ざざっと内容紹介
今回参考にするのは、「おもちゃの作り方2 空きカン全集」 (21世紀ブックス)。昭和50年に発行されたものだ。
パラパラと本をめくってみるが、本当に作れそうなものがあまり載っていない! という印象。
缶の可能性がここに!
絶対に乗りたくない
身体を縛り付けてる! 危険すぎる!
全然安心じゃない
たぶん、実際に作ってないんじゃないかと思う。
中にはちょっと試しにつくってみたい探偵グッズっぽいものや、
インターホンにもなるらしい
どーいう仕組みだ
これほんとに出来たら便利かもなーという食べ物系もいくつか。
数少ない、上手くいけば便利そうなもの
難易度高すぎて絶対できない
今回作るのはコレ
そんな中から、今回選んだのはコレ!
「カンカンヘルメット」。
夏はバツグンの防熱効果。ガラスがふろうとカラスがつつこうと平気なのだ、というほんとかよというシロモノである。
これだけ見ると、かっこいいものが出来そうな気がほんのちょっとしてきたがどうか
なんとこのカンカンヘルメットには、実物大型紙がついているので、その通りに作ってみることにする。
まさかこれがヘルメットに!?
コピーして切り抜く
缶を解体して
型をとる
型をとって、普通のはさみで切っていたが、ふと本に書いてある注意書きが目にとまる。
「いらないはさみをつかうこと」って、いいのかそれで。缶を切ったら壊れるから捨てろってことか。
缶切り用のはさみを使えばよかったんだろうけど、普通のはさみでも充分いけた。そして壊れなかった
そういえば、缶の形っていつの頃からか変わったので、平らな部分の面積が、意外と昔の缶よりも少ない気がする。
ガタガタの部分、要らない
パーツによっては350ml缶では足りず、大きめの缶を使うことに。
「現代の350ml缶、昔の缶と比べて平らな部分の面積が少ない」という知識なんて、今後の人生で役に立つことはまあないだろうなー。
ツバの部分、350ml缶じゃ足りず
帽子のツバはこの色にしよう、と考えつつビール買ったのなんて初めて
組み立てて完成
缶に穴をあけて、靴ひもをしばるかのように缶同士をしばっていって、
縫い目となる穴をあける
靴ひもっぽい
ハンチング帽っぽいというか
ツバさえなければ、ほんのちょっとだけ王冠っぽくなくもない
もう、なんだろうこれ
かぶって出歩いてみる
せっかくなので、かぶいて出歩いてみよう!
……と思って頭の上に乗せてみたが、
ぐいぐいと頭を押しこもうとしてみるが……
あ、ダメだこれ。浮いてくる!
うそつけ!!
調節もなにもあったもんじゃない
ガラスがふろうとへいきと言われたが
棒で叩かれてもなんの保護にもならず
ちょっとスキップしてみようとしただけで
落ちるし
あーー、もう缶のゴミとして捨ててやろうか
そしてこのヘルメット、注意して持たないと服に引っかかってほつれたりするのだ。厄介すぎる。
手放しでも持ち歩けるが
服が傷む
確認してないからなんとも言えないが、夏に防熱効果がバツグンってのも信じられない。
呑気にアイス食ってる場合か
かぶれないし、布には引っかかるし、まったくいいことない!
キーー!!!
訴えてやる!!
くる
りん
ぱ
というアレだけは、いくらでも無遠慮にできますよ、このヘルメット。
という用途だけは自信を持って推しておこう。
まあ、見慣れれば不自然じゃないことは……いや、見慣れないな、これは
缶工作、凶器だった
缶を使った工作って、小学生以来だったような気がするが、手を切りそうで予想以上におそるおそるだった。
あと、缶とはさみがこすれる音がすごく苦手だ。どうにかならないかな、あれ。