な~んていろいろ書きましたが、何も知らなくたって十分面白い!
Tijucaのパレードを見てみよう!パフォーマンスの制限時間は約1時間。めちゃくちゃたくさんのダンサーと山車が通るので、一部を厳選してご紹介します。
ここから先は大音量のサンバに身を任せ、踊りながらパレードを堪能しましょう。
コーヒー豆が炒られている。かわいい。
でっかいカメレオンがこっちを見ている
客席はかなり高い位置にあるはずなのに山車に乗っているダンサーさんと目が合う!
ステップを踏むたびめちゃくちゃ揺れている。足、すくまないのかな…
後ろから山車を押している。縁の下の力持ちだ。
チームの旗を掲げてクルクル踊る花形ダンサー(Porta Bandeira e Mestre Sala)
少人数だが審査項目にも入る重要ポジションだ。
通り過ぎるバテリアもかっこいいのでぜひ動画で見てほしい!ずっと演奏し続ける体力がすごいし、何よりこの人数で高いクオリティを保ち続けるのがすごい。
チーム名の入ったトラックとともに歌手陣がやってきた。
歩きながら踊りながら1時間歌い続ける体力、プロ根性がすごい。
なにやら大きい人がきた!!
パレードの前半は古代を表しているようだったけど、これは現代の音楽を表していそうな山車。テーマの「伝統」の部分だろうか…。
山車の中から光があふれていて面白い。
こうして最初のチームのパレードが去っていった。
そしてひとチーム去るたびに隊列を組んだ清掃チームが入るのもおもしろポイント。
綺麗な隊列でお掃除隊が通る。先頭に立っている男性は指揮を振っている!
バテリアの打楽器演奏には指揮者がついているのだが、おそらくそれを真似ている。
こういう細かいこだわり大好き。
おもしろポイントダイジェスト
この日はこのあと3チーム、そして翌日にも4チーム観たのだがとても書ききれないので、面白かった山車や、かっこいい演出、かわいい衣装をダイジェストでご紹介しましょう。
山車は火を噴き、いろんなものが飛ぶ
私たちがいる席の近くに審査員席があるので、出演者たちと山車はアピールタイムに入る。
山車が火を噴いた!こういう派手な演出がよく見えるのは審査員席の近くならでは。
そして演出は上空にも。
月みたいな風船が浮かんでいる。「お月さま取って!」と泣く子供にうってつけの風船だ。これをハイどうぞと差し出したらヒーローだろうな。
こんどは雲が浮かんでいる!
手をはなして本当に雲になってしまったりしないのだろうか…
細かい模様のクラゲと魚がとても幻想的
一斉に噴射された紙吹雪がキラキラ落ちてくるのが美しい!
山車は時にゲーム機、ダンスホール、ミュージカルの舞台
山車には巨大なモニターが搭載されていたり複雑な仕掛けが施されていたりと、最新技術が盛りだくさん。
格闘ゲームをプレイするロボ
向かいの正面も同じロボがいて、二人で対戦していた
これはもはや動くダンスホール!
この山車は床からダンサーが出てきて踊るというギミックがすごかった。ぜひ動画で見てほしいです。
子どもがベッドごとモンスターに呑まれるというミュージカルみたいな演出
どこかで見たことがあるモンスターもいるな…
衣装は露出が少ないものもあるし、むしろ暑そう
サンバダンサーといえば露出が多い衣装で踊っているイメージが強いがそのタイプの衣装だけでなく、とにかくたくさんの色や形があって面白い。
こういうドレスみたいな衣装もある。
かわいいですよね。イチゴのショートケーキみたい
こっちは馬に乗っている風の衣装!
背中から宇宙人の顔が生えている。かみなりさまの太鼓みたい。
そしてこのチームのバテリアは全員ドラキュラだった。
ちなみにこの後、駅までの帰り道がこのドラキュラ数人と一緒で面白かった。
最後のチームの後ろは誰でも追いかけられる!
そしてなんと、最後のチームが去ったら会場に降りて追いかけて歩くことができるのだ。ゴール地点まで歩けるので、パレード完遂の瞬間が見られる。
2日目の最後のチーム”Unidos de Vila Isabel(ヴィライザベル)”の後ろを追いかけて旗を掲げ、歌い踊りながら歩く。
結果発表は部外者でも緊張する
そして全チームのパレードが終わった翌日には早速、結果発表がある。発表の様子はテレビで中継されるので誰でも見られるのだ。審査項目ごとに点数が積みあがっていくさまを見るのは(部外者ながらも)ドキドキした。当日のパフォーマンスを見ているからなおさら。
ちなみに今年の優勝は”Beija-Flor(ベイジャフロール)”というチームでした。
「リオのカーニバル」はアツい勝負、観る側も体力勝負
出演者の表情や結果発表の様子から、「ただの陽気なイベント」ではなく出演者や応援者のいろんな生活状況・感情が入り混ざった勝負だと思い知らされた。
それを感じつつしっかりと心から楽しむことができて良い経験だったな。人生で一回は観る価値、絶対にあります。全員行ってください。
そして観に行った2日間とも、ホテルに戻ってきたのは翌朝7時でした。観戦中何度か眠気に襲われたけど、目の前の光景が夢なのか現実なのか本当にわからなくなった。霞む目の前を通る非現実的な大きさの山車はめちゃくちゃ夢っぽい。
これは………夢………???
編集部からのみどころを読む
編集部からのみどころ
んちゅたぐいさんが地球を団子にするためだけにブラジルに行ったわけではありませんでした。安心しました。
リオのカーニバルの宗教的な意味やコンテストであること、チケットの価格、LEDの山車、すべて考えたこともないことでした。
こういう知ったつもりになっているけど実はぜんぜん分かってないことを読めて得した気分です。みんな得した気分になってください。(林)