特集 2023年9月10日

技あり‼ハンディファンがでんでん太鼓に早変わり?

この夏。ハンディファンはもはや、若者だけのものではなく、あらゆる世代に定着した印象がある。

だからこそ、猛烈な暑さがようやくピークを超えそうな今、訴えたい。

ハンディファンは夏が過ぎても、いや、工夫次第では一年中使える便利アイテムだということを。

1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。

前の記事:身の回りの物を使って真円を描けるか?

> 個人サイト 片手袋大全

ハンディファンは無限の可能性を秘めている

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私のはIKEAのやつです

ハンディファンを目にするようになったのは、いつ頃からだったろう? 昨年くらいまでは若者のアイテムだと思っていたが、今年はあまりの暑さに私も堪らず手にする日があった。

実際に使ってみて気づいた。細長い取っ手に、円形のファン。この形状、工夫次第では他にも様々な用途に使えるのではないか?

シーン①突発的なクイズ大会に

昨今、日常生活の中で唐突にクイズを出題される場面が増えた。テレビはどこもかしこもクイズばかりやっているし、電車内のモニターも人気キャラ達が次々難問を出題してくる。目的の駅に到着しそうなのにクイズの答えが表示されなくて、イライラした経験が皆さんもあるだろう。

でもクイズって、確かに良いのを思いつくと人に出したくなる。ある日のDPZの取材中も、突然私の「クイズ出題したい欲」がムクムクと湧き上がってきた。

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「林さん、クイズ出して良いですか?」「え?良いですよ」

林さんもノリノリ。最高のクイズチャンス到来だが、それなりの演出がなければ盛り上がりに欠けるかもしれない。だけど、私にはハンディファンがある。

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この鞄の中に、私のハンディファン七つ道具が詰まっているのです
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ようし、ちょっくら待ってくださいよ
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おもむろに地べたに座り込んで作業を始めた私を、訝しげに見つめる林さん

できた~!

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ファン部分の裏表に○×を装着。持ち手にiphoneを取りつけ、アプリから効果音を出す構造

私「それでは問題です!日本で三番目に多い名字は“高橋”である。〇か×か?」

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林さん「え~。高橋じゃないと思うな。バツ!」
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ブッブ~!正解は高橋なのでマルでした!
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便利なハンディファンが羨ましそうな林さん。あげませんよ!
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シーン②落ち込んでる人を励ましたい!

ありゃ? あそこに座ってるのは安藤さんじゃないか? なんか落ち込んでるな。

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取材中、偶然道端に座り込んでいる安藤さんと遭遇
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話を聞くと「夢の中でも記事を書いてしまうので、心が解放される時間がない」とのこと
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目の前で準備する私を観察する余裕すらない安藤さん。これは一刻を争う

できた~!

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ファン部分の裏表に太鼓を装着。重りのついた紐をスリットに結べば、でんでん太鼓に

安藤さん、このでんでん太鼓の音色を聞いてください!

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ん?なんだ、この愉快な音色は?
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なんだか楽しい気分になってきた!
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うわ~い! 心が軽くなり、思わず立ち上がってガッツポーズの安藤さん!
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泣いたカラスがもう笑った!

⏩ 急な卓球の試合にも!!

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