文字にツッコミ
最もみかけるのが、文字が微妙に違う変な日本語だ。「ツ」が「シ」になっていたり、「セ」が「ヤ」になっていたり。おそらく「正しい日本語が書かれたスキャンしてコンピューターが「コンナカンジデスカネ?」と出したものを、チェックせずチェックできず、そのまま出したと思われる。
変な日本語商品の中では一番メジャーだが、日本語商品自体が減っている。今どきのスマホゲームでいえば「レア」である。
タンサンと書こうとしたのだろうが、タソサソとなっている。世界的な定番の変な日本語の技法だ。
小さな文字になってしまうケース。ドライがドラィになると名古屋弁っぽい
中央におかれて実に不安そうなツの字。クラシックという言葉自体も正しいのか怪しくポイントは高い。
文章に惑わされる
おつまみ系の食べ物や、生活雑貨で変な日本語のパッケージをよく見るけれど、特に生活雑貨で斬新な変な日本語の文章に遭遇する。
ぼくは商店街の雑貨屋を発見したら必ず入って物色している。変な単語はあるけれど、変な日本語文章の商品は非常に少ない。スマホゲームでいうところの「激レア」である。
唯一できることを「小さい物を取るか」と疑問系で締めくくる斬新な変な日本語
「キヒ」もアレだが、これは「たたんでコンパクト」にはできないと思う
「眉そり用~る のナイフを」ここまで日本語フォームと違うとすがすがしい。「プリンセスか」とは。
「眉そり用~る のナイフを」ここまで日本語フォームと違うとすがすがしい。「プリンセスか」とは。
「引っかかゐそわがありますのご、」もいいが「部品」を「むひん」を読ませるのもイイ
「人気王」なんてなかなか名乗れない。検索してもひっかからない。素晴らしきオリジナリティ。
取り扱い上の注意で、いきなり「ですから」に説得力を感じる。
フックなのに突然出てくる「良いパン」の話。パンではないよ、I LOVE YOU
不一致に崩れおちる
上の良いパンしかり、パッケージと中身が完全に一致せず、見て吹き出す商品がたまーにある。スマホゲームでいうところの「超激レア」である。
中国語自体はおかしくないので、適当なひらがなカタカナを書いても、中国のお客さんは読めず買ってしまうのだろう。
その大きな文字が日本の風情ではない
タコでもなければふりかけでもない
グリーンレーズンが手書きっぽいのがまたたまらない。
もちっとはしてないと思う
こがねもちがじわじわとくる。なお今後とも一層のご愛顧のほどお願い申し上げます
下手な外国語数打ちゃキャッチー
ぼくらが発想できなさそうなことや、発想しても躊躇しそうな文言を駆使してさくっと商品化するのだからすごい。中国のデザイナーはとんでもなくクリエイティブに思えてきた。
外国人が日本の料理を真似して作ると、時に日本の常識を覆すような料理ができるが、ちょうどそんな感じで、文字がアブノーマルに紡がれる。ぼくらが着る英語のシャツやフランス語のマンションもそうだろうか。ぼくも外国で覚えた言葉を使いこなし、商品パッケージをデザインして、「オー、クリエイティブ!」と言われたい。
せっかく中国人クリエイターが開発した日本語の文章だし、これをぜひ活用して欲しい。誰かネットで「人気王」を名乗って欲しい。