編集部日記 2021年2月7日

超地元!案内 神奈川県 厚木編 by 伊藤健史

縁もゆかりもない土地でも、地元の人に案内されるとなぜか見たことがあるような気がしてきます。そんな錯覚を味わってもらうストリートビュー地元案内。

今日は神奈川県 厚木編、案内は伊藤健史さんです。

 

プープーテレビで公開した動画「超地元!実家まわり観光案内【伊藤健史・神奈川県本厚木 編】」の内容をテキストで再現しました。

伊藤:このあたりが厚木です。平野がひろがっていて、左が鎌倉です。
林:相模原とか町田からずっと平らな土地が広がってるんですね。多摩丘陵超えたところですね
西垣:なるほど
伊藤:山があるんです。このあたりが山を削って平らにした住宅地です
林:なるほどね。ニュータウンだ

■看板みたいに設置されているボーリングのピン

伊藤:ちょっと広いロータリー側へ行きますね
西垣:こんな感じなんだ
林:本厚木はめちゃめちゃ栄えてますよね
伊藤:やっぱり宿場町だったので。

伊藤:ここが駅です。ロマンスカーも止まったりします
この駅ビルがミロードです。新宿とかにありますね

林:そうか、小田急だからか
伊藤:神奈川で一番高いところにあるサイゼリアじゃないですかね
西垣:あんなところに…。緑じゃないな
伊藤:僕が子どものころからある、目の前のビルのうえの階に厚木ボウルっていうボウリング場があるんですよ
林:ボウリングのピン、あんな風にたてるのめずらしいですね

西垣:看板みたいに設置されてますね

伊藤:「とん漬」っていうのがあるんですけど、味噌漬けの豚肉をホイルに巻いて焼いて食べるんですよ
西垣:厚木名物なんですね

■路面店の大戸屋はめずらしい

伊藤:ほら!見てください。路面店の大戸屋です
林:あー!めずらしいですね
西垣:ほんとだ

伊藤:密かに、ぼく、厚木のみどころのひとつだなって思ってるんですよ
西垣:日本家屋風ですね
伊藤:たいていビルに入ってるじゃないですか
林:こんなにしっとりした大戸屋はないですよね
西垣:あんまり見ないですよね

伊藤:あと、これが厚木のドムドムです
林:お!ドムドム

伊藤:2階にあるISHIKEN SPORTSっていう看板に、シュワルツェネッガーみたいな筋骨隆々なお兄さんが腰かけてるみたいなオブジェが名物だったんですよ
林:ええ
伊藤:ドムドムが入ったタイミングでなくなっちゃんですよ
林:古い写真みたら出てこない?

伊藤:あ、なるほど。あ!いましたね!いる!
西垣:じゃ、ドムドムが最近入ったってことですか?
伊藤:そうですね
林:ドムドムが最近入るのってめずらしくないですか?
伊藤:そうですね。2018年ごろからですね
西垣:すごっ!

(場所を移動)

伊藤:ここにマドンナっていうスナックがあります
西垣:ありますね
伊藤:昔はスナックコンパスっていう名前で、うちの親父の行きつけだったんですね
林:へぇ~
伊藤:カラオケ教室とかやっていたんで、カラオケ歌いに行ってたんですよ
西垣:へぇ~
伊藤:コンパス、こっちのスナックかもしれない…。
林:大丈夫ですよ。その情報間違ってても誰も気にしないから。
伊藤:コンパスのママと一緒に花見に行ったことあります。
西垣:なんですかそれ
伊藤:僕が小学校に入るか入らないかの頃、父とコンパスのママと僕で。
西垣:すごい
伊藤:今思うとそれはそういうことだったんじゃないか
林:お父さんはそういうことじゃない、という意味のために息子を連れて行ったとか?
伊藤:そのときに僕、ちょうど側転ができるようになって。調子こいて二人の間で側転ばかりやってたんですよ
西垣:むちゃくちゃいい光景ですね
林:微妙な関係の大人の間に側転する子供
伊藤:赤土だったので手が泥だらけになって
林:愛人の横で側転

■特攻服を作ってくれる店

林:以前企画に使う特攻服を買いにきたんですよ
伊藤:僕は行ったことないんですよね
林:あったあった
伊藤:こんななってるんだ
林:aoki2.com
西垣:aoki2
林:aoki.comが取れなかったんでしょうね。
西垣:アカウントじゃないんだから

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伊藤:ここから側道に入るんですよね
林:そこの側道の脇の小さい家いいですね
伊藤:通るたびにここでは眠れないなと思いますよ
林:なんか看板出てるよ
伊藤:あ、ラーメンだ

伊藤:旧道の国道へ進みます
林:なるほど、旧道っぽいですよね。旧道欲が満たされますね
伊藤:バスはね、ちゃんと旧道行ってくれるんですよ
伊藤:そして、支流みたいな小さい川があるんですけど。ここもスナックの並びもいいんですよ

林:ほんとだ、すごい良いですね
伊藤:これは逆車線になるので、実家から厚木駅方面に帰るときに通るんですけど、これを眺めるのがいいですね
林:あ~、これはいいですね
伊藤:「きよこ」とか、すごい昔からあるんですよ
林:冗談みたい、セットみたいですね。
西垣:きよこ、あすなろ、大吉


伊藤:薬屋さんとかもすごい良いし
林:貼り紙すごいですね
西垣:ほんとだ、中が見えないですね
伊藤:がん、脳卒中、心臓病って…
西垣:風邪みたいな感じで書いてありますね

伊藤:このへんを過ぎてくると感覚的に帰ってきたなと思いますね
林:へ~
伊藤:「たんぽぽ」は親父がカラオケ教えに行ってるところですね
スナックのママとかに教えてるんです
西垣:なるほど~
伊藤:で、息子は側転するという
西垣:芸達者な一家ですね
林:そうですね
伊藤:息子は達者じゃないですけどね
林:サーカス団っぽさありますね

林:この巨大な建物コーナンですか?

伊藤:そうです。ここは元「ノリタケ食器」の工場と直売店だったんです
林:は~
伊藤:コーナンの前に巨大なパチンコ店があったりするんですよ
林:ほんとだ。スケール感おかしくなりますね

西垣:これが伊藤さんがおっしゃる山のところですかね
伊藤:そうですね。もう山が見えてきて
林:丹沢が
伊藤:あの山に向かって行くと実家がある感じですね。この看板がすごい大好きで

西垣:え?これがですか?
林:「売るのも買うのも借りるのも」っていうところ?
伊藤:むかしは物件情報が書いてあって。このざっくりした情報が好きです
(ストリートビューで古い写真を出す)

林:こんな情報で借りないですよね
西垣:でも、付替え可能にしておいたんですよね
伊藤:もうやめちゃったんですよね
西垣:ネットが普及して
林:ここで見る人いないだろうってなったんですかね
伊藤:間取りも文字情報だけですから
林:間取りと値段だけですからね
林:こんなんで家借りちゃダメって思いますよね

 

■ランドマークの貯水池につつじ文字

伊藤:ここを登っていきます
林:いよいよ家へ
伊藤:ここらへんのランドマークがあって。何もないような住宅地なんですけど
林:はい
伊藤:この右手。わかります?貯水池なんですよ
林:あ~
西垣:ハハハハハ
伊藤:ここが良くてですね
西垣:ランドマークが貯水池ですか

(空撮の写真をみる)

伊藤:ぼくの地元は「まつかげ台」って言ったじゃないですか。ツツジの文字があるんですよ

西垣:「まつかげ」
林:最初の文字はマークですか?
伊藤:そうです。厚木の市章です
林:かわいいですね

実際の様子は動画「超地元!実家まわり観光案内【伊藤健史・神奈川県本厚木 編】」で確認してください。

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