒービスケットとココナッツサブレはそれぞれ税別で100円以内という安さにびっくりだ。しかし、このチョコ&コーヒービスケット、私は初見のお菓子だったし、他にも初見だという人が何人かいた。
「え、初見ですか?」チョコ&コーヒーの初見の人の存在に驚く北向さん
ザ・チョコレートビビットミルクは北向きさんはこのシリーズが好きで、すべて食べている北向さんが一番好きな味(抹茶もおいしい)なんだそうだ。ビックサンダーも薄くて大きいために通常のブラックサンダーとは違う食感がいい。500円ギリギリを攻めた495円という購入金額は、購入金額部門があったら優勝だった。よし、今作ってしまおう。
北向さん、購入金額部門優勝おめでとうございます!
ネッシーチョイス
選んだお菓子を取りだしてもらったら机の上が華やかになったネッシーさんチョイスのお菓子。
・ サッポロポテトつぶつぶベジタブル(98円)
・ ドングリガム(98円)
・ 蒲焼さん太郎10個入り(118円)
・ 黒かりんとう(68円)
・ 北海道シュークリーム(75円)
合計493円
圧倒的にカラフル。そして唯一5点買ってきてくれた
「ドンキのお菓子は基本的に大容量だから安く手に入れることができると思った」とドン・キホーテで用意してくれたネッシーさん。ちなみに5点で品数部門優勝です。
点数部門優勝おめでとうございます!!
ちなみに合計金額部門でも493円と、北向さんに続いて第2位。ドンキすごい。
ドングリガム
ドングリガム。袋入りのものを見るの初めてな気がするが、こいつ駄菓子屋で見たことがあるぞ……!
大人気だった蒲焼さん太郎
基本的に一番高いもので蒲焼さん太郎10個入りで118円と、チョイスがうまい。ちなみにこの蒲焼さん太郎、ネッシーさんの好物で、「あわよくば全部自分のものにできるかもしれない」という考えもあったそうだ。
しかし、江ノ島さんが3枚ぐらい食べている場面を目撃した
恐るべし、蒲焼さん太郎人気。「お菓子をたくさん、安く欲しい」という気持ちにといい関係性を築けるのはドン・キホーテかもしれません。
約3,500円のおやつパーティ
夢みたいな光景
これら全てのお菓子を広げた時、「部活みたい!」という声が上がった。
部室
たぶん、暗黙の了解的に部室でこっそり広げていたんじゃないかと思うが、自分も部活はやっていたがこんな光景は見たことがなかった。こんな部室があったら絶対に他の部活の生徒が入り浸るだろう。うわー青春っぽい。こんな部室に入り浸りたい。
トルーさんの疑似体験菓子を開ける時、「へ―そんな感じなんだー」という声上がった
これだけたくさんのお菓子を前にすると笑いがこみあげてくる
橋田さんのお惣菜も、オードブル的に広げる
お菓子は全員で、あとから合流したさくらいさんも一緒に美味しくいただきました
お菓子や何かつまむものがあるとやっぱり会話も弾むし何より楽しい。全て開けきらなくて持って帰ったものも多かったので、今は無印のシューチョコ食べながらこの原稿を書いている。うまい。
ちなみに、リアルの小学生事情が気になって姉(小学生二人の子持ち)に聞いたところ、「うちの小学校は値段じゃなくて『自分が食べられるだけ』だった。食物アレルギーの子も多いし交換とか慎重じゃないかな。アレルギーがない子は交換もするけどね」」ということだった。だいぶ自分の認識と小学生のおやつ事情に開きがあったが、「おやつを各自500円分づつ用意すると豪遊できるしいろんなお菓子が食べられて楽しい」という事実は揺るぎない。
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ちなみに、斎藤さんの所で頒布している「BLって何だかわかんないから自分を素材に作ってみた」にも参加してます。
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