特集 2024年1月8日

爆笑!スターものまね王座決定戦スペシャルの10点コールは気持ちがいい

ずっとやりたかったことがあります。それは、『爆笑!スターものまね王座決定戦スペシャル』の点数発表です。

「さぁ!〇〇さんの点数をどうぞ!」光る審査員の点数、「10点10点10点…10点!」点数を読み上げていき、最後に合計点を「100て~ん!」。絶対気持ちがいいと思います。

気持ちよさを味わうために審査員席を作ってコールしてみました。

1987年埼玉生まれの栃木育ち・群馬県在住。
週末は群馬の温泉を巡っています。
漫画やイラストを描いたり、それに付随した講師もたまにしております。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Nuki

まずは見てください

爆笑!スターものまね王座決定戦スペシャルのコール(ものまね付き)

ものまねがうまくできたし、コールも楽しいし、100点がうれしくて小さく飛び跳ねちゃいました。

結果は100点満点とわかっていても10点を10回言うのはとにかく気持ちが良かったです。

100点に向かい、段々と元気になります。

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「やってみたかったんですよね~」終わった後の満足した顔の筆者

カメラワーク確認のために家で一人コールを練習していた時は、孤独すぎて気持ちが上がりませんでした。コールは複数人でやるといいです。盛り上がりが段違い!

余談ですが、今回のメインはコールですが、ものまね王座の流れを真似るために、動画中ではものまねを披露しておきました。

記事を書くときに、「本物のファミリーマートのコピー機の決定音を貼ったほうが私のものまねの完成度が伝わるな」と考え、ファミリーマートに動画を撮りに行きました。
ところが、発送レシートを印刷をする直前にしか「ヴェィッ」は鳴らないらしく、撮れませんでした。

あらら。なかなか伝わらないものまねを披露しちまった!

だけれど、元ネタを知らなくても100点満点がとれる素敵な審査員席です。

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『ものまね王座』とは?

30代半ばから上の世代は「あ〜、あったあった!あったね〜」と膝を叩いている最中でしょうか。

頭に「?」が浮かんでいる方に、『爆笑!スターものまね王座決定戦スペシャル』の説明をしますね。

『爆笑!スターものまね王座決定戦スペシャル』は題名の通り、ものまね番組です。通称は『ものまね王座』とのことで、以降『ものまね王座』と表記します。トーナメント方式でものまねの王座を決める番組です。

対戦する出演者2組のものまね披露終了後、司会者が出てきて感想を述べ、点数発表へ。合計点数が高いほうが勝利し、次のステージに進める。という流れ。

その、勝敗を決める点数発表がコール式なのです! 

審査員は10名。持ち点は一人10点。それぞれのつけた得点が右から左へ一人ずつ映し出され、司会者が点数を読み上げていきます。視聴しているこちらも心のなかでコールし、ドキドキしたものです。

 

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あらためて本体を見よう

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よーく見ると、審査員に顔があります。一人うしろを向いています。接着剤が乾いてから気づき、動かせませんでした。
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コンセントを挿すと光ります。

実は、当初の予定では審査員9名までは10点固定表記にして、10人目は電子工作用のマイコンと液晶画面を組み込んで0〜10をランダムに出し、合計点数も90〜100が出る予定でした。

ものまね王座では、100点満点がとれなかったとき残念そうに「99て〜ん」と言うんです。

点数発表をするのが榊原郁恵ちゃんだったのですが、郁恵ちゃんの「本当に惜しいよね。上手かったのにね」という相手を労う気持ちがこちらにも伝わってきます。それも再現したいと考え、ランダム数字に挑戦したんです。

なんとかどうにかしてランダム数字を出すところまでは行ったのですが、急に「ティー…」と小さい音がして、液晶画面がなにも映らなくなりました。

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うんともすんとも言わなくなった。取り乱して「おい、どうした?!」と叫びに近い問いかけをしてしまった。

満点以外のコールも体験してみたかった…。と思いこのときは本当に絶望しましたが、結果的にランダム数字はやめてよかったです。100点満点コールの気持ちよさは並じゃないからです。

それでは作り方に参ります。

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作り方

なるべく長く100点満点を満喫したいので、耐久性を持たせるためにアクリル板で作成します。

いつもならアクリル板をアクリル専用カッターでちまちま切るのですが、細工が細かい数字部分が難関ポイント。悩んだ末、アクリル板をデータ通りに切ってくれるお店に頼みました。

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aiデータ入稿OKなのでillustratorで作成しました。(赤線はカット線、黒線は彫刻部分)
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入稿3日後に届いた。もう7割できたようなもんだ。

届いたアクリル板を組み立ててテープライトを貼れば完成です。作業に夢中になり、写真をとり忘れたのでイラストで失礼します。

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ネットで調べて、本家に似せてillustratorで作成。シール紙にプリントアウトしました。

まずは、審査員席を組み立てます。

10.jpg次に審査員を配置し、背景を組み立てます。

11.jpg最後に、合計点数を光らせるための箱とテープライトを組み立て、接着します。

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コンセント式のテープライトにしました。電池式より明るいから。

暗闇で光らせると、審査員席の10点の光の洩れ方がだいぶ格好いいです。

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これは意図していなかったので思いがけないラッキー。

こだわった部分を紹介します。

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塗装

塗装箇所は、審査員の点数板と机です。光が際立つように黒のラッカースプレーで塗りました。

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アクリル板の色が選べたのだから、黒のアクリル板で切り抜きを頼めばよかったと後悔しました。
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アルミテープを貼る

ここが肝心です。得点板の向かいの壁にアルミテープを貼り、アルミ壁にします。光を反射・拡散させるためです。

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理科が苦手なのがばれそうな図。
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見比べる。反射がある分、アルミ壁のほうが明るい。

もう一回見てみよう

本家の流れと作り方が頭に入った今、もう一度動画を見てください。

気づきや発見があったあなた!そう!それが成長です!


ものまね番組はつい見ちゃう

審査員席を組み立てている最中、テレビから最新の『物まね王座決定戦』が流れてきました。

勝敗の決め方は変わらず点数式でしたが、いつの間にか審査員一人の持ち点が100点になり1000点満点になっていました。

ものまね披露後、「点数をどうぞ!」のあと、「◯点◯点…」のコールはありませんでした。

1000点満点でもコール、復活してほしいなぁ

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今回の撮影のために注文したけど撮影日までに間に合わなかった赤ジャケット。ものまね王座の司会者は赤いジャケットを着ていたのです。

 

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