宮古島方面から伊良部大橋を望む。iPhoneのカメラでこの美しさ。でも今日は橋の話ではない。
伊良部島の名物といえばうず巻パン。
クリームをパンでぐるっと巻いたシンプルな菓子パンなのだが、そのクリームは砂糖が飽和状態になって溶けていないんじゃないかと思うぐらいジャリジャリで甘いのが特徴のパンだ。それ故、通称ジャリパンとも呼ばれている。
10年ほど前までは伊良部島でしか買えなかった覚えがあるが、数年前から宮古島でも流通するようになった。そして今では沖縄の大手パンメーカーもうず巻きパンを製造するようになったので、沖縄本島でも食べることができる。
そんなうず巻きパン。メーカーによってそれぞれどんな違いがあるのだろうか?
カロリーが大変なことになりそうだが、宮古島で買い込んできたので食べ比べてみたい。
うず巻パンのクリームは砂糖でジャリジャリしている
巻いてくぞー
こちらは、うずまきパンの元祖だと言われるまるそうパンのうずまきサンド。
まるそうのうず巻サンドは伊良部島港のすぐ目の前で売っていたので、伊良部島帰りの定番のお土産だった。今では宮古島でも買うことができる。
重さも量ってみた
値段:150円(税抜き)
色:焼き色が濃い
形:あまりもこもこしてない
重さ:129g
ではさっそく食べてみたい。
うず巻パンの代名詞である砂糖のジャリジャリ感がとても強い。
パンもふわっとしているのではなく固め。甘いクリームと相まってパンというよりラスクに近いかも。
太洋パンは宮古島のパンメーカー。
パッケージには「甘いバタークリームをぬってぐるぐる巻いた菓子パンです」とある。
値段:105円(税抜き)
色:焼き色が薄い
形:もこもこしていない
重さ:131g
パンが固めでクリームの粒子が粗い。まさにジャリジャリという感じ。
しかし甘さは見た目ほどではない。
こちらも宮古島のパンメーカー。
パッケージには「ひらたく焼いた生地にクリームをぬり、くるくる巻いてカットした甘いパン。」とそのままの説明が書いてあった。
値段:110円(税抜き)
色:焼き色が薄い
形:もっこもっこ
重さ:130g
クリームがバニラ風味でクリームパンのような感じ。ジャリジャリ感はさほど強くない。
パン自体は固くて重め。
こちらはつい最近までは伊良部島でしか買えなかったが、現在は伊良部島と宮古空港で買うことがでる。
値段:150円(税抜き)
色:焼き色が濃い
形:なめらか。ロールケーキみたい
重さ:119.5g
クリームは甘いけれど、パンは甘くないのでもたれるほどではない。
さっぱりめのうず巻きパン。口触りもジャリジャリというよりサリサリという感じ。
ここまで紹介したものは伊良部島か宮古島でしか買えなかったが、オキコパンは沖縄本島で買うことができる。
パッケージには「ソフトなおいしさ!シャリシャリ感のある、オリジナルバタークリームをぐるぐるサンドしました」とある。
ちなみに今回買ったうず巻パンでカロリー表示があったのはオキコパンのみ。
566キロカロリーだったので、これ1つでおにぎり3つ分ぐらいである。
低血糖になったときに食べたらすぐ復活できそう
値段:120円(税抜き)
色:焼き色はまぁまぁ
形:もこもこ
重さ:106g
パンがふわっとしていて、バターの味がする。クリームはジャリジャリ感は少なめでなめらか。
バニラエッセンスのような香りもする。
わかりやすいかと思ってレーダーチャートにしてみたが、よく考えると星が大きいからといって良いわけでも悪いわけでもない。
なにかの参考になれば幸いである。
私は買わなかったが、宮古空港で大きすぎるうず巻きパンも売っているので、うず巻きパンが好きな方はぜひ丸かじりしてみていただきたい。
ああ、伊良部島
最後に伊良部島はアイスも見どころのひとつなので紹介しておこう。
アイスケーキ、ミッキー、ボンボン。いったいなにが出てくるの?
どうやって食べるかわからなくて、ビニールごとシガシガしていたら大変なことになった。
むき出しの甘い氷
つまり、伊良部島ではいろいろと甘い体験ができるのである。これから伊良部島を訪れる機会のある甘党の方は、是非お試しを。