大会のルールはロボット相撲。長方形のフィールドの両端からロボットを走らせ、転倒するか外に出たほうが負けです。詳しいルールも上のバナーをクリックするとごらんいただけます。
斎藤充博「amazing quick floor」
まずは当サイトのライター、斎藤さんです。かつて
水飴練りマシンを発表し、圧倒的な技術力の低さで関係者を震撼させてくれた斎藤さんが、ロボットに初挑戦。平べったい形状で床と一体化して相手のロボットの下に潜り込み、転倒させる作戦です。
「非常にシンプルですが、合気道のように相手の推進力をそのまま攻撃の力に変える画期的なロボットです。」(本人コメント)
作戦だけきくとホホウと思いますが、写真で見るとこのビジュアル。(これ、材料じゃなくて完成品です)
事前情報では分銅を振り回す強そうなロボットを作るといっていたのですが、途中で挫折したようで、蓋を開けてみたらこれでした。今大会の優勝候補です(ヘボさが)。かっこいいんだか悪いんだかわからない英語の名前も微妙。
※本記事中、「微妙」「技術力/レベル/志が低い」「ヘボい」「イライラする」「駄作」「ゴミ」等、すべての罵倒語は褒めことばです)。
かめたろう「かめたろう1号」
明らかにルンバを意識したであろうフォルムのこのロボット。もちろん人工知能は内蔵していません。
この写真、裏面かと思いきや、上から見たところでした。
「頑張って作った」感がありあり伝わってくる、不揃いな木製のボディ。そして素朴な顔。全ての要素が対戦相手の人情に訴えかけ、戦意をそぎます。よく見るとボディ外周が一部欠けてモーターがはみ出してるのも、設計段階での詰めの甘さが現れていて良いです。
まつながたかふみ「NABE」
なんでこんなことになっちゃったのかよくわからないのですが、鍋です。
「戦う相手に合わせてお鍋の中身の具材が変化して行く。写真は具材無しのプレーンな状態。」(本人コメント)
作戦と言っていいのかどうかわかりませんが、とにかく具が変わるそうです。「変化して行く」と書いてありますが、実際にはまつながさんが手で入れ替えるんだと思います。
鍋に隠れて下のメカ部分が見えないので、現時点で性能は未知数。ダークホース的活躍、ありうるかもしれません。しかし鍋の表面にネジ穴がないことから、下のメカ類はテープかボンドで止めている予感がします。そして画像の背景に写り込む養生テープ。これはもしかしたらもしかするぞ…。
みゆ「突撃パンダさん」
パンダが可愛い、という一点突破のロボット。
……かと思いきや、注目は前にせり出したチリトリ部分。相手をすくい上げ、場外まで運び出す作戦でしょう。
そこで生きてくるのが、前進の馬力。斎藤さんと似た作戦ながら、ベースには足回りの強そうな、ちょっといい車両を使用。技術力のなさを金で解決する潔さが優勝への決め手となるか?
inuro「チリトリーマアム」
可愛い名前にドデカイ図体、ギャップで殺しに来るタイプのロボットです。
作戦自体は先ほどの突撃パンダさんと同アイデアながら、こちらは巨大なチリトリが本体。この「チリトリの化け物」っぽさは、ゲームでいえば突撃パンダさんを一度倒したあとの第二形態といった趣です。
ラジコン2台をそれぞれ右輪左輪にするという大味なコントロール系統も見物。操作者の練習次第ではかなり細かい動きも実現しそうですが、この図体だけに幅50cmの狭いフィールドからはみ出さないことが最重要テーマとなりそう。
きゅんくん「戦いを止めさせようとする牛」
見た目的にはかなり完成度が高い。
大きな基板を備えたビジュアルには相当高度な技術を感じますが、それはハッタリで、おそらくこれはPC用の内蔵CDドライブを取り出したものでしょう。ギーク好みの部品チョイス。
タイヤの馬力は弱そうですが本体が重みにより安定感ありそう。
CDプレーヤーの機能を活かして、
「牛が音楽を奏で戦いを止めさせようとする」(本人コメント)
というメルヘンチックなコンセプト。ここは巨大なチリトリーマアムあたりに「現実はそんなに甘くねえんだよ」と言うセリフと共に猛スピードで突っ込んでいってほしい。(そして返り討ちにあってほしい)
モッサリオ・モッサモッサ「『日本うんこ学会』非公認!腸内細菌プロメテウス・ミラビリス号」
もうなんかロボットがどうとかの前に、筆跡だけで圧倒的な技術力の低さを予感させます。
機体自体も、フェルトや段ボールの切り口の汚さ、のりづけの貼りじわ、額に放置された毛玉など、一点の隙もなく技術力が低い。ヘボコン的には究極の完成度と言えます。
この写真もまっさきに字の下手さに目がいきますが、意志を強く持って写真の上の方を見てみると、駆動機関はカエルです。ポンプを押すと空気圧でピョコピョコ跳ねるカエルのおもちゃあるじゃないですか。アレを2体貼り付けて、前進の動力としているようです。
上の2枚は技を繰り出しているところ。見た目のヘボさから、ただ前進するだけのロボットかと思ってしまいますが、謎の必殺技があります。強いかどうかは不明。
「縁日でよくみる吹き戻しを使用しているので、安全です。」(本人コメント)
必殺技って安全でいいのか。
「狙うは一回戦敗退です!よろしくお願い致します!」(本人コメント)
技術力だけでなく志も低い。最高。
ワクチン「お愛想さん」
その場でひたすら回転するだけのロボット。iPhoneと連動したりして高度なことやってそうな雰囲気もなくはないのですが、注目すべきなのが全ての接着をガムテープで行っている点でしょう。雑!
搭載したiPhoneにしても、動画を見る限りスイッチオンにしか使ってなさそうな、宝の持ち腐れ感が良いです。
あと本人が相撲のルールを理解した上でこのロボットを持ってきているのか、という点もポイントとなりそう。
aba「陸グソク(おかぐそく)」
見た目の完成度は相当に高く、一瞬、ハイテクペナルティ対象か!?と思わせますが、単にタミヤのキットにiPhoneケースをかぶせたもののようです。あなたが今、完成度が高いなーと思った要素は、すべて金で買った部分です。
作者は本職のハードウェアエンジニアとのこと。技術力のない人たちが頑張って箱の裏にカエル取り付けたりしている一方で、本気出せばいろいろできそうな人が金だけですべて解決している。この志の低さは評価に値します。
ティラ「クーちゃん零号機」
すごいスピードでパンチを繰り出すこれも、パッと見かなりの技術に見えますが、実はタミヤのキットです。というか今後はいちいち説明しませんが、うまく動いてるものは大抵タミヤのキットが中に入ってると思ってください。
しかし陸グソクと違う点は、この外装はおそらくペーパークラフト。パワー系のロボットと当ってしまった際には一瞬にして蹂躙されてしまうことが予想されます。お着替え持参でご参加ください。
爲房 新太朗「ユズルロボ」
パワー系と言えばこちら。今大会で一番暴力的なマシン。
粗暴な攻撃方法とは裏腹に、モチーフはフィギュアスケートだそうです。段ボールに書いてあるパーマンバッジみたいな絵が羽生選手。
足回りの安定が弱そうなので、チリトリ系のロボットとの対戦になると不利か。(とかここに書いちゃうと当日までに強化されてくるかもしれませんが)
あと回した時に遠心力でユズル段ボールが吹っ飛びそうでギリギリ吹っ飛ばないのがやきもきする。
すずえり「コピーロボット」
「相手の能力をコピーしながら強くなるカッコいいロボです。」(本人コメント)
テープレコーダーを使って相手の様子を録音し擬似的にコピー、それを再生することにより攻撃するという中2感あふれる必殺技を持ちます。
しかし画像を見た感じテープレコーダーは無改造なので、試合中に録音/再生を手動でやらなければいけないという大きな困難を抱えています。
さらに、きっと録音してる間に試合終わっちゃうので、そのとき負けてたら再生の機会なし、勝って次の試合で再生したとしても、再生されるのは自分より弱いロボットの能力である、という大変なジレンマが待っています。
音声を再生しただけで能力をコピーしたことになるのか?という根本的な疑問については、この際、目をつぶるべきでしょう。
ももうた「たまてばこ」
動作原理、攻撃方法、移動方法、全てが謎な、今回一番の謎ロボ。
ボールがたくさんあるということは、これを投げつけるか、転がすか、するのでしょうか。
下のボックスの手前の面がちょっと浮いていますが、これはこの面がパカッと開いて何かが起きるようになっているのか、それとも接着が甘いだけなのか。
このあたりが技術力の分かれ目という気がします。
個人的には接着が甘いだけであってほしい。
アキラ二号「アキラ一号」
タミヤの動物キットに豆電球の電飾を設置。毒々しく光るサソリ型で威嚇します。
紙にマジックで描いただけの雑な顔。それが歩くとユラユラ揺れながら近づいてくる様子は、理屈では説明できない、人間の本能に訴えかけてくるタイプのイライラを感じます。
床に落ちるところまでしっかり撮影された映像もヘボコン的には完成度高し。こう見えて意外に敏捷な移動速度が、吉と出るか凶と出るか。
伊藤 健史「シャイボーグ エリーちゃん」
当サイトのライター、毒生物マニアの伊藤さんも出場。
エリーちゃんというのは100均で売ってるリカちゃん人形みたいなやつです。なぜか今回のエントリー作品に頻出。
このロボットはヴィーナス誕生がモチーフです。人形の腕がドリルになってるのは強そうですが(材料は貝殻だし当然回らないんですが)、心配な点としては、この不安定なナナメ姿勢で足下の接着剤がいつまで持つか。もし1回戦で壊れた場合、修理は認められているものの、2回戦開始までにボンドが乾かない可能性が高いです。
あと写真の角度の加減かもしれませんが、エリーちゃんの表情が妙に嗜虐的で、背筋に冷たいものが走ります。
ススガ「全自動スープよく振るマシーン」
名前きいた時点でもう「ロボット相撲だっつってんだろ」と突っ込みたくなりますが、そのツッコミは全面的に正しい。
インスタントラーメンの粉末スープを、開封時に粉が飛ばないよう、よく振って寄せるための装置です。
洗濯ばさみのついたアーム部分が上下に振動してスープを振るのですが、出力をあげていくとその振動が強力すぎて本体が移動してしまうとのこと。バイブ着信にした携帯電話が机の端から落ちるのと同じ原理です。ほかに相撲に関する機能はとくになく、「移動可能」というだけの理由での出場です。
見ず知らずの人の頭に「動く=相撲大会に出られるぞ!」という短絡的な思考回路をつなげてしまったヘボコン。なんと罪作りなイベントか。
MAKE部部員A「素熊(しろくま)」
かっこよく編集されたPVの完成度が高いだけに、逆に引き立つロボットの出来の悪さ。
見どころはやはり、ハンマーと干渉しないように顔の側面がえぐれているところでしょうか。ハンマー取り付け時に粘土の厚みまで想定しなかった、その計画性のなさが素晴らしい。
あと途中のスケッチだと怖そうな鬼の顔なのになんでこんなに可愛いクマになっちゃったんだろうとか、ハンマーか身体より前に出てないけどどうやって敵に当てるつもりだろうとか、いろいろ疑問はありますがそういうの全部ひっくるめていい「ヘボみ」が出てます。
おかめ「ストライカー木魚」
一転して、なんだか完成度高そうなのが登場しましたが、「市販の音声駆動走行ロボットと木魚を組み合わせました」(本人コメント)というコメントを見るにつけ、結局「やはり市販品は良くできているなあ」という感想に帰着します。
音で動くとのことなので、ここはぜひ音が鳴る系のロボットとの対戦カードが実現してほしいですね。相手の発する音楽に操られ、狂ったように暴走する木魚が見たい。
マンスーン「すきばやし次郎」
「愉快な音楽を流しながら寿司が回ります。」(本人コメント)
ヘボコンの告知ページでもご紹介した
からあげクンロボの作者による新作。
ひとつ前に紹介したストライカー木魚の天敵と思われるのがこちらの「すきばやし次郎」。立ち姿は重厚ながら、軽快な音楽と高速回転する寿司の効果で、もうほとんどやけっぱちみたいなアッパー感を醸し出します。
こちらも一見完成度が高そうに見えますが、アーム(?)部分がガムテープだらけだったりしてディテールに雑の神が宿っているのを感じます。また回転する寿司の下にはよく見るともう一つ寿司桶があり、亀の上に象が立って地球を支える古代インドの世界観を彷彿とさせる……ことはないか。
アニポールきょうこ「ポールダンスロボ」
今回の出場ロボットの素材に100均の人形「エリーちゃん」が頻出しているのは先ほどお伝えしたとおりですが、この人形はちゃんと本物のバービー人形を使っており、美へのこだわりの違いを感じます。ここで実際に動いているところを見てみましょう。
完全に大惨事になっていますが、「セクシーなロボを作りました」(本人コメント)とのことで、もはや何事も言ったもん勝ちなのだと思うと同時に、だからこその強力なヘボコンスピリットを感じます。
なおアニポールきょうこさんは自身もポールダンサーとのことで、そのキャリアを踏まえた上でこの暴走ぶりを見ると、またいちだんと心に響きます。
じゅんじゅん「鬼ゴリモス 2号」
眼力あふれる鬼の顔に目を奪われますが、しかしこのロボットの真価は「4足歩行のキットを使ってるっぽいのに前に進んでない」という点ではないかと思います。むしろ後退すらしている。自作失敗どころかキットすら壊してしまうのはヘボコンならではです。
本体の端がすごい勢いで床をたたきつけているので、紙相撲だったら強いかもしれません。残念ながら今回は紙相撲じゃないですが。
完全手動のブザー音も弱々しくて良い。
電研「電研ロボ一号たん」
有線リモコン操作可能。ロボット自体はシンプルな性能ですが、動画にはすごい知見が詰め込まれていました。
“有線リモコンを引っ張れば後退できる。”
ヘボコンではハイテクペナルティのルールにより無線での操作が禁じられています。しかし、ロボットを自力で後退させる技術がない我々にとっては、そもそも無線なんか使うより有線リモコンの方が圧倒的に有利なことがわかりました。これはヘボコンにおける最初の革命ではないでしょうか!
……と思ったんですけど、ヒモで引っ張っていいルールにすると最後は人間の腕力勝負になってしまうので、さすがに反則ではないでしょうか。ヒモは。
赤ソファ「ヘボ201系」
子供に見せちゃいけない方のきかんしゃトーマス、といった感じで一目瞭然の問題作ですが、あとにはさらなる問題作が控えていますので、健全かどうかでいえばまだ健全な方です。(どうかしてるかどうかという判断軸で言えばまた別)
目立つ特徴はたくさんありつつも、ヘボコン的な見どころとしては列車の最後尾、巻いたLEDのケーブルをそのまま引きずっているところではないでしょうか。ここにも雑の神が宿りました。こういった仕上げの投げやりさに、僕は心惹かれてなりません。
あとこれ突っ込んだら負けのような気もするんですが勇気を出して言います。本番、線路どうする気だ。
ホリ「ぺんだこ」
こちらも詳細不明の謎機です。見た目は完成度高いのですが中身どうなってるんでしょうか。
映像を見てわかるとおり、「バランスが悪いのですぐ倒れます。」(本人コメント)とのことで、敵がいなくても動くと勝手に倒れます。完全に相撲にはむいてない性能です。音や刺激で動くそうなので、音や刺激を受けずに無駄な動きをしないことが勝利へのポイントではないでしょうか。いっそのこと電池抜いておくとか。
ネッシーあやこ「うどんを運んでいる」
こちらは当サイトライターのネッシーあやこさんのロボット。
なぜうどんなのか、そして前の奴誰だよ、というコンセプトさえ置いておけば、実はかなり高性能なロボットではないでしょうか。
障害物にぶつかった時にうどんが倒れて安定姿勢を取るのは、技術力の低さから察するにおそらく意図的に仕込んだ機能ではなく偶然だと思いますが、なんにしろかなり防御力が高そう。食品サンプルのうどんはそれなりの重量があり跳ね飛ばされにくそうですし。
人形には鈴を入れたけどモーター音にかき消されてしまった、というエピソードも心温まります。
前田 創「Tsukubot3号(つくぼっと3号)」
本大会最年少、小学5年生の参加です。
小学生がこれを作ったと思うと驚異の技術力です。しかしほかの参加者は全員、技術力はもとより大人げもない大人たち。金にものを言わせて、タミヤのキットを振りかざし全力で襲いかかります。この逆境に打ち勝って、なんとか優勝を目指してほしい。
個人的には足で歩くんじゃなくて振り袖(?)でチョコチョコ歩いてるところがたまらなくキュートだと思いました。エントリー時のコメントもグッときます。
「最近、おばあちゃんに見せたらおばあちゃんが操縦して壊れてしまったので修理中です。」(本人コメント)
成瀬ノンノウ「開発名:キャタピラー」
何度も申し上げておりますがヘボコン出場者の大半はタミヤのキットを使用しています。そのためヘボコン特有の事情として、「使用キットを見るとだいたいの性能がわかってしまう」という点が挙げられます。
その点、このロボットに関しては機体を大量の花でデコレーションすることで、完全にその性能を見えなくしていまず。他の大会にはない、ヘボコンならではのステルス性。
未知の部分の多いロボットですが、どんなロボットか当日を楽しみにしましょう。
山本「バッファロボ」
打って変わってのキット剥き出し感。かつバッファローの名前通りかなりの馬力もありそう。
キットにどこまで手を加えているかは画質の荒さゆえ計りかねるのですが、とりあえず見えるところで、角がクルクル回っちゃってる点はヘボくていいと思います。
ちなみに素早いと攻撃力が上がるものの、うっかり土俵を駆け抜けてしまうスピードも速いため、諸刃の剣です。
児玉忠大「俺のヘボコン壱号(仮称)」
何かの重機のラジコンのアーム部分を改造したものではと思いますが、詳細は不明です。これまでの本大会中ではダントツに金にものを言わせた感じで、もはやかっこいい。アームの先端は写真で見切れているので、攻撃方法等は不明です。
もう見た目から明らかに馬力が強そうですし、リモコン付きでコントロール性能も抜群。正攻法の試合なら本気出すとすんなり優勝してしまいそうですが、なにぶん参加ロボットが訳のわからない魑魅魍魎ばかりの大会です。一筋縄ではいかないカオスな試合展開を期待しています。
その他
本大会、下ネタに不寛容なことに定評がある主催者・石川が開催しておりますが、うっかり材料へのアダルトグッズ使用を禁止し忘れてしまったため、残念ながら2体も出場審査(早いもの順)を突破されてしまいました。
職場での閲覧にも対応、お子様からお年寄りまでみんなが楽しめるデイリーポータルZとしては、こちらに動画を貼るのははばかられられましたので、みなさま自己責任のもとにリンク先でご覧ください。
ちなみに前者は当サイトのライター、小堀さんが参加するチームです。
身内か。
2点とも最小限の技術力のもとに工夫だけで奇妙な動きを作り出しており、みなぎるヘボコンスピリットにあふれた作品なのですが、いかんせん材料が材料だったのでここではリンクのご紹介のみにとどめておきます。当日の活躍にご期待ください。
石川大樹「虎盾《Great Tigerwall》」
そして最後の32体目は、主催者である僕・石川みずからこちらのロボットで参戦します。
二頭の虎が担いだ巨大な壁、壁面には高速回転する車輪が取り付けられており、あらゆる障害物を跳ね飛ばしながら進んでいく……。
古代マケドニアのファランクス陣形にヒントを得たこのロボットは、タミヤのキット4台使いのモンスターマシン。実は主催者特権として自分だけ締切を引き伸ばしており、つい今さっき完成しました。
まだ試運転すらしていませんが、当日は圧倒的大活躍の予定です。
今週土曜日開催
こういうロボット(と呼んでいいのかも不明)が32体集まって激戦を繰り広げる、「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」。今週土曜日開催です。よそではまず見られない異常な出場者ラインナップに、「そそもそも試合になるのか」がいまのところ最大の心配事項です。日本のMakerムーブメントの平均点を大幅に引き下げる、歴史的ヘボイベントをぜひ見に来てください。
チケットは
→こちらから(残席わずか)
会場に来られる方へ
会場のカルカルはステージから遠い席も多いです。試合の様子は大きなモニタで中継しますのでどの席でも見られますが、肉眼で見たい方は前売り券ご購入の上、早めに会場に来ていい席を取られることをオススメします。