でかかった!
どどーん!とでかい。今いるここが2階の部分のペデストリアンデッキ。
天安門広場ばりに大きな広場がある(ペデストリアンデッキ!)が、ほとんど人がいない。 高層ビル街を球体にしたオブジェを見る人が2人のみ。でかい、ああでかい。
最初に行ったのは、深セン北駅。深セン駅は香港との国境近くにあるけれど、それとは随分遠い北のほうに深セン北駅がある。
高速鉄道とは別に地下鉄が2路線が走っていて、駅の中に入ると乗り換えの人の波があるし、周りにはマンションやら家もあるにはあるけれど、駅のすぐ外には全くといっていいほど人がいない。
つまりものすごく広場がでかいのだ。東京ドーム何個分と例えられそうなほど大きい。
で、また、駅の待合室もものすごくでかい。
切符を買った先で改札を待つスペースがひたすら広い。
待合室がまた広い。空港の中と言われることもあるけれど、椅子のほかは何もないスペースが広すぎて、空港よりもだだっ広く感じてしまう。がら空きの展示場の中を歩いているような気分だ。
あまりに広いので調べてみたら、深セン北駅の建物の面積が74573㎡、総面積が182074㎡。「東京ドーム何個分」でお馴染みの東京ドームが46755㎡だって。そりゃ大きいはずだ。駅ナカでの巨大イベントが普通にできそうだ。
すぐ隣の香港からの観光客グループが並んで自動改札を通ってた。
僕が入手した切符は古いタイプだったので、昔懐かしハサミが入った。
切符に書いてあった「広州北」駅というのは広州という大きな都市の北にあるのだけれど、深セン駅からの新幹線みたいなものの終点が「広州南」駅で、広州北駅には1日2本しか到着しないのだとか。
だからこそ広州北駅にGo!なのだが、一旦広州南駅でも降りてみた。
ひっきりなしには走ってないけれど、プラットフォームは広い。
田舎の駅のように改札が開く短い時間にぞろぞろぞろーっと乗ってくる。
中国では新幹線みたいな電車でもカップラーメンや茶を飲むための熱湯が出る給水器が車内にある。
途中で何駅か通過し1駅停車。駅前にしてこれ。閑散駅っぽくて降りたくなる。
さらにアート入ってでかい!
深セン北駅は、市街地の北のほうにあったので、まだ街中の駅という感じがした。しかし広州南駅は市街地にすらなく、辛うじて地下鉄が繋がっているだけだった。
深セン北駅もペデストリアンデッキと駅の大きさだけが目立ったが、広州南駅はさらにそれに磨きがかかっている感じだった。
大都会広州へ夢を抱き新幹線みたいな電車に乗り込んで上京した人は、辺り一面の草むらをみて、どう思うのだろうか、気になるところである。
深セン北駅よりも無人で、駅前は安中榛名よりも広々と感じる。
中はどうしようもなく広い。アリの流れのように人が流れる動線以外は不安なほど人がいない。
スケールが巨大なモニターがある。ここが基地に思えてきたついで、ニュースの人がデスラー総統に見えてきた。
それでも待合室には人がいっぱい
広州北駅は普通でした。
広州北駅はよくある中国の普通の駅だった。
中国のどこにもありがちな駅だけに味のある広告。
途中で途切れててCG感満載。
無慈悲な大きさ
ターミナル駅「広州南駅」の次は「広州北駅」だ。大都市の南から北へ突っ切るので摩天楼が見えると思いきや、市街地は地下をくぐって、真ん中に駅を設けずつっきるのだから、いさぎよい。
広州北駅は閑散駅かと思ったら、既存の在来線の鉄道駅に併設されたので、中国でよくありがちな地方の駅だった。ギャップが面白い。
中国の高速鉄道を楽しむなら、無慈悲なまでの巨大な駅を足で歩くのが一番だろう。こんどは中国の閑散駅を攻めたい。
ただし広州北駅の列車本数は1日12本と大都会にして無慈悲。