デジタルリマスター 2024年4月17日

カレーの匂いでカレー屋に行きたくなるのか(デジタルリマスター)

夕暮れ時に住宅街を歩くとカレーの匂いが漂っていたりする。
あの匂いをかぐと、どこか懐かしく感じノスタルジックな気分になる。そして、カレーをたまらなく食べたくなってしまう。

もちろん夕暮れ時の住宅街に限った話ではない。
いつでもどこでも、カレーの匂いがするとカレーを食べたくなってしまうのだ。街中でカレーの匂いがすると近くのカレー屋に入ってしまうことも少なくない。多くの人がそうだと思う。

ということは、カレーの匂いをカレー屋の前で漂わせていれば、カレー屋に入る人が増えるのではないだろうか。ぜひカレーの匂いを漂わせてみようと思う。

2011年4月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

前の記事:打ち上げられた電気クラゲが美しい(デジタルリマスター)

> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

カレーの匂いはフェロモン

カレーの匂いは「カレーを食べたい」という気持ちにさせる。
沢庵の匂いがしても「沢庵を食べたい」という気持ちにはあまりならないが、カレーはなる。カレーの匂いにはそういうパワーがあるのだと思う。

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特に夕暮れ時のカレーの匂いはヤバい!

もうフェロモンと言ってもいいかもしれない。
カレーに匂いはカレーのフェロモンなのだ。我々はそれに誘われ、たまらなくカレーを食べたくなるのだ。この匂いをかぐと最後、すぐにでもカレーを食べたくなってしまう。

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給食でカレーが出たらみんな大喜びだった

ということは、カレー屋の前でこの匂いをもっと漂わせれば、操られたようにフラ~とカレー屋に入ってしまうのではないだろうか。サブリミナル効果のようなものがあるかもしれない。実際にやってみようと思う。

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ということで、カレー屋の前に来ました
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何もしなければ2人

カレー屋といえば、ということで「カレーハウスCoCo壱番屋」(以下、ココイチ)にやって来た。この店の前でカレーの匂いを漂わせて、入店者数が増えるのかを調べたいと思う。僕としてはこの時点ですでに入店したい。カレーが大好きなのだ。

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まずは普通の状態を調べる

調べ方は10分間の入店者数だ。
まずは何もしていない普通の状態の10分間で何人が入店するかを調べる。一般的な昼食の時間が過ぎたあたりなので、夕食時まであまり入店する人数に変化は無いだろうと思う。公平な実験結果が出るはずだ。

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2人でした(正の字で人数をあらわします)

普通の状態での入店者数は2人だった。
先に書いたとおり昼食時は過ぎているので、大体こんな人数だろうと思う。しかし匂いを漂わせることで入店者数が増えると僕は予想している。多くの人がカレーの匂いに弱いと思うのだ。学校の給食でカレーが出たらみんな沸いていた。みんなカレーが好きなのだ。

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次は匂い漂わせます(そのために、タッパーにレトルトカレーを入れお湯を注ぎ温める)
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匂いに効果はある

レトルトカレーを温めて皿に出し、店の近くで扇ぎカレーの匂いを漂わせようと思う。ちなみに皿にカレーを出した時点で、むせ返るようなカレーの匂いに、僕はこのままカレーを食べてしまおうと思ってしまった。

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団扇で扇いで
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漂わせます

漂わせている本人(僕)がそのカレーの匂いにノックアウトしている。すぐにでも食べたい。

男性にとってのカレーの匂いは、女性の急に出る方言のようなものであり、女性にとってのカレーの匂いは、男性が三本指で腕立てする(僕が考える一番カッコいい男性像)ようなものに当たると思う。

女性に方言で話されると抱きしめたくなるけれど、それと一緒の感情をカレーの匂いにも感じるのだ。抱きしめたい、はカレーの場合は「食べたい」ということだ。

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届けこの匂い
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届いた(分かりにくいですが入店しました)

外だし風もあるしで、家でカレーを作った時ほどの匂いはしない。しかし、である。10分間での入店者数は4人だったのだ。倍に増えている。薄く漂うカレーの匂いが深層心理に訴えたのかもしれない。増えてくれてなんだか嬉しい。オリンピックで1位になったらこんな気分なんだろうと思う。

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匂いを漂わせると入店者数は4人になった
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外で食べるカレーは美味しい!

レストラン等で隣のテーブルで食べている人を見たら、その料理が妙に美味しそうに感じる時がある。つまり匂いだけでなくカレーを食べているところを見せると、「カレーを食べたいな~」という気持ちが強まって、入店者数が増えるのではと考えた。

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ということで、食べる

外で食べるカレーは開放感があって普段より美味しく感じた。これは嬉しい発見だった。ピクニックに出かけて食べるおにぎりが美味しいのと同じ原理だと思う。カレーは街中でも美味しいのだ。これからは「外でカレー食べようよ」と誰かを誘って、このように本当に外でカレーを食べようと思う。

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美味しい

しかし結果は振るわなかった。
美味しそうに食べたのだけれど、入店者数は2人と減ってしまった。団扇がなくても匂いは漂うと思ったが、やっぱり扇がない分、拡散範囲が狭かったのかもしれない。

カレーが美味しいことは誰もが知っていることなので、匂いの拡散に重きを置いた方がいいのだろう。やはりカレーは「フェロモン(カレーの匂い)」が重要なようだ。

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食べている様子では、2人に減った
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でもカレーのチラシをインド人がくれた
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ココイチのカレーの匂い

ここまでのカレーは僕が家から持って来たレトルトのカレーだ。せっかくなのだから、ココイチのカレーの匂いを漂わせた方がいいのではないかと思った。そこでココイチのカレーをテイクアウトした。美味しそうだ。

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美味しそうで昇天しそうな顔になっています

匂いが抜群にいい。
レトルトカレーもいい匂いだったが、生のカレーにはやはり及ばない気がする。我々はやはり何事においても生が好きなのだと思う。「もうこのまま食べちゃうか!」と僕の心の中の悪魔と天使が一緒になって囁いていた。カレーの前では、もはや悪魔は悪魔であり、天使は悪魔なのである。

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でも、漂わせますよ

道行く人に怪しまれないように、静かにカレーを扇いで匂いを拡散させる。すると、入店には至らないけれどココイチをチラッと見たりする人もいた。その人たちは今夜カレーだと思う。

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結果は3人

匂いの効果はあると思う

最後の結果は3人と何もしない時よりは増えていた。
しかし何もしない時が2人で、匂いを漂わせた時のマックスが4人だから、果たして匂いに効果があったのかは一概には言いにくい。

ただ、この写真を撮ってくれていた知人が、漂うカレーの匂いに「カレー食べたい」としきりに言っていた。やはり匂いの効果はあるのだ。20人くらいでカレーを持って扇げば匂いが強くなりもっと効果があるかもしれない。

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外で食べるカレーが美味いという発見もあった

 

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