小出し記事「【2週間】素人がパンを毎日つくったらうまくなるのか?」
ライター:megaya
第一回:0日目 準備編
第二回:1~3日目 丸パン、ドーナツ型、コーンマヨ
第三回:4~6日目 慢心、そして再出発
第四回:7~9日目 新しい道具、材料
※小出し記事は書けたところから即、小出しに公開する連載企画です!
1日目 - 自分で作ったパンはかわいい
右も左もわからないためまずはレシピのとおりに作っていく。作り方を簡単に説明すると以下のようになる。
2. ぬるま湯を入れる
3. インスタントドライイーストを入れてお湯で溶かす
4. 生地がなめらかになるまで混ぜ合わせる
5. 切って形を整形する
6. 濡れた布をかけて冷蔵庫で冷やす
7. 焼く
今回は「日本一適当なパン教室」という本を参考にしているため、簡易的なレシピになっている。
簡易的なレシピ……と言っても僕自身がパン作りをしたことがないためどれだけ簡単なのかよくわからない。むしろ「思ったよりもやることが多いな」といきなり心が折れそうになった。
とにもかくにもやってみないことにはわからない。やって!TRY!
ドライイーストを初めて使ったのだけれど、焼きたてパンの香りを100倍圧縮したような匂いがする。良い匂いと思いきやけっこうキツイ。香水と一緒でパンの良い匂いも強すぎるクドく感じるんだな……
というかパンの香りってイースト菌のおかげだったのか。
か、かわいい……
料理をしていてかわいいと思ったのは初めてだった。パン作りとは我が子を己の手で生み出す魔法なのだ。
パン作りをしていて初めて抱いた感情は「愛」でした。
パンだ!パンが焼けた!!!
レシピどおりにやればできるとは思っていたが、いざ完成してみると感動が押し寄せてくる。オーブンを開けた瞬間にふわっとパン屋の香りが漂ってくる。
もうパン屋じゃん。子どもの頃にパン作りを体験していたら「将来はパン屋になる」という夢を間違いなく抱いたはずだ。
味付けは塩と砂糖とバターだけのはずなのに、なぜこんなにも幸せな味がするのだろうか。一口噛んだ瞬間に作った苦労など一瞬で吹き飛んだ。
しかし、思ったよりもしっかりとパンの味になっているもんだなぁ。自宅で菌を利用して作るって考えると不思議だなぁ。パン作り楽しすぎる…!!
2日目 - 材料は同じでもまったく違うものに変貌する
1日目は基本的な丸パンを作ったので、2日目はおしゃれな形のパンに挑戦したいと思う。
ドーナツ風のパンを作ってキレイに焼けて感動したのもあるが、同じ材料/作り方でまったく違うパンができることに驚いた。
もしかしたら理屈的には基本の丸パンができれば、すべてのパンが生み出せるのかもしれない。
形だけじゃなくて食感や歯ごたえも形が変わるとまったく違うものに変貌する。
昨日の丸パンは外がカリカリだったが、ドーナツ風のパンは全体的にしっとりしている。ますますパン作りって不思議だ。2日目にして奥深さを感じる。
3日目 - 味のついたパンが食べたい
2日目に作ったドーナツパンは美味しかったが、1日目とまったく同じ味だったのでさすがに飽きてきた。
この2日でパンのベースは作れるようになったので、今日は惣菜パンを作ろう!
これこれ!パンってこれだよ!!
食材を加えるだけでこんなにも表情が変わる。前日と同じ材料で作ったと誰が思うだろうか。ああ、最高。ちょっと味に飽きていたからこれはたまらない。
これあれだ、のせる材料を変えるだけで無限の惣菜が作れるな。小学生のときに憧れていた無限を俺は手に入れてしまった。
・パンはかわいい
・同じ材料でこんなにも違うパンになるのかという驚き
・基本ができていればパンは無限に作れる
3日目にしては美味しくできているが、やっぱりパンがちょい硬かったり、風味がちょっと弱かったりと不満を感じる部分も多々ある。当たり前だが改良すべき点はまだまだある。
いや〜、振り返って写真を見ても自分が作ったパンはかわいいなぁ……!
小出し記事「【2週間】素人がパンを毎日つくったらうまくなるのか?」
ライター:megaya
第一回:0日目 準備編
第二回:1~3日目 丸パン、ドーナツ型、コーンマヨ
第三回:4~6日目 慢心、そして再出発
第四回:7~9日目 新しい道具、材料
※小出し記事は書けたところから即、小出しに公開する連載企画です!
※『デイリーポータルZをはげます会』のサポートによってこの記事を制作しました。