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ちしきの金曜日
 
オープン猫カフェはじめました

■ 二店目「八幡堀遊歩道」

深川にあるひっそりとした遊歩道にきた。桜も咲き始め、カフェとしては上々のロケーションである。

深川八幡の裏手にあります。
旧新田橋というかっこいい橋があります。

あれ、猫がいない

おかしい。猫っ子ひとりいない。
この前来たときには、道のど真ん中に数匹の猫が構えていたのに。
どこかに隠れているのだろうか。

とりあえずいそいそと開店準備。

今回は紅茶ですわよ。
「!?」
「あんたここで何やってんの!」

しげみから出てきた


カタカタと準備をしていると、ピョコピョコ動くものが視界に入る。
猫たちがいっせいに出てきた。そして自分はあらゆる所から観察されているようなのだ。

すごく距離をとられてる。近づく気配なしでちょっと悲しい。

ガン見されてる。
こっちへ・・・あ・・。
ボス「おい、あいつの行動を探れ」
手下「わかりやした」
絶対何か言われてる。ひそひそ話を背中で感じながら飲むお茶はさびしい。
あんな遠くからずっとこっちを見ているし。

 

囲まれる

気がつくと、一定の距離を置かれたまま、完全に包囲されていた。なんだこれ。

SPに守られながらお茶を飲む人のようになった。

興味はあるのだろうが、一向に近づいてこない。さっきのように、待てば来るというわけではなさそうだ。

猫同士トランシーバーでやりとりしていてもおかしくない雰囲気が漂っている。明らかに警戒態勢なのだ。

コーヒーじゃなかったのがまずかったのだろうか…(そんな訳ないが)。

でもキミを見ながらお茶しちゃうもんね。

それなのに片づけをして公園を出ようとすると、ゴロンを腹を見せるではないか。なんだキミタチは!かわいいじゃないか!
今までずっと警戒されていたと思っていた人に心を許された、みたいな気分になって嬉しくなった。こんなに人の心を翻弄して実は楽しんでいるのね。ああ猫ってずるいや。

なんでさっき触らせてくれなかったのよ。
ええーかえっちゃうのーん?って言ってた(都合のよい訳文)

すみません、まだ終わりません。
欲を言うともっとこう、わさわさモフモフと猫にまみれてハーレム状態でお茶を飲みたいんです。そんな夢のような場所があるのでしょうか。

さて、在京で猫好きのかたなら思い浮かぶと思いますが、次は手堅く、「台東区谷中」を攻めてみます!


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