さるんぱ。そういう食があってもいい。
中国のメイソウという店が、ユニクロっぽくダイソーっぽく無印良品っぽくて、しかも変な日本語がいっぱいあるとニュースになった。検索してみたら想像以上に変な店だった。
そのメイソウという店は広東省にある。やはり広東である。
僕が過去に収集した変な日本語コレクションも、ほとんど広東省で作られている。やはり聖地は広東省。足を向けて寝られない。
変な日本語がチャーミーなメイソウ人気にあやかって、僕も集めた変な日本語のモノを公開していきたい。
食は目で見ても楽しむもの
外国人が日本料理を前に、まず感じ取るのが、見た目の綺麗さではないかと思う。もちろん皿を前にして感動するだろうが、その前にメニューを見ても「あぁきれいだなあ、食べたいなあ」なんて思いをめぐらす。
外国の日本料理屋のメニューには、ときどき変な日本語が混ざっている。「食は目で見ても楽しむ」とはよくいったもので、さらにプライスレスの言葉遊びでも楽しむのが外国の日本料理屋の満喫の仕方かもしれない。
長音が、どうしても横になってしまうんですな。 そのベタさを打ち消す「アフターバーナー刺身」というメニュー。跳ぶんだ。
なんでアフターバーナーはできるのに、ゴールデンロールの長音は書けないのだろう。 調理現場だけでなくメニュー制作現場をも想像する絶品のメニュー。
東京ロールだからアメリカンロールでなくてもせめて米国ロールと思いきや、 そうはイカのボリューム。
翻訳者は思うがままに英語と日本語を翻訳していく。 「退かぬ」「媚びぬ」「顧みぬ」のその勢い、中国翻訳界にサウザー様は多い。
写真は鰻っぽいし、鰻って書いてあるけど、鰻じゃない、コイなんだ。ボリューム美しい。
お新香の細巻きを、少量の香港にした上に、英語がHongしかないやっつけぶり。
知ってます。
「心臓容積ください」「あざーす!心臓容積いっちょー!」というやりとりを妄想する。
ハワイの巻。ニンニン!
いいかげん経済を思う
いきなりメニューからいったが、商店で見る変な日本語の製品は健在。翻訳が完璧でなくとも、いい加減でも翻訳者に報酬が渡され、経済が動く。
それってユルいんじゃないかとも思うけど、僕は思うに日本のマンション名やアパート名の横文字の名づけも結構いい加減で、ダメではなくてむしろいい。
変な日本語の商品を見るたびに、適当な翻訳者として日々暮らしていきたいと思う次第であります。
そう、自由自在に選べ。力に濁点だ。フリーダム。
イカスライスをイカス ライスに分ける味のある技。
イカスライスじゃないですけどね。
ハウスゲシズという余計ゴミっぽい響きをお掃除グッズに投入。
何がいいたいのか想像もつかない逸品。驚愕の濁点率。
「味うまい!ヘルシ!」--かたやこちらはカタコトの日本語話者が話しかけてくるようでリアル!
スベリ止めがフヘベリ止めになったのか。「りよラひん」とささやくような女性が素敵。
変な日本語の商品をプレヤントされて喜ぶ女性、僕もほしいです、しおュラーサイズでいいんで。
ミスしてもいい
日本で中国人を案内した。空港から繁華街を通って観光地まで、外国人が訪れそうなところは中国語も併記されてて、変な中国語も混ざっていた。
変な中国語というのは、中国人には想像して書けない変な中国語ということもあって、おかしくも興味深く笑っていた。
変な日本語は罪ではなく責め立てるものではなく、エンターテイメントだ。日本で話題となった中国のメイソウは、そのためかサイトを構築中にしてしまって閉じてしまった。
変な日本語発信者が、恥ずかしくならないようにしつつ、変な日本語の独特なエッセンスを味わいたい。