ストリートビュー地元案内 2021年5月16日

家に親が作った公園がある~成田市下総・3yk(みゆき)さん地元案内

ストリートビューを見ながら地元の人しか知らないささいな話を聞くシリーズ。今回はライター3ykさんが千葉県成田市下総を案内します。

動画の文字起こしです。もとの動画はこちら。

 

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このメンツでお話を伺います

千葉にとってのバンプオブチキン

3yk:最寄りの駅は一応…見えてますかこれ
林:これはどこだ…成田線?
3yk:千葉県なんですが、チーバくんで言うと…おでこ。
林:千葉っぽくていいですね

3yk:もう高い建物とかぜんぜんない。
林:駅って使うんですか
3yk:駅は高校生のときから使い始めて、小中学校時代は使わなかったですね。
林:高校はここからどっか行くとこだったんですね
3yk:そうです高校はヨシダプロの地元の佐倉市に通ってて
石川:へー
3yk:バンプオブチキンのメンバーが好きすぎて。メンバーに会いたい一心で佐倉高校に受験をして。
林:そんな理由で…
3yk:そんな理由(笑)。高校の部活も、バンプオブチキンのメンバーお父さんがカヌー部のコーチだったんですよ。
林:千葉の人にとってバンプオブチキンってすごいんですね
3yk:すごいですよ
林:意外にローカル色あるんですね
3yk:あれは俺たちの千葉だっていう

やんちゃが予想外

3yk: 4つあった小学校が全部閉校して、もともと中学校だったところに小学校もぜんぶあつめて、小中一貫校。
林:通ってた小学校はここじゃないんですよね

3yk:そうなんですよ。もっと家の近くでもそこもなくなっちゃった。いまは下総じゅうをバスが巡って
林:下総の子供をかき集めて。中学校はここだったんですか
3yk:中学生はここでした。 私がいた学年がけっこうやんちゃな子っていうか、やんちゃというかちょっと幼いというか。授業中にパンツ一丁になって、机の上を走り回って…
林:ちょっと初めて聞くタイプのやんちゃですね。悪さが予想外というか。
3yk:悪いというか「もうお前、いい加減にしなさいよ」ってこずかれるようなタイプの悪でしたね。
林:パンツ一丁で机の上走り回るってちょっとあまり聞いたことないですねそれ。(笑)
3yk:そうなんです
石川:ちょっとプリミティブですよね。グレ方が、バイクとかじゃないんですね。
3yk:ここは美術の教室だと思うんですが、こっちの窓に授業中、男子が2人を張りついてて、いい加減入ってきなさいって怒られたりして。
林:張りついてて外側に。服着てるんですか?
3yk:きてます。
 

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3yk:えっと。私この街の中で1回引っ越しをしていて、一番最初に住んでたのがこれなんですよ。
林:立派な家ですね
3yk:奥に大家さんがいて貸してもらって。
石川:同じ建物で建て替わったりしてるんですか。
3yk:いや多分変わってない。こんな感じだった。多分色はぬってると思います

林:何かこの家すごい3Dっぽくないですか。なんかすごいぱっきりしてますよね
3yk:なんでだろう。この家、面白くて、庭にちっちゃい池があったり。私この部屋にいたんですけどここの窓から屋根におりれるんですよ。屋根に降りて昼寝したりとか
石川:漫画みたいですね
3yk:弟がいるんですけど、弟は頑張ってこの辺まで登った記憶が
ありますね。

公園だった自宅

3yk:ちょっとこれ以上入れないんですよ
林:この緑の奥まったところですか

3yk:結構変わった家なんですけど、もともと村の何か診療所だったんですよ。そこをただ同然で親が借りて、廃墟だったのをリフォームとか板を張り替えとかして、住んでいるというか
林:この家の周りの背が高い植え込みが境界なんですか。
3yk:ここまで家でした
石川:看板立ってますよ。わんぱくキッズ?
3yk:そうなんです。うちの親が開いてた公園なんですけど
林・石川:へー
3yk:ここにうっすら櫓みたいなのがあって。親がどっかからもらって下に1mぐらい穴が掘って滑り台にして

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実家

林:えーと、ご両親はわりとヒッピー的な感じですか?
3yk:農家をやりながら、もともと教育にも興味があって。遊び場を作りたい。それで名前をつけて月に1回とかイベントをやってたんですね
林:僕も実家がおかしかったんでこういう感じわかります。家に急に看板ができたりとか身に覚えがあるんで
3yk:小学校の友達とかも「放課後、3ykんちな!」なみたいな感じで。
林:なりますよね。最高ですね。

緑が濃い

林:緑がすごい濃い
3yk:あと本当もうこんなこういう道しかないですけれどよろしいでしょうか?
石川:ツタがかなり電線を登ってます。ここも結構ダイナミックすですよ。アーチみたいな。

林:緑の匂いが想像できます。
3yk:ここが端のセブンイレブン
石川:広いですね
林:駐車場がすごい
石川:駐車場を広いのもあるし、駐車スペースの間がめちゃめちゃ広くないですか。こんな贅沢な線ですね。

3yk:間隔が広い
林:今たまたま映ってるところにすごい鬱蒼としている家がありますね。
3yk:この色に塗ってあるんですかね
石川:すごい苔むしてるのかも
林:そういうことかもしんないですね。
石川:そこの電柱すごくないですか。これこれ
林:葛ですかね。鬱蒼としているとしているなという印象ですいません。

弟の家出

林:これ利根川ですか

3yk:利根川ですね。弟が、中学校3年生の時に家出をしたんですけど。
林:うん
3yk:利根川沿いを自転車で夜中出発して一生懸命走って。何か最初京都まで行くみたいな置き手紙を残して
石川:重いな
3yk:遠いんですよ。お母さんの携帯をこっそり奪って持って出発して、喧嘩とかじゃないんですけど、何か家出したくなったから家出して。河川敷、ここの川沿いをずっと走りながら、今この辺にいるみたいな電話が1時間に1本ぐらい
林:どこまで行ったか言いたいですよね
石川:ツイッターとかないから
3yk:自転車に毛布縛り付けていったらしいんですけど、道のどこかで毛布を落として、疲れたから迎えに来てくれって隣の駅から電話があって。お母さんが迎えに行って
林:それは家出…?すごいいい景色のとこ出た

藤原:空がドラマチック
3yk:多分こういうのを見ながら走ってたんだろうなと
林:隣の駅の駅までしか行けなかったんですね。
3yk:そうなんです。となりの駅すごいすぐ近くなんですけど、毛布落として。久住、ここまで行って迎えに行って。
林:京都に行きたいってなんか理由があったんですか
3yk:京都に親戚がいるんです。旅行だったんですかね。おれは家出をしますって置手紙があったんですよ。
林:さっき屋根の上に頑張って登ってた弟さんですよね
3yk:そうそう
林:今は普通に働いてるんですか。弟さんは
3yk:いやあ、何か調理師免許を取って、しばらくレストランとかで働いてたんですけど、なんか俺はもっとやりたいことを探すみたいなことでオーストラリアでワーホリで
林:帰ってこないで頑張ってるんですね。でも一貫してますね、なんか屋根に登ることから家出からオーストラリアから
3yk:そうです。一番家で自由な人かもしれないですね。
石川:冒険家ですね
3yk:冒険家ですね本当に

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