デイリー棒タルZ 2020年10月7日

マイクスタンド芸を身につけるために必要な3つのこと

いつだって気持ちはロックだ。

ロックスターにあこがれる。曲、ライブ、生きざま、全てがかっこいい。人を魅了する人生を歩んでいきたいが、会社員として安定した生活を捨てることなんてできない。どうにかロックスターの気分でも味わえないだろうか。

ライブ映像を見ているとパフォーマンスでスタンドマイクを振り回す、マイクスタンドパフォーマンスがある。スターにはなれないが、これならできそうだ。なので、練習をしてみた。

1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー)

前の記事:ドキュメント・東京から自転車で海に行く10時間の記録


ロッカーになるライフハック記事です

まずは練習である。色々なマイクスタンドパフォーマンスがあるが、今回は矢沢永吉さんことYAZAWAを参考にした。どういうものかはYouTubeで「YAZAWA マイクターン」で調べてほしい。足で蹴り飛ばして、1回転させる。この記事ではやってみて気づいた3つのことをお伝えします。

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1.モップは使わないほうがいい

まずはマイクを使う前にモップで練習をしようと思う。

小学生の頃、ほうきやモップをマイク代わりにする人がいた。あの頃はお調子者しかやっていなかった。そうやって書くと今からやるのに恥ずかしいな。

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家からバスに持って来た。明日、ベランダ掃除をやろうと思ってます。

これでやってみよう。とりあえず、モップを持ってみた。なんだろう、掃除をしたくなる気持ちがある。

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こういうお調子者がいた。

ジャージを着てやると掃除の時間になる。学生の頃は、真面目に掃除をするタイプだったし、合唱の練習もちゃんと歌う学生だったが、今は違う。今はロックスターだ。レールの上を走る人生なんて面白くない。

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ちゃんと掃除しろ! 委員長に怒られるぞ。
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ロッカーのジャンプよりも両生類のジャンプに近い。
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ジャーン。
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彼の中でロックが生まれた瞬間だった。

罰が当たったのだろう。練習終了のお知らせがやってきた。ほらーちゃんと掃除しないからじゃん。

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モップが折れました。
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素材は竹なんだな。来週のベランダ掃除は延期となりました。あと、練習ができない。
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2.道具も服装もロックにする

練習する前にモップが折れたので、本番で練習しようとしたマイクを使うことになった。外でマイクを使うの、おしゃれなアーティストになった気持ちになる。

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YAZAWAは特別に注文したオリジナルの白いマイクスタンドを使っている、ENOSHIMAはAmazonで買った白いマイクスタンドを使う。

購入したマイクスタンドは高さを調節するのにパイプを切るタイプだった。

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本当に切っていいのか不安になるが切る。これもロックだ。

組み立て何度か練習をしているとできるようになった。才能がある気がする。歌わないがマイクスタンド芸ができる人です。

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回すとケーブルの残像がきれいだが、周りの人に当たると怖いので外した。優しきロックンローラー。
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撮影を手伝ってもらった友人の能登さんにもやってもらった。意外と難しいのか、スタンドが飛んでいった。

コツをつかめば簡単だが、意外と難しい。でも、あきらめない気持ち、それがロックだから。

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コツとしては、マイクスタンドの足を自分の足にのせてけり上げて、
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手の中でマイクを回す。

これをやればロックな人もロックじゃない人も回せる。ただ、なんだろう、ロック感が足りない。そうか、ロックな服装をする必要がある。

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初めて革ジャンを買いました。

革ジャンを初めて着たがロックンローラーというよりも、どっちかというと大学2年生みたいになった。

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雰囲気はある。カラオケ映像で流れてきそう。

革ジャンを着てやってみる。ジャージの100倍似合っている。最初からこれでやればよかった。モップも犠牲になることはなかったかもしれない。

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自分で言うのもなんですが様になっている。

そこにいるのはミニストップのイートインスペースでコーラを噴き出してしまった江ノ島はいない。ステージ生まれ、ステージ育ちのENOSHIMAがいた。

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練習したら背中に乗せるパターンもできた。

ただ、これは本当のステージではない。あの頃に夢見たあのステージに登らなければ。(20分前に発見した。)

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あのステージ。
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3.恥ずかしくてもロックな気持ちでいる

やはりステージに登ってやらないとロックじゃない。ただ、ステージの横でバイオリンを弾いている人がいるので、今ステージでやったらめちゃくちゃ目立つ。恥ずかしいので見ないでほしい。暗くなってからやろう。それがおれのロックだから。

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その間、ライブ中に暑くなって水をかけるアーティストの気持ちを味わった。
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最高に気持ちいい。盛り上がっているか!と2階席にも呼びかけたい。
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坂なのでそのまま後ろに転びそうになって焦った。

人もまばらになってきたところでステージに立つ。見るな、みんなスマホを見ろと思った。

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町内会カラオケ大会みたいだな。
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テレビ番組の芸能人が駆け出しの頃の再現映像でこんな感じのを見たことがある。

あれだけできたいたことが、人前だと緊張して手が震える。なにも歌わないのに。でも、負けない。これが最後のロックだから。

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歌っているように見えるかもしれませんが、そういう顔をしているだけです。でも、気持ちでは尾崎豊を歌っています。

さあ、最高のステージの幕開けだ。今夜こそお前を落としてみせる気持ちでマイクスタンドをけり上げる。子どもがめちゃくちゃ見てくる。そういうのでプレッシャーを感じるタイプなので、親御さん、早く連れて行ってください。

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ちょっと失敗して魔法少女のステッキみたいになってしまったが、これはこれでロックだ。

熱狂のライブ終了

スタンドマイクをテンションが上がる。家で何度も熱唱するふりをしていた。学生の頃、自転車に乗りながらアカペラでオリジナルのロックな歌詞を歌いながらブックオフに行ったことを今思い出して、恥ずかしさと懐かしさを感じながらキーボードを打っています。サンキューロックンロール。

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ライブ終了のミュージシャンっぽい。

 

2020年10月7日 18周年とくべつ企画「デイリー棒タルZ」
 
ありがとう18周年! この記念すべき日、ライター総勢18名が棒にまつわる記事を書きました。議論紛糾の企画会議のすえ決まったテーマで、どうしてこうなったのかもはや誰も覚えていません。なぜという気持ちをどうか押さえて楽しみください。
 
11時~19時半まで30分おきに公開します。
 

マイクスタンド芸を身につけるために必要な3つのこと(江ノ島茂道)

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ランチやってますののぼりがあればランチをやってるように見えるのか(林雄司)

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ハンコを作る(ヨシダプロ)

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内部のひみつの音が聞こえる棒、「聴診棒」(石川大樹)

これから働く人にバトンを渡しに行った(スズキナオ)

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