超地元！案内 東京都 神田編 by トルー

縁もゆかりもない土地でも、地元の人に案内されるとなぜか見たことがあるような気がしてきます。そんな錯覚を味わってもらうストリートビュー地元案内。

今日は東京都神田編、案内はトルーさんです。

プープーテレビで公開した動画「超地元！実家まわり観光案内【トルー・東京都 神田編】」の内容をテキストで再現しました。

トルー：共有できてますでしょうか？
西垣：え！？神田！？
トルー：小伝馬町という日比谷線の駅なんですけど
西垣：すげー
トルー：今ここが小伝馬町でここが神田です
林：小伝馬町と神田ってこんなに近いんだ
トルー：では通学路を案内します
林：はい

■夏にコオロギをくれるおじいさんがいた

トルー：この駐車場は今無人なんですけど、昔は人がいて管理してたんですよ
林：うんうん
トルー：ずっとおじいちゃんがいて、夏にコオロギくれるんですよ
西垣：え！？
林：嬉しかった？
トルー：当時は嬉しかったですね
西垣：良かった
トルー：このセブンイレブンも「コオロギ、ご自由にどうぞ」みたいになってました
西垣：へぇー
林：コオロギ大量発生してたのかな、このへん

トルー：ここらへんはブルーベリーを育てていて「ご自由にどうぞ」って札が下がってて…
林：へぇー
トルー：で、食べてました
林：街並みは都会なんですけど、出来事はすごい普通の町ですね
西垣：田舎のはなしみたいですね

林：このへんってどんな人が住んでるの？
トルー：昔から住んでる人はお祭り大好きみたいな、江戸っ子だぜみたいな人もいますね

■バチェラーみたいだった幼稚園時代

トルー：小学校です
林：すごいな、これ何階建て？
トルー：6階建てかな
西垣：え、大変ですね
トルー：児童館も一緒になってたんですよ
林：あー、なるほど
トルー：壁があって、校庭が外からみえないようになってるんですよね
林：どうなってるんだ？
西垣：ほんとだ
林：すごいな。曇りガラスのところはプールですか？
トルー：そうです、この下がプールです。昔はここから親が見てました
林：なるほど
トルー：今は見えないように曇りガラスになりましたね
林：へー

トルー：幼稚園も一緒になってて、そこへ通ってました。砂場の砂を空になるくらい掘って。僕が全部掘って、女子全員が「わ、すごい」って見に来て、みんなでそこで遊んだっていう記憶がありますね
林：空の砂場で？
トルー：女子全員と僕で…
林：バチェラーみたいな記憶だね
トルー：そうなんです

■デイリーヤマザキ本社の壁にリボンが投影される

林：ここのデイリーヤマザキは本社の近くだから、ランチパックすごいいっぱい種類あるんだよね
トルー：そうなんですか？
林：これがデイリーヤマザキの本社？
トルー：そうです。そうです。冬になるとビルの壁にリボンがボヤ―っと投影されるんですよ

■都内の別の学校へ転校したら荒れていた

トルー：転校したら、僕のクラスがめちゃくちゃ荒れてて
林：はずれー、みたいな？
トルー：授業を抜け出して落とし穴掘らされるんですよ
西垣：掘らされる？
林：軍隊みたいですね

トルー：ここでお囃子習ってました
林：へー、すごいな
トルー：おまつりの太鼓とか笛とかです。祭りが夜になるとピリピリしてきてケンカみたいになるんですよね。それに負けないように叩けと教わりました
林：ん？
トルー：負けないよう狂ったように叩かないといけないんですよ
林：太鼓を？
西垣：ケンカの勢いに負けないように
トルー：僕は僕なりに叩いてたんですけど、他のおじさんが来て「そうじゃない、どけ」って他のおじさんが太鼓を叩いてました
西垣：最悪やな。めっちゃ嫌やな
トルー：そういうのが嫌でやめちゃいました
林：やだねー。それやめるよね
トルー：太鼓叩くのは好きだったんですけどね
林：好きだったのにね

■祭りで神輿のうえに立っていると、後ろの帯を引っ張られて落とされる

トルー：神輿が休憩してもう一回スタートするときに、拍子木を打つんですけど、それをやらせてもらったことがあります。神輿のうえに立って「いきますよ、いきますよ」ってやるんですけど
林：え、そんなかっこいいことやってたんだ
トルー：はい、やらせてもらったことがありましたね
西垣：神輿の上ってこわくないですか？
トルー：こわいですね
西垣：そうですよね
トルー：担ぎはじめが、グワってあがるんですね
西垣：うんうん
トルー：で、後ろの帯を引っ張られて落とされるんですよ
林：え、わざと？ずいぶん荒っぽいですね
トルー：はい。そうなんです
西垣：え？
トルー：大男が下で待っててくれて受け止めてくれるんです

■中学校隣のフィリピン大使館にボールが入ってしまう

トルー：青いところが中学校です

トルー：隣のフィリピン大使館にボールが入っちゃうんですよ
西垣：やばそうですね
トルー：「国際問題だ！」って、笑うっていう…
西垣：はいはい、楽しいっすね

■高校時代は家帰るまでに全部のコンビニ寄って5分くらいずつマンガ読んでいた

トルー：高校はすごいみんな大人しくて、僕がめちゃくちゃ空回りしたんですよ
林：テンションが違うんだ
トルー：ふざけても誰も笑わないなという状態で、どうしたらいいのかわからなくてずっと寝てました
西垣：へー
トルー：朝寝てパッと起きたら午後だったんですよ。学校で
西垣：へぇー！
トルー：誰も起こしてくれなかったんだ、というショックの記憶が残っています
林：そうですね…
トルー：弁当も食べてないし

林：トルー、日比谷高校なの？
トルー：はい
林：そうなのか…
西垣：日比谷高校ってどんな学校ですか？
林：めちゃくちゃ勉強ができる学校ですよ
西垣：賢い子が通う学校なんですね
トルー：バレーボール部に入っていたんですけどやめて、オーケストラ部に入るんですよ
西垣：へぇ～。
トルー：ここがマクドナルドだったんですけど、みんな好きな女の子に「どうしたらいい？」みたいな話をするんですよ

林：幼稚園の頃がピークだった感じがするね
トルー：しゃべってて気付いたんですけど、徐々に下がっているなと感じてました
林：いやいや…
西垣：マックのところで盛り返すんじゃないですか？
トルー：そうですかね…。このころまだコンビニで立ち読みができたんですよ
林：うん
トルー：家帰るまでに全部のコンビニ寄って5分くらいずつマンガ読んでて…
西垣：へぇ～
トルー：なんか、なんかいろいろやれば良かったですよね…

トルー：マンガ読んで恋バナをしてましたね…
林：そして寝たりしてましたよね

（しばし無言でストリートビューをみる）

トルー：大学ではお笑いサークルに入っていました
林：そうだね。大学は家から通ってたの？
トルー：はい、1時間くらいかけて通ってました。
そうだ、1回すごいむしゃくしゃしたが大学の飲み会であって。歩いて帰ったんですよ
林：千葉から
西垣：えー？
トルー：一晩かけて。6時間くらいかかりました。
林：へぇー
トルー：そのとき歩きながらメールしてたんですよ。その相手だったのが今の奥さんです
林：へー！
西垣：良かった。いい話なのか悪い話なのかわからないな
林：「いま錦糸町過ぎた」とかそいうメール
トルー：そうですね。ずっと相手してくれて
西垣：へぇ～～～！
トルー：「それが今の奥さんです」っていうフレーズを言いたかっただけです
西垣：確かにそのフレーズ言えることないですよね
林：そうですね

■デイリーポータルZと出会ったきっかけ

トルー：会社入って調べものをしたらデイリーポータルZの記事を見つけて、そこから面白いと思ってずっと読んでたんですよね
林：記事を書くためのセミナーをやったんですよ
西垣：ほー
林：そのときにダントツに面白い人がいて、なんだこの人は！と思って
トルー：いやいやいや…。だから、あの…、企画とかよくわかってなかったんです。居酒屋へひとりで行ったって記事を送りました
林：居酒屋でずっと箸の箱を見てるって内容だったよね

トルー：そうです
林：うわー、全然意味ないの来たぞって思って…
林：この前の、いいホテルに泊まって冷蔵庫開けたり閉めたりしてる記事を書いてて。
あんまり変わってないね
トルー：成長がみられない…

実際の様子は動画「超地元！実家まわり観光案内【トルー・東京都 神田編】」で確認してください。