小出し記事 2021年3月8日

餃子を上手に焼きたい! その2~形は餃子

果たしてうまく焼けるのか…!

前回の記事ではあまりにひどい餃子の模様をお届けした。
「そうはならんだろう!」という感想をたくさんいただいた。自分もそう思いたいが、現実に起きた話なのだ。

あの元・餃子を今後は現実世界に登場させないために、デイリーポータルZをはげます会で餃子の焼き方を募ったところ、あっという間に17名の方が教えてくれた。ありがたい限りである。

早速試していきたい。

1987年兵庫生まれ。会社員のかたわら、むだなものを作る活動をしています。難しい名字のせいで、家族が偽名で飲食店の予約をするのが悩みです。(動画インタビュー

前の記事:餃子を上手に焼きたい! その1~食べたら餃子

> 個人サイト むだな ものを つくる

小出し記事「餃子を上手に焼きたい」
ライター:爲房新太朗

第1回:食べたら餃子
第2回:形は餃子

第3回:焼けたぞ餃子
第4回:羽根付き餃子
第5回:リベンジ餃子

※小出し記事は書けたところから即、小出しに公開する連載企画です! Twitterをフォローしていただくと、続きが公開されたときにお知らせします↓

自分のやり方に近い方法で試す

教えてもらった方法の中でも、自分の焼き方に近いものにまずはトライしていこう。

nemさんのやり方
手作り餃子の場合、しかもかなり一般的な調理法ですが。。。
・油をまわしたフライパンをしっかり加熱する(1分以上)
・一旦火を弱めて餃子を並べ、ふたをして熱湯100~150ccを注ぎ3~5分加熱する
・蓋を取りゴマ油小さじ1/2程度を鍋肌から回し入れ、焼き色がつくまで2~3分程度強火で焼き、シリコン製をはじめ柔軟性に優れたフライ返し的なものでフライパンからはがし、盛り付ける

フライ返しのところに知見を感じる。失敗しなさそう。
早速やってみよう。

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焼くところがどれだけうまくなるかを検証したいので、市販のチルド餃子を焼いていきます。
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フライパンに油を引いて加熱し、餃子を並べて焼く。
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お湯を入れる。ちょっと多いかな?でも餃子が軽く浸っているくらいだから良いか。
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蓋をする。水気が飛んだらごま油を回しかけ、焼いたら……
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よう!おれだよ、元・餃子だよ!

また出会った!!そんなことあります?

正直、教えてもらったやり方なら大丈夫だろうと思っていた。
なのでグチャグチャの餃子が現れたときの感想は「残念」ではなく「びっくり」であった。

一体なぜこんなことになってしまうのか。
フライパンを見てみよう。

006.jpg
フライパンに当たっていた餃子の皮がごっそり付いている。

どうも最初に熱したフライパンの上に餃子を置いたときに放置しすぎたようだ。
この時点で皮がフライパンとくっついてしまっているのではないか。

それから、やはりお湯が多すぎたようだ。
やり方を教えてくれたnemさんは「手作り餃子の場合」と注釈をちゃんと入れてくれている。
チルド餃子は既に調理されているので、手作り餃子よりも皮がやわらかい。
それを考慮せずにお湯を入れてしまったので、底の皮はくっつきそれ以外の皮はグズグズになってしまったのだろう。
そうなるともうグチャグチャの餃子にまっしぐらである。

やり方は何も悪くなく、自分の適当さと慢心が招いた結果である。すみません、私がやりました。

とにかく「最初に焼きすぎない」「水(お湯)を入れすぎない」に気をつける必要がありそうだ。

大多数派のやり方をやる

気をつけるべきポイントがなんとなく出てきたところで、今度は一番数が多く集まったやり方でいこう。

ふみえさんのやり方
・火を点ける前のフライパンに 油を薄くひき、餃子を並べる(押し付けるように並べると フライパンに接する面が広くなって いい感じに焼けます)
・火を点けて フライパンが温まってきたら 餃子が半分隠れるくらい熱湯(!)を入れて蓋をする(この時点で 餃子に焼き色をつける必要はありません)
・水分が無くなったら蓋を取って ゴマ油をまわしかけて 餃子に焼き色をつける
(suchiさん・ERIKOさん・junchanさん・SATOSHI OOSHIMAさん・ほりさんからも同様のやり方をいただきました)

先ほどと異なるのは、なんといっても「火を点ける前に餃子を並べて、それから火を点ける」というところだろう。
なるほど、これならいきなり餃子の皮がフライパンと融合することは防げそうだ。

それから個人的な反省ポイントとして、餃子の量に比べてフライパンが大きすぎたのもいけないのではという気がしている。

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ここの部分、完全に余計な水分なのでは。

もう少し小さいフライパンなら、お湯が多かったときにすぐ分かるだろう。

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ということで一回り小さいフライパンで試す。

火を点ける前に餃子を並べるので、餃子のポジショニングがうまくいかなくても焦ることがなくていい。
これもう正解なんじゃないの!?

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音がしてきたら熱湯を注いでフタをし、水分がなくなった頃合いを見計らってフタを取る。餃子がふっくらしていておいしそう!
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ごま油を回しかけて、焼き目をつければ……
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出来た!焦げたけど。

餃子の形になってる~~~!
出来たときに素直に思った感想だが、振り返るとめちゃくちゃ低レベルな感動だ。

ごま油が多すぎて焦げてしまったが、誰が見ても餃子と答えられるビジュアルになったことが重要だ。

012.jpg
比較するまでもないが比較する。なんだ右のやつは。
013.jpg
自撮りして食べたら、すごい嬉しそうな顔になっていて自分のことながら笑ってしまった。

見てくれを餃子にするという最低ラインは達成することが出来た。

ここからV字回復、伸びしろしかないはずだ。次回の餃子にご期待ください(あまりハードルを上げると元・餃子が現れるフラグになるかもしれない)。

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