あの予言が進学の不安を後押し
まず漫画家で当サイトにも寄稿しておられるクリハラタカシさんにもエピソードを寄せてもらってたので紹介しよう。
すごく予言を信じていたという訳じゃないのですが…… 「美大に進む」という夢を持った時に色々不安もあったのですが「もうすぐ世界が滅びるかもしれないしそれまでは好きな事をやろう」と自分を後押しする為に利用させてもらった感じです。受験前の自分をちょっと勇気づけてくれたかなと思います。
マガジンのMMRというマンガに「こんどの満月の日に巨大地震が来る!」という内容が載っていて、美術予備校のみんなで恐れおののいたのは強く記憶にあります。校舎が古くて細長い建物だったので。
在学中に終末系のマンガを描いて雑誌掲載デビューしたのですが、1999年7の月に間に合わせねば!と必死になって描いていた記憶があります。その月を越えたら終末系のマンガは時代遅れになると思っていたので。(既に予言は信じていない感じですね。もう美大にも受かったからでしょうか。)ちなみに掲載は1999年の10月号でした。
クリハラタカシさん
マガジンのMMRというマンガに「こんどの満月の日に巨大地震が来る!」という内容が載っていて、美術予備校のみんなで恐れおののいたのは強く記憶にあります。校舎が古くて細長い建物だったので。
在学中に終末系のマンガを描いて雑誌掲載デビューしたのですが、1999年7の月に間に合わせねば!と必死になって描いていた記憶があります。その月を越えたら終末系のマンガは時代遅れになると思っていたので。(既に予言は信じていない感じですね。もう美大にも受かったからでしょうか。)ちなみに掲載は1999年の10月号でした。
クリハラタカシさん
なんとクリハラさん、ノストラダムスに背中を押される運命をたどってたとは! 確かに「終末ブーム」だったが、それが終わる未来もちゃんと予想しててエライなぁー……と、自分基準でレベルの低い感心の仕方をしてしまった……。それに合わせてデビューというのもすごい。そして今読んだらどう感じるんだろうMMR。
次も予言によって背中を押されたエピソード。
次も予言によって背中を押されたエピソード。
私ではないんですが、従兄弟が信じ込んでいました。1999年に世界は滅亡するんだから、それまでオレはやりたいことをやって仕事も成果出しまくる!と宣言して、実際会社で誰も思いつかないような企画を大成功させ、成果を出しました。
無事2000年を迎えた後どうなるのかなと思っていたら、2006年?なんとかの予言とか、2012年?かんとかの予言などなど、地球滅亡はちょっとずつ先延ばしされ、今は2026年だかなんだかの予言を信じているようです。
まあ、お蔭でお仕事順調で会社も躍進したようなので結果オーライかなと考えております。
無記名さん
無事2000年を迎えた後どうなるのかなと思っていたら、2006年?なんとかの予言とか、2012年?かんとかの予言などなど、地球滅亡はちょっとずつ先延ばしされ、今は2026年だかなんだかの予言を信じているようです。
まあ、お蔭でお仕事順調で会社も躍進したようなので結果オーライかなと考えております。
無記名さん
予言のおかげでめちゃめちゃうまくいってるじゃないですか! 成功の内訳がかなり気になる。あと、「誰も思いつかないような企画」ってなんだ。
そして21世紀になった今も予言に背中を押され続けてるだなんて。もし予言がネタ切れしたらいったいどうなってしまうんだろう。
そして21世紀になった今も予言に背中を押され続けてるだなんて。もし予言がネタ切れしたらいったいどうなってしまうんだろう。
なぜかポジティブ
人類滅亡の予言のはずなのに、なぜかポジティブなエピソードもちらほら目についた。
騒動や謎解き未知のことが大好きな子供だったので、とにかくわくわくした。つらい事があると「1999年までの辛抱だ」と思いやり過ごしたので、ノストラダムスには恩がある。
終末論だいすきさん
終末論だいすきさん
まさかの「恩人」! わくわくしてるわりに、99年まではなんとか耐えようとしてるって、信じてんのか信じてないのかどっちなんだ。
もう滅亡するなら将来のことは考えなくていいし、気楽なもんかもな…とポジティブなようなネガティヴなようなことを考えていました。
コアラッコさん
コアラッコさん
こちらもネガティブなのにポジティブ! 信じつつもいい感じにとらえてる。
小学生でしたが、世界終わるから明日学校休みだよな…というのにむしろ学校が休みなことに期待していた記憶があります。
井口エリさん
井口エリさん
当サイトライターの井口さん。滅亡後に生きてるの前提に休みを喜んでる! どういうつもりだったんだろう。
関連本を読んだり、特集号を買ったり、スペシャル番組を見て育ちました。小学校に海外から転校生が来てアメリカじゃ誰もノストラダムスなんて知らないとバカにされ、くやしくなり、本当に滅亡して予言の正しさを教えてやってくれ!と思っていました。
チャーハン野郎さん
チャーハン野郎さん
滅亡してアメリカのやつらに見せつけてやりたいという、これもほんとどういうつもりだ。日本がどうなってアメリカがどうなる予定なんだ。
ここまでのエピソードは意外といい感じにネガティブさを打ち消してた。
ここまでのエピソードは意外といい感じにネガティブさを打ち消してた。
車で逃げる作戦?
ネガティブにとらえて起こした行動が結果的に良かったというパターンもあるらしい。
空から何か降ってきても逃げ切れるよう、丈夫なSUⅤの自動車を買った。当時の私の2年分の年収を使う買い物だったことと、どんなオフロードでも逃げ切れると豪語した私のあまりのバカさ加減に、購入を許すかどうか、お正月に親族会議が開かれた。
結婚資金を前倒しにしてもよいという条件でめでたく許可されたが、結局何も起こらず、その自動車は今も私の相棒となっている。
くれちゃさん
結婚資金を前倒しにしてもよいという条件でめでたく許可されたが、結局何も起こらず、その自動車は今も私の相棒となっている。
くれちゃさん
当時車を買えるほど大人だったはずなのに、どう逃げる想像してたんだろう。というか、18年も同じ車ってことですか。長い! 最後ちょっといい話っぽくなってる。
車関連でもうひとつ。これも車で逃げるつもりの話ということでいいんだろうか。
車関連でもうひとつ。これも車で逃げるつもりの話ということでいいんだろうか。
カーナビがあると恐怖の大王につかまりやすくなると父が言ったことで、カーナビの購入に猛反対した記憶があります。
jimさん
jimさん
お父さん、適当なこと言いすぎだ。カーナビがあると行先が大王にばれるってことですか? と確認してみたい。
大人から言われた一言
つぎは身の回りの大人から言われた一言や、学校でのエピソード。
小学校の終業式で担任の先生から「生きてたら2学期にまた会いましょう」と言われた
土民さん
土民さん
「世紀末ジョーク」だ。この頃こんな感じの「生きてたら……」みたいなジョークもよくあったのかもしれない。(と言いつつ、振り返ってみるとそんなに遭遇したことなかった……)
大予言のことを最初に知ったのは、小学校低学年のころだと思うんですが、当時、母に「お母さんは怖くないの」と聞いたところ、「そんなもん、人生のほうがもっと怖いわ!」と一喝されました。今は「お母さんは間違っていなかった」とつくづく思います。
ぴよさん
ぴよさん
一瞬納得するが、やっぱり死ぬ方がこわくないか。
私の身の回りの大人たちも全然信じてなかったが、私は大人に何を言われても信じてたので、今思うとなんだその信じるパワーは……と思う。
「信心深さ」で言うと、この方もすごい。毎日祈ってたらしい。
私の身の回りの大人たちも全然信じてなかったが、私は大人に何を言われても信じてたので、今思うとなんだその信じるパワーは……と思う。
「信心深さ」で言うと、この方もすごい。毎日祈ってたらしい。
大予言を知ったのは小学校中学年の頃。 恐怖のあまり、小学校の校庭にある銅像に「人類が滅亡しませんように」と毎日お祈りしていました。 クリスチャン系の小学校だったわけでも、銅像が仏像だったわけでもありませんが、私の人生で最も信心深かった時代です。
お祈りは高学年になって自由帳にマンガを描くのがマイブームになったため行かなくなりました。
はま乃さん
お祈りは高学年になって自由帳にマンガを描くのがマイブームになったため行かなくなりました。
はま乃さん
「人生で最も信心深かった」って、そうそう。わかる! そんなに祈ってたのにマンガを描くために飽きたのか。
ネガティブ寄りエピソード
ポジティブ寄りなエピソードを最初にまとめて紹介したが、もちろんネガティブなのもいっぱい届いた。
知り合いは限度額いっぱいまで借金すると言っていた。
びっけさん
びっけさん
うわ、借金だなんてほんとにこういう人いたんだなー。実際どうなったんだろう。お金絡みでもうひとつ。
どうせ滅亡するならと消費者金融でお金を借りまくったけど滅亡せず借金地獄に。 しかし後に過払い金請求で100万円以上ほど戻ってきて無事婚約指輪を買えました。
kogeさん
kogeさん
ひーーー こっちはもっとすごかった! いや、どっちもどっちか。
けど不幸な内容かと思いきや、最後はちょっと幸せエピソードで締められてる。
けど不幸な内容かと思いきや、最後はちょっと幸せエピソードで締められてる。
どうせ死ぬなら、と貯金を全部使い切ったら何も起こらずその月は生活が苦しく惨めなくらいの超貧乏で乗り切った。
倉賀野行政さん
倉賀野行政さん
極貧の前の使い果たしの段階で一体何をしたのか知りたい。超貧乏エピソードも知りたい。
まわりとの温度差
こっちは信じ込んでるのにまわりは信じられないほど冷静。わかる、まわりとの温度差!
当時ピザ屋でアルバイトしていまして、今日こそ何か起こるかもしれないと思いながらおりおろシフトに入った7月31日、わたし以外の人間は至って平然と、そして穏やかにピザの生地をこねていることに非常にびっくりしたことを鮮明に覚えています。
ネッシーあやこさん
ネッシーあやこさん
当サイトのライターであるネッシーあやこさん。「今日こそ」って毎日びくびくしてたのか。(私の場合はいざ7月になってみると意外と平気だった。)
そして平然かつ穏やかでない様子で生地をこねてたのだろうか、ネッシーさん。遠巻きに眺めたい。
そして平然かつ穏やかでない様子で生地をこねてたのだろうか、ネッシーさん。遠巻きに眺めたい。
1999年は高2の青春真っ只中でみんなかっこつけたい時期だったので、友達と恐怖の大王について話す機会なんてないまま内心7月が近づくことにびくびくしながら毎日過ごしていた記憶があります。
おおじろうさん
おおじろうさん
みんなかっこつけつつ実はめちゃめちゃ気にしてたとしたら、それはそれでおかしいと思うが、実際どうだったんだろう。
確かに私も単独で怖がってて、高校生ぐらいのころに友達と怖さを分かち合ったことはなかった気がする。
確かに私も単独で怖がってて、高校生ぐらいのころに友達と怖さを分かち合ったことはなかった気がする。
ダムスのせいで漠然と「ああ、こりゃ結婚する前に死ぬわ」と結構思っていたんですが、1996年に結婚(笑) 当時中学高校時代にダムスの言う事を信じていなかった友人はことごとく現在も独身。
丸越アピタ名古屋南さん
丸越アピタ名古屋南さん
ちょ、ちょっと「ダムス」呼ばわりが気になって内容がスッと頭に入ってこないが、ダムスを信じなかった奴らが独身ってことでいいですか。(初のダムス呼ばわり)
もうちょっと続けます!
まさか予言の影響で借金地獄にまでなった人までいたとは思わなかった。ここまでのがあると他のが普通に思えてくるが、冷静になって見直すとやっぱりどれもおかしい。
これでもまだまだ紹介しきれてないので、あとは次回にまわして、ついでにもうちょっと募集を続けてみます。
なにか思い出したかたはこちらまでよろしくお願いします。
このコーナーが続くかどうかはあなた次第……(オカルトっぽく締めようと思ったらこれマリックだ)
これでもまだまだ紹介しきれてないので、あとは次回にまわして、ついでにもうちょっと募集を続けてみます。
なにか思い出したかたはこちらまでよろしくお願いします。
このコーナーが続くかどうかはあなた次第……(オカルトっぽく締めようと思ったらこれマリックだ)