熱狂のライブ終了
スタンドマイクをテンションが上がる。家で何度も熱唱するふりをしていた。学生の頃、自転車に乗りながらアカペラでオリジナルのロックな歌詞を歌いながらブックオフに行ったことを今思い出して、恥ずかしさと懐かしさを感じながらキーボードを打っています。サンキューロックンロール。
ロックスターにあこがれる。曲、ライブ、生きざま、全てがかっこいい。人を魅了する人生を歩んでいきたいが、会社員として安定した生活を捨てることなんてできない。どうにかロックスターの気分でも味わえないだろうか。
ライブ映像を見ているとパフォーマンスでスタンドマイクを振り回す、マイクスタンドパフォーマンスがある。スターにはなれないが、これならできそうだ。なので、練習をしてみた。
まずは練習である。色々なマイクスタンドパフォーマンスがあるが、今回は矢沢永吉さんことYAZAWAを参考にした。どういうものかはYouTubeで「YAZAWA マイクターン」で調べてほしい。足で蹴り飛ばして、1回転させる。この記事ではやってみて気づいた3つのことをお伝えします。
まずはマイクを使う前にモップで練習をしようと思う。
小学生の頃、ほうきやモップをマイク代わりにする人がいた。あの頃はお調子者しかやっていなかった。そうやって書くと今からやるのに恥ずかしいな。
これでやってみよう。とりあえず、モップを持ってみた。なんだろう、掃除をしたくなる気持ちがある。
ジャージを着てやると掃除の時間になる。学生の頃は、真面目に掃除をするタイプだったし、合唱の練習もちゃんと歌う学生だったが、今は違う。今はロックスターだ。レールの上を走る人生なんて面白くない。
罰が当たったのだろう。練習終了のお知らせがやってきた。ほらーちゃんと掃除しないからじゃん。
練習する前にモップが折れたので、本番で練習しようとしたマイクを使うことになった。外でマイクを使うの、おしゃれなアーティストになった気持ちになる。
購入したマイクスタンドは高さを調節するのにパイプを切るタイプだった。
組み立て何度か練習をしているとできるようになった。才能がある気がする。歌わないがマイクスタンド芸ができる人です。
コツをつかめば簡単だが、意外と難しい。でも、あきらめない気持ち、それがロックだから。
これをやればロックな人もロックじゃない人も回せる。ただ、なんだろう、ロック感が足りない。そうか、ロックな服装をする必要がある。
革ジャンを初めて着たがロックンローラーというよりも、どっちかというと大学2年生みたいになった。
革ジャンを着てやってみる。ジャージの100倍似合っている。最初からこれでやればよかった。モップも犠牲になることはなかったかもしれない。
そこにいるのはミニストップのイートインスペースでコーラを噴き出してしまった江ノ島はいない。ステージ生まれ、ステージ育ちのENOSHIMAがいた。
ただ、これは本当のステージではない。あの頃に夢見たあのステージに登らなければ。(20分前に発見した。)
やはりステージに登ってやらないとロックじゃない。ただ、ステージの横でバイオリンを弾いている人がいるので、今ステージでやったらめちゃくちゃ目立つ。恥ずかしいので見ないでほしい。暗くなってからやろう。それがおれのロックだから。
人もまばらになってきたところでステージに立つ。見るな、みんなスマホを見ろと思った。
あれだけできたいたことが、人前だと緊張して手が震える。なにも歌わないのに。でも、負けない。これが最後のロックだから。
さあ、最高のステージの幕開けだ。今夜こそお前を落としてみせる気持ちでマイクスタンドをけり上げる。子どもがめちゃくちゃ見てくる。そういうのでプレッシャーを感じるタイプなので、親御さん、早く連れて行ってください。
スタンドマイクをテンションが上がる。家で何度も熱唱するふりをしていた。学生の頃、自転車に乗りながらアカペラでオリジナルのロックな歌詞を歌いながらブックオフに行ったことを今思い出して、恥ずかしさと懐かしさを感じながらキーボードを打っています。サンキューロックンロール。
・マイクスタンド芸を身につけるために必要な3つのこと(江ノ島茂道)
・ドラムスティックのような野菜スティックを作る(ネッシーあやこ)
・ランチやってますののぼりがあればランチをやってるように見えるのか(林雄司)
・特製麺棒付き! 山田うどんの手打ちキットを試してみた(玉置標本)
・河川敷で拾った木の棒を金色にして多機能にする(地主恵亮)
・「現状品」のフルートを落札しました(安藤昌教)
・棒グラフにしやすい野菜は何か(トルー)
・ヤクルトファンが好きな棒(べつやくれい)
・タピオカビスケット棒、他(古賀及子)
・山でよく見る棒(松本圭司)
・森にかっこいい枝を探しに行く(井口エリ)
・リコーダーについているあの棒を死ぬ前に正しく使いたい(いまいずみひとし)
・ハンコを作る(ヨシダプロ)
・棒人間を作ったぞ(ぬっきぃ)
・内部のひみつの音が聞こえる棒、「聴診棒」(石川大樹)
・これから働く人にバトンを渡しに行った(スズキナオ)
・おつまみDon't think棒(パリッコ)
・受肉せよ!サラミスティックロボ(藤原浩一)
▽デイリーポータルZトップへ | ||
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |