特集 2018年12月20日

2018年の走馬燈! デイリーポータルZ年間記事ベスト20


船が出るぞー!!

……。

年の瀬があまりにも押し迫ってくるので焦って船を出してしまいました。こんにちは。デイリーポータルZ編集部の古賀です。

そして、この記事は毎年12月恒例、年間記事ランキングです。

今年もデイリーポータルZは約1200本の記事を公開してきました。そんななかからよく読まれた記事ベスト20を発表いたします。

本年はさいごにサイト関係者による「今年はげまされた1本」も収録しました。ちょうど今はげまされたいと思ってたんだよな~~という方はぜひ最後までごらんください!

インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

前の記事:デイリーポータルZ 12/6~12に公開した記事のみどころ

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今年のベスト1は時速100kmの選挙カー!

対象記事は2017年12月~2018年11月に公開された記事。

PVとUUの高かったもののランキングとなっています。

ベスト1は、浮くくらい早く走った選挙カー! 続いて3位まで一気に発表します!

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12/19に先行してイベントでも発表しました。意外だった? 想定内だった? ランキングにどよめきが。会場はみんな大好き五反田のコワーキングスペースCONTENTZ
1位~3位

1位 選挙カーは時速100キロ以上出すと候補者の主張が伝わらない(安藤昌教)

選挙カーをサーキットで走らせてみました。だいたい時速100キロくらいで候補者の訴えが聞き取れなくなります。

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2位 お祖父さんが作ったドールハウスが泣けるほど昭和の住宅だった(萩原雅紀)

妻が「子供のころにおじいちゃんが団地っぽいドールハウスを作ってくれた」と言った。見ると、泣けるほど昭和の住宅だった。

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3位 光るLEDバッジを売ったら予想以上に反響があった(岡本智博(オカモトラボ))

自分の好きなデザインで光らせることができるバッジ、アイディアを出すところから製作、そして売るまでをレポートします。

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続きは記事で! という心で今年は画像多めにお伝えしました。

次のページでは4位から10位を発表。あの渋谷のハロウィンの現場が今年一番わかる記事から、カップ麺に歌舞伎上げを入れて感激する記事まで。

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4位~10位

4位 渋谷ハロウィンを淡々とレポートする(大北栄人)

渋谷のハロウィンってそもそもどういう状況なんだろう。10月27日、20時から24時を見てきました。淡々とレポートします。

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2時間、女性420人を調べたコスプレランキング。
記事には男性のランキングも。

5位 無敵の毒ガエル「オオヒキガエル」を食べたらえらい目にあった(平坂 寛)

石垣島で繁殖する中南米原産のオオヒキガエル。大食漢な上に有毒なので元から島にいる蛇や鳥に食われることがないため問題になっている。人間が食べてみるのはどうだろう。

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6位 365日サンダルをはく男が選んだ最強サンダル「ジャスタブル」!(北村ヂン)

「ドン・キホーテ」などでメチャクチャ売られているサンダル「ジャスタブル」の謎に迫ります。

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7位 女性は大変だ!とか良いこと言わずに淡々とお化粧を体験する(大北栄人)

化粧をしたことがないが、世の中におけるお化粧のしめるスペースというのはかなりでかい。純粋に、いちど体験してみたい。

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8位 東京ー大阪、格安深夜バスに100回ぐらい乗ってわかったこと(スズキナオ)

何も考えず、そのときに一番安いチケットを買うというやり方で東京・大阪間の深夜バスに乗りまくっている。体験をまとめました。

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9位 イギリスでまずい料理を食べたい(べつやく れい)

ワールドワイドにまずいと言われているイギリス料理。イギリスに行くことになったのでそのまずさを味わってみた。

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10位 カップ麺に歌舞伎揚を入れるとすごい(松本圭司)

美味いものに美味いものを合わせると美味いのは当たり前だが、合わせることで美味さが爆発する組み合わせを見つけたので報告します。

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365日サンダルを履いていたり、夜行バスに100回乗っていたり、地味にすごい数が迫る記事たちでした。
 

ここまでがベスト10でした。支持された記事、その支持の圧を受け止めていただけましたでしょうか。

さあさあさあ、まだまだ圧力かけていきますよ。続いて、11位から20位までを一気にどうぞ。

ここまで平熱で行くラブホテルがかつてあっただろうかというレポートから、トイレでよく見かけるけど何かしらなかったアレの正体まで。アボカドに食べ物詰めだしたら止まらなくなった記事も。

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11位~20位


11位 福岡で知名度No.1のラブホ「チャペルココナッツ」のメニューが凄い!(小堺丸子)

福岡でカップル以外の層にも抜群の知名度を誇るラブホテルがある。一流のシェフによる567種類のご飯が食べられるという。

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12位 カラオケ背景映像のひみつ(林 雄司)

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カラオケビデオには独特の世界がある。1990年代にも2010年代にも見える雰囲気。あの世界はどうやって生まれているのだろうか。メーカーに聞きに行った。

13位 餃子の王将だけど本格タイ料理が食べられる店(玉置標本)

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愛知県に2軒タイ料理がやたらと充実している餃子の王将があるという。シェフとオーナーに話を聞くことができた。

14位 平成初期に大流行した原宿のタレントショップは今、どうなってるのか!?(北村ヂン)

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1980年~90年に大流行した原宿のタレントショップは、どうなってるのか巡ってみた。現在あるのは、ジャニーズと松田聖子だけだった。

15位 よく見かけるトイレのあいつ「サニタイザー」を知っているか?(榎並紀行)

オフィスや駅のトイレについているあれ。あれの名前はサニタイザー。全国に25万個もあるヒット商品だった。

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16位 「姉妹」制度があった中学時代の話(與座ひかる(udemerry))

中学時代、先輩、後輩、友達…という関係性に加えて「姉分」や「妹分」なるものが存在した。

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17位 アボカドの穴、何を詰めるのが正解か?(パリッコ)

いろいろな食材をアボカドの穴に詰め比べて、アボカドの穴に詰めるべき食材の正解が出ました!

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18位 萌え絵の絵本がダメだっていうなら、どんな絵柄だったらいいの?(北村ヂン)

キラキラした萌え絵っぽい絵柄を絵本に使用するのはふさわしくないという話がある。だったらどんな絵柄だったらいいんだろう。『ナニワ金融道』や『黄昏流星群』の絵柄で『シンデレラ』の絵本を作ってみました!?

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19位 速報!地味ハロウィン2018(林雄司)

世間のハロウィンとは一線を画す文化系とトンチの祭り。参加した天才たちのようすはツイッターで流れているので、ステージで反応が多かった仮装を紹介します。

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20位 当時の計画図で千葉ニュータウンの旅 ~現人口は計画の3割、新幹線も幻に。夢破れても光る街~(辰井裕紀)

子どものころ好きでよく自転車で行った千葉ニュータウン。大人になってから「夢が実らなかった街」だったことを知った。どういうことか。当時の計画図を見ながら歩いた。

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以上が2018年のベスト20でした。

1位 選挙カーは時速100キロ以上出すと候補者の主張が伝わらない(安藤昌教)

2位 お祖父さんが作ったドールハウスが泣けるほど昭和の住宅だった(萩原雅紀)

3位 光るLEDバッジを売ったら予想以上に反響があった(岡本智博(オカモトラボ))

4位 渋谷ハロウィンを淡々とレポートする(大北栄人)

5位 無敵の毒ガエル「オオヒキガエル」を食べたらえらい目にあった(平坂 寛)

6位 365日サンダルをはく男が選んだ最強サンダル「ジャスタブル」!(北村ヂン)

7位 女性は大変だ!とか良いこと言わずに淡々とお化粧を体験する(大北栄人)

8位 東京ー大阪、格安深夜バスに100回ぐらい乗ってわかったこと(スズキナオ)

9位 イギリスでまずい料理を食べたい(べつやく れい)

10位 カップ麺に歌舞伎揚を入れるとすごい(松本圭司)

11位 福岡で知名度No.1のラブホ「チャペルココナッツ」のメニューが凄い!(小堺丸子)

12位 カラオケ背景映像のひみつ(林 雄司)

13位 餃子の王将だけど本格タイ料理が食べられる店(玉置標本)

14位 平成初期に大流行した原宿のタレントショップは今、どうなってるのか!?(北村ヂン)

15位 よく見かけるトイレのあいつ「サニタイザー」を知っているか?(榎並紀行)

16位 「姉妹」制度があった中学時代の話(與座ひかる(udemerry))

17位 アボカドの穴、何を詰めるのが正解か?(パリッコ)

18位 萌え絵の絵本がダメだっていうなら、どんな絵柄だったらいいの?(北村ヂン)

19位 速報!地味ハロウィン2018(林雄司)

20位 当時の計画図で千葉ニュータウンの旅 ~現人口は計画の3割、新幹線も幻に。夢破れても光る街~(辰井裕紀)

1年の重みを一気に振り返るという、時の流れを変えることをしたので疲れますね。もしかしたらこれ1年余計に歳とっちゃうんじゃなかろうか。

はげます人がはげまされた記事

さて、今年のデイリーポータルZといえば、URL変わったんですよ

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興奮のあまり担当の石川がうでによりをかけて作ったワードアート

普通ウェブメディアのURLって変わるっけ? と思うんですが、16年くらい歴史があるとそういうこともあるものです。

URLが変わって裏の仕組みもごっそり全部変わりました。ちなみに見た目はまったく変わってません。

同じ会社だけど業態だけかえる居酒屋ありますが、あれの完全に逆です。

で、ひとつ変わったのが「はげます会」。これまでの「友の会」がバージョンアップしました。

デイリーポータルZを運営する楽しさや興奮をともに味わっていく会です。

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今回はこちらの会員さんに「ことしはげまされた記事」を募集しております。

次のページで会員さんでない読者のあなたもみんなで一気にはげまされよう。

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ことしはげまされた記事

愛知でエビを食べるべき理由(安藤昌教)

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イマイチ魅力が無いと言われる名古屋(愛知県)に住んでいるのですが、安藤さんの書く愛知の記事(大あんまき、鬼まんも)を読むと勇気をもらえます。

もっと自信を持ってえびふりゃー推していきます。(ペシュカ)

うどんの生地を踏むロボット、ふみちゃんは鳥取にいた!(玉置標本)

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うどんの生地を踏んで鍛える人型美人ロボット、ふみちゃんのレポート。ふみちゃんが踏んで鍛えたうどんを食べて、ほのぼのと終わるかと思いきや、後半のまさかの一文で全身の力が抜けました。

「そこで私自身が、ふみちゃんになる決心をした。」

小さなタライの中で内股で生地を踏む玉置さんに、タライを回す古賀さん、タライが回るたびに耐える玉置さん……。

私は一体何を見せられているのか。何度見ても笑え、些細なことはどうでも良くなってきます。(佐野まいける)


196ヵ国の料理が作れるレシピ本を書いた人に話を聞いてきた(馬場吉成)

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行きたくても行けない世界旅行。でも、この記事のおかげで、料理を通じて世界を感じることができるすてきなレシピ本と出会えました。

今、40ヵ国くらい作りました。料理の腕も上がった気がします。(tosso)


 「お菓子やジュースを部活に持っていく中学生」を体験する(トルー)

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一生懸命弁明(屁理屈?)を言うライターさん達の意気込みに励まされたと同時に、これからも仕事を頑張ろうを思いました(笑)。

トルーさんの奥様もとても素敵な方ですね!

横綱になりたくて…秋(江ノ島茂道)

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子供の頃、横網(よこあみ)の看板を見て「やっぱ地名も横綱なんだ〜」ってドヤ顔で言って直されたというのが私の幼少の頃の思い出しアー案件だったのですが、これをきっかけの検索すると読み違いエピソードが出るわ出るわ「1人じゃない」と勇気付けられました。

地元の人ももう否定しないんですね笑。

そして江ノ島さんの食べっぷりと美味しそうな表情。幸せというか、縁起がいいというか。なんだか生きていることを許されているような気にすらなります。

そして写真の試行錯誤のしょうもなさが最高で。枠の字を書いてあげたくなりました。

いまでも疲れると見て癒されてます。(れおてぃ)

ミュージアムオブアイスクリームで緊張した話(べつやく れい)

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昔アメリカでたのしげなスポットに行くも英語ができなさすぎて詰んだ苦い記憶がよみがえり、「ホームページにはそんなこと書いてなかったじゃねえかよおおお」的あるあるも含め(口コミとかには書いてあるんだろうけど英語わかんなくてそこまで読まない)、共感の嵐でした。

結果、見事に数々の関門をくぐり抜けたべつやくさんの映えショットが大変輝いていらして、なんとかなるもんだな!と激烈はげまされました。

反省会の「お化け屋敷よりこわかったもん」は名言でした。よくやったべつやく!というきもちです。(おかぱんつ)


自分で書いたラブレターを他人に清書してもらう(江ノ島茂道)

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理解してもらうのが難しいであろう事でも、情熱さえあれば 最終的に他人の心を動かせる!と言うお手本の記事。

参加者の楽しそうな感想が良かった!(佐藤郁恵)


寿司屋に「回転寿司の変な寿司ってどう思いますか?」と聞きに行ってみた(megaya)

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何からも学ぶという謙虚さと高いプロ意識を持つ野八店主の池野さん、取材を通してそれを学んだというmegayaさん、共に素晴らしいです。

仕事を通して自分が成長できたり、あるいは、そんなきっかけを誰かに与えられるかもしれないなら、もうちょっと目の前の仕事も丁寧に頑張ってみるかな!と読みながら思いました。(第一楽章)


湿気たお菓子もふやけた麺も!これはこれでうまいサミット(古賀及子)

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湿気ていたりふやけていたり、固かったり、冷めていたりの「おいしさ」にも共感できないし、話がかみ合ってないし、スルーされていたりするのに、白熱した雰囲気が伝わってくるだけで楽しいっていうのが、新しかったです。

共感の時代っていうのに、共感のなさの楽しさがあるし、会話はキャッチボールっていうのに、大人たちが暴投ばっかりしていて、それなのに面白いです。

まだ新しい感覚になれるんだなというところが励まされました。

写真にギリギリ写り込み王決定戦」も大人が楽しそうでよかったです。(よん)

最先端の地「トドヶ崎」で最先端の養命酒を発表する(安藤昌教)

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養命酒コラボの記事で毎度の無茶振りに応える安藤さんと、最後の動画で強風の中必死に踏ん張る健気なビンくんの姿に何度も勇気をもらいはげまされました。

ビンくん御一行がトドヶ崎に到着した瞬間の写真も大好きです。(じめ丼)

音沙汰なしの20年を、差し入れひとつでチャラにできるのか(安藤昌教)

ものすごく単純なことをしている記事なのに、その裏で描かれる事が滅茶苦茶濃い。

ヤンキー年賀状になって届く」もそうですが、まるでドキュメンタリーを見ているような充実感です。

記事のそこここに感じるほろ苦さ、忘れる事ができない今年一番印象に残った記事です。(Takashi Takei)


「万華鏡」って、こんなすごいことになってるんです(乙幡啓子)

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この記事を読んで、この万華鏡作家の方の個展に足を運びました。

素晴らしい万華鏡の数々を実際に覗いて、本当に美しくて感動しました。小さいのを一つ買いました。記事の冒頭の、

「ああ、表す言葉が貧弱、もう見ていただくしかない。」この一言が私を動かしました。

記事を読むだけではなく、行動に結びついた貴重な記事です。(お嬢吉三)

カラオケで若者に「若いですね!」と言われる選曲(林 雄司)

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40オーバーとなる私ですが、そうか「若者におもねって」いっていいんだね!とはげまされました。

周りの同世代たちはかっこよく歳をとっている気がしていますが、自分はときにがんばって、ときに若者におもねって、適当に生きていこうと思います。(さくまる)


あなたは一人じゃない! 誰かがいつも応援しています(地主恵亮)

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本当の意味で「はげまされた記事」を挙げるなら、この記事しかないと思いました。

罵詈雑言が飛び交うインターネットのなかで、ここまで良心をむき出しにしたリプライと遠くにいる地主さんは、久しぶりに見た気がします。(Takato Ishikawa )


わざとラフな地図をかいてもらい道迷い放題(トルー)

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本文にあった「あの妙な浮遊感」にはっとなりました。

確かに楽しんでいた自分も居た、と過去の道迷いの思い出が供養されたような気持ちになりました。(たにぐく)


2019年も優しい世界をどうぞ

こうしてみると、ベスト20の記事もベストからは圏外だった「はげまされた記事」も、どの記事を見てもおおむね楽しそうです。
 
ああ、いいサイトだなという年の瀬によい満腹感でした。ごらんのあなたも同じ気持ちだったら幸いです。

と、ベスト20とかやっちゃうと最終回っぽくなりますがデイリーポータルZはまだまだ続きます(「まだまだ続きます」というのも続かなそうな雰囲気出しちゃいますが、続きます!)。

27日までは普通の顔して通常記事を毎日公開、12/28~1/6は恒例の年末年始企画が。今年は投稿企画に力が入っています。この正月は寝かさない!

寝ても覚めても、年が明けても暮れても、デイリーポータルZをどうぞどうぞ、よろしくお願いいたします。
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