音量がわかる派手なやつ
「光るボリュームメーター」と言われて「あーあれね!」と思うのは、日々巡回を欠かさない、われわれ海外通販パトロール隊員だけだろう。
ビンとこない人は商品画像を見てほしい。
横置き・縦置き両対応で、こういう棒グラフっぽい表示のほかに左右に広がるようなパターンなど、いくつかのモードを選択できる。カメラの具合で淡く映っているが発色はもっといい。
これ、商品画像を見ると勘違いしそうだが、パソコンから出る音をBluetoothで受け取って音量の表示をしている……わけではない。
ただマイクで環境音を拾ってその音量を表示しているだけだ。どシンプルな機械である。
耳で音量わからない問題
話はそれるが、これを読んでいる人の中にもマンションやアパートにお住まいの方は多いと思う。そういった集合住宅につきものなのが、騒音問題だ。
壁の厚さにもよるものの、例えば夜に掃除機をかけるのはよくないとか、大騒ぎしないレベルの話し声は夜でもOKとか、一定の基準はあるのではないかと思う。
難しいのは音楽やテレビなどのボリュームで、いま出している音が普通の会話並みなのか、掃除機の音より大きいのか、みたいなところは意外にわからない。
人間は集中している音がクローズアップして聞こえる高度な聴覚を持っているので、単純な音量の比較はかえって難しいのだ。
そこで、この単純な機械が登場する。
人間の会話と僕が静かな場所で見ているYoutubeでは、後者の方が断然小さい音だということがわかった。これなら夜中に見ても問題なさそうだ。
じゃあ音楽を聴くのはどうだろう?
でかい音を出すとメーターを振り切る!……ってなんかずいぶん当たり前の話になってきてしまった。
僕が言いたいのは、家で音楽を聴いていて「どのくらいまでの音ならOKなんだろう」って思うことがあるじゃないですか。その判断の客観的な目安になってくれそうだ、ということだ。
※実際は低音の方が響きやすいとかあるのと思うので、あくまで目安です
楽器の音はどのくらいうるさいのか
僕はクラシックギターを弾くのだけど、正直これがどのくらいうるさいのかわかっていない。管楽器や、同じ弦楽器でもピアノよりはずいぶん音が小さいし、指で弾くからアコギみたいにジャカジャカかき鳴らすわけでもない。わりと静かな楽器のはずだ。
夜中に練習しても大丈夫だろうか?
正直、「これ別に夜中に弾いてもいいのでは…」とちょっと思っていたのだが、全然そんなことはなかった…!
実際には夜中までガンガン弾きまくるようなワイルドな生活はしておらず、サイレントギターという消音ギターを使っている。こっちはどうだろう。
共鳴するボディがないだけで弦の音は鳴っている。でも音量としては全く問題ないレベルであることがわかった。よかった!
…という感じで、集合住宅における自分の生活音をレビューするのに意外に便利なデバイスだった。
音を測るだけならスマホの騒音計アプリとかを使ってもいいのだけど、専用デバイスとして常時おいておくことができるのはまた違った便利さがある。掛け時計や温湿度計みたいな感覚だ。
小さな子供が騒ぎがちな家庭なんかでも重宝するかもしれない。「ほらボリュームメーターさんが怒ってるよ!」みたいな。
人間の活力を測る
さて、もうひとつ面白い使い道を発見したので最後に触れたい。この装置、人間の活力を測ることができる。
発声の違いで、あきらかにメーターの振れ方が違うのだ。活力のある人の会話はメーターの触れ方にもメリハリがあるが、活力がない人の会話は声を出しているのに光らないタイミングさえある。
…まあ自分が活力のない側の人間であることはわかっていたが、数百円の機械に、しかもみんなの面前でこんなにもはっきりと見せつけられると、やり場のない悔しさを感じるのであった。
やや割高ですがAmazonにも似たのがありました
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