このからし、最後に使ったのいつだろう
「さあ、今晩のおかずはとんかつだよ」。揚げたてのカツを前にして沸きかえる食卓に10秒後、悲劇が。冷蔵庫にあった練りからしのチューブの口が、カピカピに乾き切っているのだ。どうにか中身を絞り出してみると、ペースト状のからしはすっかり水気を失い、本来の鮮やかな黄色も、どんよりとくすんだ茶色に。このからし、最後に使ったのいつだろう。
おでんにからしがないのは寂しい。シュウマイにからしがないのは寂しい。とんかつにからしがないのは、すごく寂しい。
でも逆に言えば一般家庭のからしの用途なんてそのくらいのもんで、新鮮なうちにチューブを一本使い切れる家庭なんてないだろうと、かねがね思っていました。
和からし 100個入り 135円
だから「業務スーパー」でこれを見つけたときは、その場で店員さんをダンスに誘いたくなるような気持ちでした。
そうだよ、これだよ。冷静に考えて、家庭のからしはこうあるべきだろうよ。
何が素晴らしいって、このからしは使い残すということがまずありません。一袋2gは500円玉ひとつ分くらいの量。春巻きなら一袋。とんかつは、二袋くらい。おでんならたっぷりからしつけたいから三袋は使うかな。という感じ。
そして個包装なので当然のごとく、非常に長持ちします。チューブからしの雄、ハウス食品さんによれば練りからしの賞味期限は開封済みならおよそ3ヶ月、未開封なら1年だそう。つまりこっちは小袋一つ一つは常に未開封状態なので賞味期限が丸々1年!これひとつ買っておけば、1年間はからしの在庫状況に気を揉む必要はなくなるわけです。
100袋購入後、1年経った
ただし、賞味期限が1年あるからといって、全部使いきれるかというとそれは別の話。なにせ100袋はなかなかに多い。ちょうど、購入からおよそ1年がたったいま、改めて数えてみると、
うそ…半分も使ってないの?
結局使い切れてないし賞味期限もすぎとるやないかと突っ込みたくなるかと思いますが、ご安心ください。
ぜんぜん劣化を感じさせない鮮烈な辛味で、こりゃあと半年はいけるな、がはは。
以上。業スーは、珍しい外国の調味料とか馬鹿でかい冷凍食品にスポットライト当たりがちだけど、こういう地に足のついた業務用食品が気軽に買えて、本当にありがたいですねというおはなしでした。
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