小出し記事 2021年3月25日

餃子を上手に焼きたい! その4~羽根付き餃子

まさか羽根付き餃子を焼くことが出来るなんて……?

前回は失敗しにくそうなやり方を採用したことで、無事餃子を焼くことが出来た。
今回は逆にアグレッシブにいくやり方に挑戦していきたい。

それが羽根付き餃子の焼き方だ。
すごい、この前まで元・餃子を生み出していた男がそんなあこがれの存在に手を出していいのか。

1987年兵庫生まれ。会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。難しい名字のせいで、家族が偽名で飲食店の予約をするのが悩みです。(動画インタビュー

前の記事:餃子を上手に焼きたい!その3~焼けたぞ餃子

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小出し記事「餃子を上手に焼きたい」
ライター:爲房新太朗

第1回:食べたら餃子
第2回:形は餃子

第3回:焼けたぞ餃子
第4回:羽根付き餃子
第5回:リベンジ餃子

※小出し記事は書けたところから即、小出しに公開する連載企画です! Twitterをフォローしていただくと、続きが公開されたときにお知らせします↓

餃子界の花形へ挑んでいく

羽根付き餃子ほど「おいしそう」をカタチにしたものはないのではないか。

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数年前に蒲田で食べた羽根付き餃子、美味しかったな……!

これが自分で作れるなんてもう夢物語である。教えていただいた作り方はこちら。

えすた・けいさんより(一部記述を省略しています)

1)フライパンは火にかけずに餃子を矢車状に丸く並べます
2)生餃子のパッケージに残っている打ち粉を計量カップに入れてポットのお湯150㏄くらいで溶かします
 ※打ち粉が残っていなかったら小麦粉を小さじ1/2~1くらいをお湯で溶く
3)フライパンに入れた餃子に小麦粉を溶いたお湯を上からかけ入れます
4)蓋をしてフライパンを火にかけます 強火で4分が目安
5)水が減ってきて糊状になりブクブク泡立ってきたら火を弱めて油をまわしかけます
6)糊状の液がカリカリに水気が無くなり茶色の「おこげ」になってきたら羽付き餃子の出来上がり

これを実践するだけで羽根付き餃子が……?早速やっていこう。

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これまではチルドの餃子だったが、今回は生餃子でいきます。
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餃子を並べたあとに残った打ち粉を、
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お湯で溶く。すこし少ない気がしたので、小麦粉を足した。それでも薄いような気もするが、大丈夫かな?
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並べた餃子に掛ける。「餃子についている打ち粉を洗い流す感じで」とあった。なるほど。
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フタをして火にかけ、水が減ってきたらフタを開ける。

あー、ちょっと待って。この皮のデロデロ感、見覚えがあるよ。
これは、ヤツが来るんじゃないかな。

焦って餃子をフライ返しで剥がそうとするが、なかなか取れない。
あれこれ奮闘して出来上がったものがこちら。

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やぁ!元・餃子だよ!

出た!久しぶり!
元・餃子が2回ぶり3回目の出場だ。

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全部の餃子の底がフライパンにくっついて、逆に新たな料理のようにさえ見える。

妻から「餃子じゃない餃子を作るプロ」「ここまで来ると食べても(口の中で)餃子にならない」「餃子味の新商品の試食をしているみたい」とありがたいお言葉をいただく。

実は作る途中でお湯が多すぎる・小麦粉が少なすぎる気がして、餃子が浸る程度しか入れなかったのだ。
その後にやはり全部入れた方がいいのでは……?と思い直してお湯を全部入れたのだが、手順に沿わなかったことが良くなかったように思う。

これはやり方は何も悪くなく、自分の適当さと慢心が招いた結果である。すみません、また私がやりました。

そもそも上手に焼けない人間なのだから、勝手に判断してはいけない。盲目的にやり方を信じて進むだけだと改めて肝に命じた。

リベンジ・羽根付き餃子

もう1つ、羽根付き餃子を焼くやり方を送ってくださった方がいる。こちらでリベンジしたい。

とれさんより

サラダ油をひいて油から煙が出るまで温める
餃子を並べる
焦げ目を付ける。
小麦粉(羽根の素)とコンソメまたは鶏ガラを溶いたお湯を餃子がひたひたになるまでかける
蓋をする
水分がほぼなくなるまで強火で放置
蓋を取る
ごま油を香り付けにかける
火力を弱め水分を飛ばす

とれさんは浜松市民とのことだ。これは下手なことは出来ない。
緊張しつつ挑戦しよう。

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小麦粉と鶏ガラを先にお湯で溶いておく。鶏ガラを入れるのがこだわりを感じてかっこいい。
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溶いたらこんな感じに。だいぶ色が濃いのは、先ほどの反省を生かして小麦粉を気持ち多めにしたから。
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熱したフライパンに餃子をイン。フライパンをガンガン熱するのはこれまでのやり方ではなかったので、こわい!
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強火のままお湯を入れる。これもこわい!
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周りが茶色くなった。焦げてない?大丈夫?

こわがりながらも、ごま油をかける。
フライ返しで剥がそうとするが、またもなかなか入っていかない。ダメか……!?

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あ!と思ったら!
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きれいに剥がれた!
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う、うわー!
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羽根付き餃子だ!隣にあるのは別の宇宙から来た餃子と呼ばれるもの。

小麦粉が多かったようで梅蘭の焼きそばのような見た目になってしまったが、羽根付き餃子だ!

おれが、羽根付き餃子を焼ける日が……!
ただただ感動である。

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めちゃくちゃ嬉しそうだな。
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食べる。羽根にも味がついていて美味しい!

羽根付き餃子が天を舞った。今日という日を羽根付き記念日と定めたい。

最初に失敗したときは、どうやら羽根と餃子の間にフライ返しを入れてしまったのが原因のようだ。
フライパンと羽根の間にフライ返しをねじ込む必要があったのだ。
羽根付き餃子の構造がわかっていなかった。

あと、羽根の部分が茶色くなるまでしっかり焼かないといけないことを学んだ。何事も我慢が肝心だ。

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これを踏まえて、えすた・けいさんの方法で再度焼いたものがこちら。

完全に習得出来たのではないか。
デロデロの元・餃子を生み出していたときとは雲泥の差である。

次回がいよいよ最終回、総仕上げとしたい。

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