縁もゆかりもない土地でも、地元の人に案内されるとなぜか見たことがあるような気がしてきます。そんな錯覚を味わってもらうストリートビュー地元案内。
今日は滋賀県大津市膳所(ぜぜ)、案内はきだてたくさんです。
プープーテレビで公開した動画「超地元!実家まわり観光案内【きだてたく・滋賀県 膳所編】」の内容をテキストで再現しました。
■本日の説明
きだてたくさんが子どもの頃住んでいた「膳所」(ぜぜ)をストリートビューを利用して、Zoomで紹介してもらいます。
■関西の人でもあんまり読めない地名である難読地名の『膳所駅』からスタート
きだて:そもそも関西の人間でもあんまり読めない地名である難読地名で「膳所」(ぜぜ)といいます。琵琶湖のほんと下の方です。
林:お~ きだて:これがJRの膳所駅です |
林:あ~、知らない街だ
きだて:京阪の膳所駅です 西垣:関西の感じがするな 林:このJRって文字が青なのを見るだけで、遠くに来たなって感じますね きだて:あ、そうか 西垣:そうか、東日本は緑でしたっけ 林:そうです、緑です 西垣:そうか、緑か 林:「旅」って思いますよ きだて:ここは大津市なんで「大津京」があったところです 西垣:ふんふん 林:そうですね きだて:一応「都」だったところですね。 きだて:「膳所」というのも大津京があったときに、「膳所」があったということで、食事を設えていたのがこのあたりだったと言われています 林:なるほど。 西垣:「ときめき坂」っていうんですかこのあたりは きだて:あ~。それについては後ほど説明します 西垣:あ、そうなんですね きだて:いろいろあって、ツライ名称なんで… 林:住宅街ですね
きだて:完全に住宅街ですね きだて:ここで道が二股に分かれていまして、右に行くと西武百貨店で、左に行くと実家の方です。 きだて:ここに団地があるんですが、これが僕が住んでいた場所です 林:へぇ~ きだて:膳所ハイツという名前です 林:膳所ハイツ、綺麗な団地ですね きだて:膳所ハイツは1号棟から12号棟まであって、住んでいたのが9号棟です 林:知ってるようで、知らない街並が新鮮ですね。見たことあるような気がしますが、新鮮ですね ■飛び出し坊やは人と認識される
林:飛び出し坊やいますね きだて:いますね。でもこれ偽物です |
林:え?
西垣:そうなんですか?確かに何か書いてありますね 林:「ぜぜハイツ」って書いてますね きだて:たぶん団地の町内会的なところがつくったジェネリック飛び出し坊やですね 西垣:関西で作ってるんですか?飛び出し坊やって きだて:飛び出し坊やは滋賀県発祥ですね 林:へぇ~ きだて:この電話ボックスは高校のときに死ぬほど使った公衆電話ですね 西垣:へぇ~ きだて:親に聞かれたくない彼女との電話をここでしてました きだて:ここにもとび太くん(飛び出し坊や)ありますか?
林:顔がぼかされてますか? きだて:人間だと認識されてるんですね |
西垣:そんなことあるんだな
きだて:ここが川端っていう駄菓子屋です。遠足のおやつはここで300円分買ってました。…あ、こうやってしゃべってると記憶の扉開くな…
林:ははは きだて:川端はばあちゃんがひとりでやってたんですけどそこで飼ってた犬が「クマ」という名前だったことを思い出しました。すごいな、こんなこともう40年くらい忘れてたのにな 林:クマがいたんですね ■学校前におもちゃつき教材を売っているおじさんがいた
きだて:この細い道を抜けると学校にいくんです 林:こんな細い道に入れるんだ きだて:ここ通学路なんですよ 西垣:Googleの人行ったのすごいな 林:あ、学校につきましたね きだて:これが小学校です 林:この細い道すごいいですね きだて:膳所ハイツからこの学校に結構な人数通ってるんですよ 西垣:はい きだて:その団地の子どもがこの細い道にうわーっと入っていくわけですよ 林:はははは きだて:砂粒の最適化実験みたいな感じでしたね |
きだて:もうちょっとならせや、って感じでしたね
西垣:なるほど きだて:このあたりですね、たまにパチモンの進研ゼミみたいな教材が売られてまして
西垣:でた! 林:群馬にもあったと北村さん荻原さんが言ってました。群馬はおもちゃだったそうです。荻原さんが「おもちゃがすごく魅力的だった」と言ってました。
きだて:このぐらいの巨大な消しゴムにカレンダーが印刷してあるやつをあげるよ、って言うんですよ
■父の部下から「ときめき坂は君のお父さんがつけたんだよ」と教えてもらった
きだて:ここがときめき坂なんですが、膳所駅から西武百貨店につなぐ坂でして。
僕が小学生のころに、名前がついたんですよ。この道沿いを商業地区にしようということになって、名前がついたんですね。うちの父がこの計画に一枚噛んでたらしいんですよ。 西垣:ええ きだて:父が設計士で、「VANVA1」というこの場所を父が設計したんです。 西垣:へえ~ きだて:どうも、ときめき坂計画にうちの父の会社が一枚噛んだらしくて。 林:うんうん きだて:で、父の部下の人から「ときめき坂は君のお父さんがつけたんだよ」と教えてもらって… 西垣:え!? きだて:そう、聞かされたような気がしたんですよ 林:へ~ きだて:自分がいつも使ってる道に「ときめき坂」ってつけた気持ちわかります? 西垣:すごいな。ロマンチストですね 林:いいじゃないですか。誇らしいですよ きだて:後から聞くと公募だったらしいんですよ。なので、ひょっとしたら公募の選考に関わったのかもしれないですね 西垣:それはありそう 林:ときめきを推したのかもしれませんね きだて:そうだと思うとやっぱり父親を許せない気持ちになりますね |
西垣:いい名前ですよ
きだて:つらい…。友だちに知られたら「あいつのお父さんときめきだぞ」とか言われそうだし。 西垣:はいはいはい ■西武百貨店で鬼ごっこをしていた きだて:西武百貨店です
林:お~ きだて:かっこよくないですか?西武百貨店 林:かわってますね、これ。横にあるの階段ですか? きだて:そうですね、階段です。菊竹清則っていう「江戸東京博物館」を設計した人が、つくったんです 林:へ~ きだて:ご自宅がスカイハウスっていう名前で大塚の方にあるんですけど、検索してみると笑いますよ。江戸東京博物館のちっさいやつなんです 西垣:へぇ~ きだて:こんな作り、子どもが絶対鬼ごっこするって決まってるじゃないですか
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きだて:西武百貨店で散々鬼ごっこしましたね
林:遊んでる子どもいますよね、商業施設で きだて:やっぱりかっこいいな、この階段。 林:いいですね きだて:この階段の斜め下にボール投げて遊んでました 西垣:ボール投げて… きだて:ボール投げて友だちに当たったらアウトみたいな遊びですね きだて:僕が膳所を離れたあとに、「Oh!Me」ってビルができたんですよ
西垣:「Oh!Me」「Oh!Me」?? きだて:連呼しないでくださいよ、西垣さん 西垣:いや、はじめて聞きました きだて:僕も知らない建物ですから 西垣:結構強烈な名前ですよね ■完全に自転車のルートが刻み込まれていたので本を読みながら通った
きだて:僕が高校、ちょっと違うところへ行きたいと思って大津市の高校へ行きました
林:大津市ね きだて:琵琶湖を渡らないといけないんですが、基本電車通学だったんですが、自転車で行けるじゃんってことで、自転車で通ってました 高校2年生くらいから、近江大橋という琵琶湖を横断する橋があって、ここを自転車でわたって通学していました 西垣:すごい、いい景色だな きだて:結構眺めがいいんですよね 林:この橋そこそこ長いじゃないですか きだて:全長1.3キロだったと思います 西垣:へ~ きだて:琵琶湖の一番細い部分に橋がかかってたはずです 西垣:結構な距離ですね きだて:ここより細くなると瀬田川という川になります 西垣:なるほど きだて:長い橋なんで結構傾斜もあったんですけど、普通に手放し運転で本読みながらいってましたね 西垣:へぇ! 林:スカしてますね! きだて:なめきってましたね。完全に自転車のルートが刻み込まれていたので 西垣:ほ~ きだて:目をつぶってても高校にたどり着けたな、くらいの自信がありました 林:自動運転のテスラみたいですね |
実際の様子は動画「超地元!実家まわり観光案内【きだてたく・滋賀県 膳所編】」で確認してください。
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