うまい食べ物は柔らかい
ところで、ちょっと思い出してみて欲しい。うまい食べ物はだいたい柔らかいだろう。
ウニ。柔らかい。この世の食べ物で最もうまい。
柔らかく煮込まれたビーフシチューの肉。肉のプリンみたい。
トロトロのハワイアンパンケーキ。人の業を詰め込んだ様な美味しさ。
見たまえ、このサシを。
いい肉は焼いても柔らかい。生きててよかったと腹の底から思う。
揚げせんを柔らかくすれば更にうまくなるのでは
柔らかい食べ物が美味しいのなら、硬い食べ物を柔らかくすればおいしくなるに違いない。
せんべいとは乾物で、本当の美味しさは柔らかくしてこそなんじゃないだろうか。
だから、カップ麺に入れてみたんです。
せんべいとは乾物で、本当の美味しさは柔らかくしてこそなんじゃないだろうか。
だから、カップ麺に入れてみたんです。
スープの美味しさがすごい、東洋水産の愚直豚骨ラーメン。
ふわふわの揚げせんであるソフトサラダを投入します。
カップにお湯を入れて、
ソフトサラダ投入。
3分待つとソフトサラダがしおしおになっていた。
そのままのソフトサダラはサクサクと一瞬で食べてしまうのだけど、スープで戻すとひと味ちがう。濃厚豚骨とソフトサラダのマリアージュ。
ねっとりしててもちもち。お麩のような食感でお米の香りと油の旨味が染み出してくる。
一言で言えば、うまい。
ねっとりしててもちもち。お麩のような食感でお米の香りと油の旨味が染み出してくる。
一言で言えば、うまい。
もはやせんべいの体裁を保ってていない。
最初はまだ少し芯があり、融けたぬれせん、あるいは激しく湿気たせんべいといった食感だが、次第にトロトロになり最後は箸で持ち上げるのも困難になる。
濃厚豚骨スープで融け気味のコレは、ラーメンの具としてとても良い。
赤いきつね+ソフトサラダ
豚骨ソフトサラダもいいのだけど、もっとアッサリしたカップ麺に合うと思ったので赤いきつね。
5分待ったら完全にトロトロになってました。
5分待ったら完全にトロトロになってました。
これはもう、標準装備にすべきという相性の良さ。
まさにマリアージュ。赤いきつねとソフトサラダは前世では永遠の愛を誓いあったカップルだったに違いない。
騙されたと思うかも知れないが、是非試して欲しい。
拍子木タイプの揚げせん
次は拍子木タイプの揚げせんを柔らかくして食べていきたい。
そのまま食べても凄まじくうまい。ただし、カロリーも半端ない。10分で食えるがカロリーはランニング2時間分だ。
カップヌードルのシンガポール風ラクサ味の上に載せる。自明過ぎて書くまでもないがあえて書くなら、ヤバイ(書いてなくない?)。
コクとうまみとカロリーが増し増しになる悪魔的食べ方。
こんなん食べたらもう、自暴自棄になるわ。
どうにでもなれって思った。
真打登場
次は真打ち、歌舞伎揚である。
ロングセラー、安定した美味しさと人気の歌舞伎揚。
次のページにつづきます。
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正直、期待はしてなかった
余は満足してしまったので、もういいかなって思ったので蛇足かなと思いつつどん兵衛に歌舞伎揚を入れてみることにしました。
まぁ、買ってきちゃったしな、くらいの感じだった。
ソフトサラダが赤いきつねとマリアーヅュしたので、歌舞伎揚げはどん兵衛に入れた。和風な味付けの歌舞伎揚げとと和カップ麺は合うはず。
投入したら『ジュ!』と音がしたので、きっと良いマリアージュになるのだろう。ダジャレですよ。
投入したら『ジュ!』と音がしたので、きっと良いマリアージュになるのだろう。ダジャレですよ。
ジュ、ジュジュッといい音がします。
無意味なアップ。
テロンテロンになりました。
最強マソアージュ
これまでの揚げせんとはレベルが違ってましたね。
食感としては、油揚げのようでいて、でも天ぷらのような油の香りとうまみがあり、それでいて米の味もする。
メチャクチャおいしい。
味わいとしては、キツネとタヌキの中間というか、いうなればタヌキツネ。ゴン、お前だったのか。いや、ゴンは関係ない(錯乱)。
食感としては、油揚げのようでいて、でも天ぷらのような油の香りとうまみがあり、それでいて米の味もする。
メチャクチャおいしい。
味わいとしては、キツネとタヌキの中間というか、いうなればタヌキツネ。ゴン、お前だったのか。いや、ゴンは関係ない(錯乱)。
もはや歌舞伎揚なしのどん兵衛は物足りなく感じます。
なんで誰も教えてくれなかったのだろう。
歌舞伎揚はこうやって汁に浸して食べるのが正解だ。そのまま食べるのはもったいない。
歌舞伎揚はこうやって汁に浸して食べるのが正解だ。そのまま食べるのはもったいない。
柔らかい歌舞伎揚こそ至高。
ラーメンとも親和する
柔らかくした歌舞伎揚のうまさに感動したので、こりゃラーメンでもいけるねって事で麺職人の柚子しお味にも投入。
柔らかい歌舞伎揚おいしいよぅ、おいしいよぅ。
ほらもう、トロトロだようぅ。
で、思いついたのです
こりゃ、玉子とじにして丼にしたら絶対にうまい。
玉ねぎを炒めて、創味の麺つゆで火を通したら歌舞伎揚を入れて煮込む。
玉ねぎ少々、歌舞伎揚2枚と玉子1個、麺つゆ。
溶き卵を入れて蓋をし、しばし待つ。
歌舞伎丼
出来ました、名付けて歌舞伎丼。ミョウガと青のりをのせました。
はい。
はい。
遠目に見るとカツ丼っぽい。
味は想像付くと思いますが、玉子、玉ねぎ、甘辛、トロトロ、油、炭水化物です。
普通に料理として定着しててもおかしくない美味しさでありまして、僕の中で歌舞伎揚は食材になりました。そのまま食べるべからず。
敗北を知りたい。
もうちょいつづきます。次のページへ。
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蛇足です
もうちょっと、せっかく写真撮ったので見てください。揚げせんで成功したので普通の煎餅でもいけるかなって思ったんですよ。
その名の通りにうまい、『うまい煎餅』。
パリンと割れる結晶感と、ひびに滲みた濃い醤油味がメチャクチャうまい。
毎日これを食べていた時期がありましたが、あっという間に肥えました。
これは硬くて流石にカップ麺に入れたくらいじゃ柔らかくならなそうだったので、雑煮の汁で煮込んでみました。
うちの雑煮は人参、大根、鶏肉の醤油味すまし汁です。
弱火で30分くらい煮込んだら柔らかくなりました。
これくらいでいいかなっと。
海苔をちぎってトッピング。海苔と煎餅のマリマージュ。
柔らかい煎餅ってのは、要は餅ですからね。まさに雑煮です。餅の雑煮とは確かにちょっと違うけど、これはこれでアリかなって感じもします。
伸びはしないけど、味としては餅ですわ。
なお、堅焼き煎餅はフロマージュとマリアージュさせてもおいしい。