能面メイクが大成功したらこうなる
このメイクが大成功した場合、お面を付けてるとばかり思ってたあの人が、実はお面を付けてなかった! という事態が起こる。
ずっとお面だと思ってたあの子が実はお面じゃなかった!
マクドナルドのドナルドだって、歌舞伎のメイクだって、誰がやってもそんなに変わらない顔が出来上がる(……と思ってるのは気のせいだろうか。)
だったら、能面メイクはどうだろう。
見本を見ながらメイク開始
メイクしてたら、横から「お歯黒だから既婚ですね」と言われた
はじめての白塗り
まず、メイク道具は以下の通り。
白いドーラン。そして黒いアイライナー、眉ペンシル。
ドーランを買ったときに、ちゃんと塗れば眉は消えると聞いてたが、「絆創膏を貼ったほうが目立たなくなるらしい」という助言がどこからか聞こえてきたので実践してみた。
これでいいのか、探り探り
絆創膏目立ってるような、そうでもないような
口紅も、能面の唇っぽいカラーのものを持ってなかったので、急きょ100円ショップで購入。
能面っぽいという視点で口紅を選ぶ機会なんて、もう一生訪れない自信がある。
あ、これ能面がしてそう! って思って買った口紅
口紅塗ってみたらトランプマンのことを思い出した
「白塗りに口紅」の組み合わせを見た瞬間、トランプマンを思い出した。
もういっそのこと「トランプマンになってみた」という企画に変更したい衝動に駆られたが、なんとか抑える。
今どうしてるんだろう、あの人。
タモリ=トランプマン説なんかもあったなー、20年ぐらい前に。あれも誰が塗ってもああなるのか気になる。
ちょっとトランプマンの企画に変更したくなったところで軌道修正。今回はこっち!
そして仕上げへ
本当に能面っぽくなるだろうか……と不安を覚えていたが、周りから「重要なポイントは眉毛なんじゃないか」と言われる。
額のあたりに眉毛を描いて……
髪の毛はピッチリとしたセンター分けで固めると……
ちょっと……これは……。能面ではなく……バカ殿??
と、ひとまず脳内で、能面全否定をしていたが、周りの反応が意外と「あー、遠巻きに見ると能面……!」と言ってくれた。
え、ほんとに?!
展示物に見えるだろうか、と思いつつ立ってたが、全然そんなことなかった
仕事帰りのOL達の見世物になる能面
上の写真の撮影中、どこからか「勝ち組と負け組」という声が聞こえてきた。ま……負け組……!! 負けてたまるか!
知らない人から説明を求められたときに、めんどくさいので「アートです」と説明するしかない一枚
How to 能面顔(表情)
能面メイクをしたところで、油断した表情をしていたのでは、バカ殿にしか見えない。
だが、ちょっとした表情の工夫で能面に近づく瞬間があるのだ。
能面っぽい口が上手くできず引きつり笑い
能面の口に近い! と言われた一枚
おちょぼ口気味だけど、口角がちょっと上がり気味。能面の口をいざやろうとすると難しい! 何度もこの口の形をしようと試みたが、能面の笑い方って、人としてちょっと不自然なんじゃないか。
次に目。いくら能面の目が細いからと言って、目を細めすぎてはアウトだ。
程よい目の開きが良い
細すぎても能面っぽさが落ちるので注意!
How to 能面メイク
最初、白塗りにちょっと切れ長の目、という程度のメイクをしていたが、やりすぎぐらいが良いのだと途中で気付いた。
能面の特徴は、過度なぐらい描きこむのが良い
あの人(能面)の笑顔を再現しようとすると、やっぱり化粧という補助があったほうがそれっぽく見える。
口角の上がり具合など、描きこむのはちょっと難しかったが、自分の唇の輪郭など無視して思い切って描きこむと良いと思う。
能面っぽさ構成要素まとめ
ここまでに挙げた、いくつかの能面っぽさ構成要素、更に思いつく能面っぽい要素をまとめてみる。こんな要素から成り立ってる能面だが……
能面構成要素
時にバカ殿っぽくも見え、時に能面っぽく見える、その要因は一体なんなんだろう?
各要素を組み合わせ、重なり合った部分が能面
色が濃い部分ほど、超能面っぽい! ってことになる。
もし能面メイクをする場合は、上記の項目に気を付ければ近づけるんじゃないかと思う。
白塗り、楽しい!
またトランプマンの話に戻るが、今度はトランプマンになってみたい。まったく普通だが、舞妓にもなってみたい。
とにかく白塗りが楽しかった。
今回あまったドーランを使って、また何かしてみたいと思う。
鎧と並んだらオブジェっぽくなれるかな? と思ったが、なれなかった