ちょっと聞いてよ 2022年6月10日

顔のパネルを景色に添えると顔はめパネルの逆のやつ

これです。

パネルの背景に本物の顔を入れるのが顔はめなので、本物の背景にパネルの顔を入れるのが、その逆ということになる。やってみよう!

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

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悪夢ではない

顔はめパネル、あれはパネルの世界の中に本物の顔を入れるコラージュ作品である。

ブラックホールから噴き出るジェットの顔はめ。

これの『逆』を考えた。 

背景が本物で顔がパネル。

リアルな景色に顔のパネルを添える。

 顔はめパネルは、その独特な味わいで老若男女に人気があるが、『その逆』も不思議な存在感があっておもしろいと思う。

やってみた。

何をしているのかというと、『顔はめパネルの逆のやつ』を作ったのでお見せしている。悪夢ではない。 

顔のパネルを作って(サイズにバリエーションがあるといろんな写真が撮れて便利)
透明の持ち手を付けたらあとは好きな景色に添えればいい。

この顔は、冒頭のブラックホールの顔はめの顔である。『顔はめパネルから出ている顔のパネル』だ。 

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パラレルワールドなのでは

写真を撮っていたら、だんだんこれは顔はめパネルが切り捨てたもう一つの世界なのではないかという気がしてきた。

顔はめパネルを作る時、パネルの分隠れてしまう景色と、くり抜かれた顔を出す穴がある。

顔はめパネルというものがそもそも『パネルの世界』と『現実の世界』を合成したものなので、当然捨てたものをかき集めると世界がもう一つできる。

それがこれなんだ。

顔が僕の写真なのは違和感があるが、どこかのパラレルワールドに『僕の顔はめパネル』というものがあったら、顔の部分はくり抜かれて捨てられるんだろう。それが今、ここにある。 

こういうイメージ。顔はめパネルの世界の『裏』に位置するパラレルワールド。

そうか、パラレルワールドだ。ここは僕たちが捨ててきたものでできているパラレルワールドなんだ。 

カップ焼きそばの麺を捨て、お湯をすする世界。
プラモデルのランナーをケースに入れて飾る世界。
ヒョウ(レオパルド)とライオンを掛け合わせて『ライパルド』と名付ける世界。

あまり楽しい世界には思えないかもしれない。しかしあなたが今までの人生で捨ててきたものがこの世界のどこかにある。もしやり残したことがあるのなら、扉が開いてるうちに会いに行ってみるのはどうだろうか。

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「一緒に探しに行こうよ」
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