大須のシンボル 大須観音
大須には 大須観音 お寺あり。大須のシンボル ともされる。
でかい寺 これはみごとと 写真撮る。その直後、子供が「キャッ!」と 悲鳴を上げる。銀色の 平たいものを 放り投げ おびえる様子が 目に入る。
よく見ると ハトのエサやり できるよう。
女の子 投げた銀色 平たいの、ハトのエサ用 トレイであった。エサを持ち その瞬間に 大量の ハトに襲撃 されたから、驚くあまり 投げたよう。
悲鳴聞き なにごとかとも 思ったが それならそれで 微笑ましい。
せっかくだ 自分もやって みようかと 思うのもまた のどかな午後だ。
だがしかし、平和な時間 ここまでだ。このハトが、実はめちゃくちゃ こわいのだ。
カメラ持ち 通行人に おねがいし、僕もえさやり やってみた。
このときに すでに両肩 ハトとまり 待機してるの わかるだろうか。
この時点 すでに視線の 圧がすごい。
つづいては エサ置き場から エサを出す。その瞬間に 事件は起きた……
バサバササ バサバサバササ バサバササ!!!!
一瞬で 肩・頭・腕 トレイ上 4点すべてに ハトが来て 完全に占拠 されたのだ。僕の体の 上に乗り ギュウギュウに 押し合いながら エサをガツガツ 食べている。
身体の上で 押しあうと その爪が 鋭いために 食い込んで イテテイテテと 声が出る。
高くから おりてくる その勢いで トレイが重い。アルミ製 トレイ自体は 軽いはずだが。
着地する その衝撃で エサこぼれ それ食べにまた 別のハト どんどん押し寄せ 波のよう。全く身動き 取れなくなった。
こうなると もはやなんにも できないぞ。顔を伏せ つつかれないよう 目を守り 嵐が過ぎるの ただ待つのみだ。
耳元で バサバサバサと 鳴りやまぬ 羽音が延々 聴こえ続ける……。
「エサやり」と 優しく呼べる ものじゃない。完全に 野生動物の 襲撃だ。バイオレンスと 呼ぶべきものだ。
時がたち エサなくなると 一変す。ハトたちは 瞬時に興味を 失って あっという間に 去っていく。切り替えの 速さがむしろ 怖かった。感情の ないロボットと いう感じ。
動物と 心のふれあい 期待して エサやりやって みたものの、「彼らとは 一生わかり あえないな」そんな気持ちが のこるのだった。
襲撃の 様子をとらえた 動画です
こんなとき ヒッチコックの 「鳥」のこと よく引き合いに 出されるが 僕は未見で わからない。わからないけど こう思う「これをテーマに 作れるな、ホラー映画の 怖いやつ」。それくらい 恐怖体験 味わったのだ。
僕の住む 東京都では 条例で ハトのエサやり 禁止されてる。この体験 大須観音 ならではだ。だけどやっぱり 万人に おすすめすること できかねる。なぜならとっても 怖すぎるから。
このように 大須観音の ハトの群れ、僕の体に 爪痕を 残したのである 文字どおり。
もし体験 してみたい人が いたならば、ぜったい長袖 着てほしい。そしたら今度は 袖ボロボロに されそうですが…。
ハト過剰
そもそもだ、大須観音 この場所は とにかく多い ハトの数。
みなさんも 名古屋に行くとき 大須観音 ぜひ訪れては いかがでしょうか……などと今 あえて言うこと 必要ない 有名スポットだけれども、訪れるときは 気を付けて。ハトたちに 注目しつつ、注意して、そして畏怖して 楽しんでくれ。
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