特集 2017年4月3日

カップラーメンをつけ麺スタイルで食べてみる

カップラーメンのつけ麺、意外とうまい!
カップラーメンのつけ麺、意外とうまい!
ここ数年、冷やした麺を熱いスープで食べさせるつけ麺スタイルのラーメン屋が増えている。水で締められた麺は歯ごたえが増し、余計なぬめりが洗い流され、ダイレクトに麺のうまさが楽しめる。

このスタイル、カップラーメンにも応用できるのではないだろうか。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー)

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麺がうまいカップラーメンといえばラ王

この企画は麺がうまくなければ成り立たない。うまい麺といえばラ王である。初めて食べた時の衝撃はすごかったが、そこからさらに進化を続けているのがすごい。

数あるラ王の中から選んだのは、つけ麺にしてうまいであろう背脂コク醤油。
つけ麺にするためにあるようなカップラーメンではないか。
つけ麺にするためにあるようなカップラーメンではないか。
作り方は麺と具を別々に熱湯で温めて、スープはかなり濃い目に作っておく。

スープに魚粉や酢を少々チョイ足しすると、よりつけ麺っぽくなるだろうが、今回はあえてラ王に入っているものだけで攻めてみよう。
スープは熱々が理想なので、麺を湯切りしてから熱湯を注ごう。
スープは熱々が理想なので、麺を湯切りしてから熱湯を注ごう。
5分経ったらザルにあけて、流水でしっかりと洗って水気を切る。

さすがラ王、洗っている感覚が生麺と変わらない。これはうまい麺だ。
イメージよりも黄色いな。
イメージよりも黄色いな。

ラ王のつけ麺、うまいよ

かやくのネギはスープに加え、海苔とチャーシューを麺に沿えたらできあがり。

かなりの完成度である。こういう食べ方のためにあるカップラーメンに思えてきたぞ。
完璧じゃないですかこれ。
完璧じゃないですかこれ。
どれどれとつまみ上げた麺の下半分をスープに浸してすすってみると、麺のコシがしっかりと感じられ、喉越しもツルツル。

冷たく味をつけてない麺と、熱く濃い味のスープとのメリハリが素晴らしい。いけるな、これ。
想像以上にうまい!
想像以上にうまい!
ただ欠点は、この食べ方だと一瞬で食べ終わってしまうことだろうか。ラーメン屋のつけ麺が、大盛り無料を謳う店が多い理由がよくわかった。

うまいだけに切ない。麺を倍量にしてラ王のつけ麺を発売してほしい。

スーパーカップはどうだろう

ラ王は麺がカップラーメンとしては驚異的にうまいので、今度は量が一番のウリであるスーパーカップを試してみよう。
スーパーカップといえば豚キムチ。
スーパーカップといえば豚キムチ。
「シゲキ的噛みごたえ」と書かれているくらいだから、つけ麺にしてもそこそこうまいかなと思ったら、これもうまいじゃないですか。

まず量が多いというのが嬉しい。そして水で締めているから伸びにくく、最後まで美味しくいただける。これも売れそうな気がしてきたぞ。
濃い豚キムチのジャンキーなスープも最高。
濃い豚キムチのジャンキーなスープも最高。

どん兵衛のそばでもいいのでは?

カップラーメンがうまいのならば、インスタントのうどんやそばだってうまいはず。

試してみるのはどん兵衛の鴨だしそばである。
これが冷たくてもうまかったら、それって発明じゃないですか?
これが冷たくてもうまかったら、それって発明じゃないですか?
さっそく試してみると、いつものおなじみの麺だが温度がまったく違うという違和感がおもしろい。そしてつゆの鴨だしが濃く感じられて高級感がアップ。これもありだ。

ただ冷たい蕎麦しか認めない感じが、意識の高い中二病みたいで恥ずかしいかな。
写真だとインスタントに見えないですね。
写真だとインスタントに見えないですね。
ちょっとおもしろかったので、しばらくはこのスタイルでカップラーメンを食べ続けると思う。

可能性は無限大だ

カップラーメンをつけ麺にして食べるという発想の展開、カップヌードルみたいに麺とスープが一体化しているものは無理だけど、それ以外だったら何でもアリかもしれない。

これぞクールジャパン、この食べ方は流行るような気がしてきた。
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