早速、チャレンジ。しかし、難しい
事務所の近所にはコンビニが割とある。最寄はファミリーマートで、その近くにローソンとサンクス、ちょっと離れてセブンイレブンがあって、更にちょっと離れるとファミリーマートがもう一軒。
レシート川柳を完成させるため、早速コンビニをまわってみた。
まずはサンクスに入り店内を物色する。食べたい物とか必要な物を探すわけではなく、商品名が5文字と7文字の物にターゲットを絞る。今までにそんな買い物をしたことはない。
サンクスの冷蔵コーナー
冷蔵コーナーから最適と思われる商品を3つセレクトしてレジに持っていく。ここで気をつけないといけないのは、レジ打ちしてもらう順番だ。7文字の商品を先に打たれてしまったら川柳が成り立たない。僕が考えた順番通りにレジのお兄さんに1品ずつ手渡しで商品を渡すことにした。
選んだ商品は、以下の3つ。
最初の川柳に選んだ3品
ゼリーdeゼロ
濃いりんごゼリー
カフェオーレ
と、レシートに印字されればレシート川柳の成立であるが、実際上がってきたレシートを見ると、
サンクスのレシート川柳
「ぶどう味」「タラミ 0kcal」「グリコ、180ml」など、川柳にとっては余計な情報が一緒に印字されてしまっている。
これは、なかなか難しい戦いになるのではないか?
不安を感じながら、次のコンビニ「ローソン」で試みることにした。
ローソンで選んだのは、以下の2品。
ローソン川柳に選んだ2品
コカ・コーラ
紀州農園かつお梅
2品目のうめぼしで七五を稼ぐ効率の良い作戦であったが、これもレシートには、
ローソンのレシート川柳
コカ・コーラのあとに「300ML」という余計な情報がついてきてしまった。
このままではダメだ。
一旦、事務所に戻り作戦を練ることにした。
過去のレシートを分析
冒頭で、僕はコンビニのレシートを捨てないと書いた。その理由は、ある先輩からの教えである。
「住くん、コンビニのレシートはとっておいた方がいいよ」
と、ある日先輩が唐突に言った。税務上、残しておいた方がいい、とかそういうことだろうか。どうしてですか? と先輩に聞くと、
「ガムを捨てる時に便利だからね」
と言った。
ガムって!
とその時は先輩の教えを聞き流していたが、その教えがボディブローのように効いていて、いまだにコンビニのレシートを捨てられずにいる。ガムを食べる習慣はないのに。
という訳で、僕の財布にはコンビニのレシートがたまっている。
財布にたまっていたコンビニのレシート
過去のレシートから、普段良く購入しているスターバックスのカフェラテに関する表記を比較してみた。
ローソンとファミリーマートでは、同じ商品でも以下のように表記が違う。
ローソンの場合
ファミリーマートの場合
ローソンは「スターバックス カフェラテ」と丁寧な表記になっていて、ファミリーマートは「スタバカフェラテ」と簡略化されている。
セブンイレブンでも同じものを買って比較してみた。
セブンイレブンの場合
セブンイレブンの表記は、「スターバックスカフェラテ200ML」と上記2社と比べても一番情報量が多い。試しに「炙りサーモン」が7文字だと思って買っているが、その表記には「7プレミアム」の文字が追記されている。
検討の結果、僕は1つの仮説を導きだした。
ファミリーマートが一番レシート川柳に向いているのでは?
僕は最寄りのファミリーマートへと急いだ。
やっぱりファミリーマートが川柳に向いている
最寄りのファミリーマートで選んだ3品はこれだ。
ファミリーマート川柳の1作品目
十六茶
吊るしベーコン
茶碗蒸し
と、印字されて欲しい。
ファミリーマート・レシート川柳 その1
惜しい!
「十六茶」のあとに「値引き」という表記が入ってしまった。値引きされているなんて知らなかったし、そのことがレシートに印字されるだなんて予想できるはずがない。
しかし、勝機は見えてきた。
やはり、どこのコンビニよりも、ファミリーマートのレシートは表記が簡潔だ。
更に、5文字と7文字の商品を探して店内をウロウロしているうちに、僕はある法則を発見した。
ファミリーマートの場合、陳列棚に表記されている商品名があてになる。
やきとりたれ
つゆの素
上記2商品の場合、商品名の頭についている二重丸も含め、陳列棚の表記そのままレシートに印字されるのだ。
セブンイレブンで「炙りサーモン」を選んでみたが、レシートには「7プレミアム」の文字が付いてしまった。しかし、ファミリーマートは、陳列棚の表記を信じていいのだ。
これは大きな前進である。
近所のファミリーマート2軒を行ったり来たりして、レシート川柳を集めてきた。
ファミリーマートに絞ってレシート川柳を作っていく
ファミリーマート、レシート川柳
それでは、ファミリーマートで集めたレシート川柳をご覧いただきたい。
3品ずつ、会計を分けてもらい、更に順番まで指定させていただいたが、ファミリーマートの店員さんはみんな親切に対応してくれた。
3品ずつの会計を親切に対応してくれた
更に、後半になって慣れてくると、レジの人がバーコードを読み取ると商品名が表示されることが分かり、それに合わせて心の中で川柳を詠むという楽しみを見つけることができた。
順番に表示される商品名を心の中で詠む
コンビニのレシート川柳、やってみると5文字の商品が意外と少ないことが分かった。もっと5文字の商品を増やして欲しいと思った。
また、今後はコンビニに限らず、あらゆるショップで積極的に川柳を狙っていきたい。