岐阜の人にはお馴染みらしい
岐阜県内に3店舗、愛知県に1店舗あるコンビニ「ひまわり」。
関東に住んでいる自分にはなじみがなかったが、岐阜県出身の編集部石川さんに聞いたところ「ひまわり、確かにありましたね! 記憶の奥底に沈んでたけど名前聴いてパッと看板が思い浮かびました」と教えてもらった。
どんなお店なのか行ってみることにした。
弁当の看板が見える。弁当の看板っていいよな。お客さんに食べてほしいというお店の気持が大きな看板に表れている気がする。
店内を見てみよう
年季を感じる外観、そして近くの大きな駐車場にはトラック運転手、ドライバーさんなど男気あふれる人たちが多い。車内で弁当を食べている。いいな、ひと口ください。
大手コンビニに比べると置いてある商品が少ないが、ちょっとしたものを気軽に買えるお店という感じで便利そうだ。窓際では雑誌がめちゃくちゃ日に当たっていて、ホカホカになっていた。
店内を物色しているとお弁当を売っている場所があった。これがドライバーの人たちが食べていたお弁当か。
あったかごはんと書いてあったが、頼んだら入れてくれるタイプのお店か? 昔、ポプラというコンビニにもごはんを入れてくれるサービスがあったが、それと同じみたいだ。
惣菜も数点おいてあり、お弁当のおかずを増やしたり、カレーのトッピングにしたりできるみたいだ。好きなものをたくさんのせたい。
ごはんの量は小・中・大と選べるが、どうしようか。店員さんに「ごはんの量、どうしますか?」と聞かれて、小と言うのがなんか恥ずかしく、「じゃあ、中で」と答えたが、どんな量か。でもまあ中だしな。
カレーと豚汁を食べてみる
おかずなどもあっためてくれるそうだ。ひまわりではイートインできるお店もあり、今回はイートインで食べてみることにした。
ごはん、中だとそんなに量ないだろうと思っていたが、結構な量がある。大にしなくてよかった。たぶん、お腹いっぱいで今日はごはんはもういらないです状態になるかもしれない。
ゲソフライはイカの歯ごたえとフライの味つけが懐かしさを感じる、どこかで食べたことのあるフライの味。
そしてカレーだ。食べた瞬間、ご飯をたくさん食べさせようとするお店のはからいを感じる。味がかなり濃い。
めちゃくちゃ汗をかいて塩分がほしいときに食べたいカレー。塩気がすごくきいている。家で食べることないカレーだ。友だちの家で食べる違和感のあるカレー。
ボリューム感もあり、かなりお腹いっぱいになった。今、朝の7時半なのだが、朝食にしては量が多く、今日一日元気いっぱいになってしまうな。元気の源、ひまわり。
牛焼肉定食を食べてみたい
唐揚げ弁当もおいしそうだが、先ほどのお店で他のお客さんが牛焼肉弁当を頼んでいたのが気になっていた。
そして、こちらの店舗でも牛焼肉弁当を頼むお客さんがいた。牛焼肉弁当がおいしいのだろうか。なので、牛焼肉弁当を頼もうと思う。
店内で食べるのもいいが、弁当って外で食べたいだろう。青空の下で開放的な気分になりながら弁当を食べるの気持ちいいよね。
平日のお昼休みにお弁当を買って、公園で食べるとちょっと心がおどるし、午後からの労働、本当に嫌です。
熱々のごはんなのを実感した。じゃあ食べていいですか。いいよ。
甘辛い味付けの牛焼肉がごはんに合う。ものすごいごちそうではないが、逆にそれが安心する。毎日通いたくなるような味だ。これが地元で愛される味なのかと思った。
ひまわりは、家庭の味に近い、どこか懐かしさを感じるお弁当を提供するお店だった。Wikipediaによると1981年に生まれたそうで、 きっとひまわりの弁当を食べて育ってきた人たちもいるのだろう。友だちの家で夕食を食べている気分になれる味だった。