特集 2022年11月7日

漬物器で作る「超圧縮サンドイッチ」

最近、やたらとサンドイッチが好きなんです。

あの食べやすさに加えて、パンと野菜その他の具材が渾然一体となって生み出す、複雑かつ間違いのない美味しさ。お昼ごはんにもぴったりだけど、実は酒のつまみにもすごくいいんですよね〜。

サンドイッチならばコンビニのものでも自分でてきとうに作ったものでも、どんなものでも美味しいけれど、特にごちそう感があるのが、ちょっといいお店の具沢山サンドイッチ。

そんなサンドイッチの究極版、もしかして「あれ」を使って作れないかな?

1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。

前の記事:無糖レモン缶チューハイ飲み比べ


漬物器を使えば……!

ちょっといいお店の具沢山サンドイッチって具体的にどういうものかというと、

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こういうやつです

写真は、石神井公園「ムームー・サンドウィッチワークス」のスモークサーモンのサンドイッチ。本気で超絶うめぇ店なので、場所的に行ける方にはおすすめです。

ところで先日、スーパーのキッチン用品売り場をなんとなくうろうろとしていたら、ふと目に止まったものがあります。

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「即席つけもの器ピクレ K22」

それがこの、でっかいネジをぎゅぎゅっと回して圧縮するタイプの漬物器。

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実家にありがち

こいつを見てピンときたんです。いやいや、「今日から私、健康お漬物生活、始めよう!」じゃなくて、「これで圧縮しながら作れば、究極に具沢山のサンドイッチが作れるんじゃないの!?」って。

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だって力強そう

かつて当サイトでも、

アイロンでトーストを焼く
綿棒で伸ばす

など、食べものを薄く伸ばす試みはくり返されてきました。そう、分厚いハンバーガーがロマンならば、それを薄く伸ばすこともロマンなのです! (もしくは、デイリーポータルZが異常なだけ)

結果はどうなるかわからないけれども、実践あるのみ。僕もあらたな方法で、やっていってみましょう。ぶっつけ本番だ!

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頼んだぞ、ピクレ

具材をどんどんのせてゆく

そこでまず、

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ごくオーソドックスな食パンを買ってきまして、
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漬物器にイン。サイズ感ぴったりだな

で、ここにバターを塗ったら、思いつくままに具材を加えていってみようと思うんですが、

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メインはやっぱりレタスだよね

今日の目標は、このレタス1玉をサンドイッチひとつに使い切ること。

じゃあ、いきますよ〜!

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まずはレタスをたっぷり敷いて
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その上に市販のローストビーフ切り落としをたっぷり
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マヨネーズに黒コショウ
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缶詰のカットトマト
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スライスチーズ

で、さらにその上にレタスを重ねれば、

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だいぶレタスが小さくなったぞ

通常ならばこのあたりでパンを重ねるくらいで、もうじゅうぶんに具沢山な豪華サンドイッチになることでしょう。

しかしながら今日は、まだまだ圧縮していきたいところ。

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限界まで!

さらにいきます。

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「1日ぶんの緑黄色野菜がとれるサラダ」的な市販のお惣菜
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チルドハンバーグものせちゃえ

さらに、若干よく焼きにしようと思ったらうまくフライパンで返せなかった

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失敗した目玉焼き2つぶん
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ケチャップ、マスタード、またまた黒コショウ

そろそろ器はいっぱいいっぱい

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サンドイッチには見えないな

というわけで、このあたりで一度、上にパンをのせて全体を圧縮してみましょう。

なかば無理やりフタを閉めて、ネジをぎゅっぎゅっ……。

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おぉ、器の半分くらいになった!

ならばまだまだいけるぞと、いったん上のパンをどかして、あとはひたすらにレタスをちぎってはのせ、ちぎってはのせ、ぜんぶとはいかないまでも、4分の3玉ぶんくらいは押し込められたかな。

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そろそろ限界か

そこで、ふたたび上にパンをのせて圧縮。あ、実感としてわかる、これ以上は器が壊れる……。

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このようになりました

実食タイム

さて、少々サンドイッチを落ち着かせようと、15分ほど時間を置いたら、いざ取り出してみましょう。

器に大皿をかぶせ、そのまま逆にしてスポンと外してみると……

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とんでもないモンスターを生み出してしまったマッドサイエンティストの気分

背後にあるコショウやマスタードとの比較でその標高を感じてもらえたらと思うんですが、こんなでかいサンドイッチは今まで生きてきて初めて見たと断言できます。

ちなみに、重量を計ってみると、お皿の重さを除いた本体のみの重さで1074gでした。1kgオーバーのサンドイッチ……。

で、これをカットしてみると、

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断面フェチにはたまらない光景!
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説明がないと意味がわからない

と、もはや言われないとサンドイッチとは認識できない料理を生み出してしまいましたが、しかしうまそうであることは間違いない。

よし、いただきま〜す!

って、ぶっちゃけ、こんなにぶ厚くて食べにくそうなサンドイッチ、食べられるの? と感じられる方は多いことでしょう。

実際に体験してみた僕から正直に言わせてもらうと、自分が人間であるという尊厳を捨て、なりふりかまわずかぶりつけば、

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なんとかいける

と、思いきや、

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中盤以降は確実に崩壊する

という結果になりました。

ただまぁ、そうなったらなったで、パン入りのそういうサラダプレートだと思ってナイフとフォークで食べればぜんぜんいけますし、なにより、やっぱりもとがサンドイッチだけあって、めちゃくちゃうまい!


いつものとおりやりすぎた結果、最終的にサンドイッチが崩壊してしまうという結果に終わりましたが、具材をもうちょっと常識的な量にして作ることを想定すると、ものすごく作りやすくて失敗はないし、それにたとえば、朝にお弁当用に作ったとして、しばし放置して味をなじませている間に別の家事をするなんてことも可能。

と考えれば、たまのごちそうサンドに漬物器を使うの、ぜんぜんありだと思います。

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