文房具図鑑、マクドナルド、寿司!
冒頭画像ですでにごらんいただいているとおり、トップ3は天才小学生の作った文房具図鑑の紹介とインタビューの記事、続々と閉店するマクドナルドのその閉店の現場を追った記事、そして進化の順番に沿って寿司を食べるという新しいグルメ記事の3本でした。
“ぎっちぎちの密度で描かれた文房具のイラスト。説明のボリューム。ひとつひとつがおそろしく濃厚なのだ。
“「これからもマクドナルドをよろしくお願いいたします」
店長の声は震えていたと思う。あいさつが終わると、ギャラリーから拍手が送られた。
なおランキングはページビューと、Twitterでの言及数、Facebookでのいいね! 数、はてなブックマーク数といったSNSでの拡散量等を総合的に数値化(偏差値を地味に地味に計算したりなどしました) して決定したもの。
上位の記事となると各指標で群を抜いた数をたたきだしはじめるため、偏差値200越えというジャンプマンガみたいな頭の悪いことになる事態でした。
続いて30位までを一気に
さあ、厳かにベスト3を発表したらあとはもうもったいぶりませんよ。
飛び出すように流れ出すように(イメージ的にはマーライオンから吹きだす水を思い浮かべていただければいいかと思います)出てこい4位~30位!
まだ読んでない記事もしかしたらありませんか。次ページから各記事あらためて振り返り俺達デイリーポータルZのサイトパワーを読者の皆様とともにかみしめたいと思います。
さあ、次ページへ。4位は義父とPepper!
“とりあえずの設定が一通り終わったっぽい感じになったとき、義父は服を脱いでいた。
“店内に貼られた紙には、『こぶつゆラーメン 40円』と書かれていた。
“物々交換にギャンブル性を加味したリサイクルエンターテイメントがいらないものガチャです。
この記事から始まった「いらないものガチャ」は、生ける伝説といってもいいモンスターイベントになりました。
大阪ではガチャが2400回まわる大大大盛況、その後大阪での開催を重ね12月には満を持して東京ビッグサイトの展示会「エコプロダクツ2015」に。
うちでもやってくれないかといった引き合いの声が後を絶ちません…!来年もどうぞご期待ください。
“本能が「こいつにだけは噛まれたらイカン」とバンバン警報を鳴らしまくる。これ、絶対骨に影響出るやつだわ。
“ドアの向こうには弊社社長の三竹が待っているのだ。どうだ怖いだろう。
“こちらが、あの「ファミマ入店音」の作曲者、稲田康さんだ。
“自分の愛する言語への思いを腕にこめ、エントリーした40人のプログラマーが全員本気で綱を引いた。
ここまでがベスト10でした。あれ? あの記事ないじゃんと思った方。そうなんです。2015年はヒット記事が多すぎて大ヒット記事でも10位に食い込んでない記事が大量にあるんです。
というわけで、10位以降もまだまだ名作ぞろいですぞ。どうぞ!
“何を描いても『モチモチ』寄りにグイと引き寄せられちゃいますから。
“「石川県って栓抜きみたいだな」
小学生の頃から、地図帳を開いて石川県の形をながめるたびにそう思っていた。
11位と14位に○○風に描く記事がランクイン(この後実は27位にも、北村ヂンさんの「鳥獣戯画」風にドラえもんを描くが)。
手先の器用勢による「それっぽさ」の極まりは2015年のデイリーポータルZのトピックのひとつでした。
“見ての通り、福島をひとまたぎである。この瞬間、ぼくは何県にいるのかはっきりしないということだ。
“合計は日本円で16,482円。高いのか安いのかよくわからないが、自腹である。
“娘よ、おまえの自転車は塩ビ管だ。いざというときは雨どいにもなるぞ。
“あ、これ10万本だ。数えてないけど、10万本ぐらいあるわ絶対。
ここまできてなおのこの盛り下がらなさ、テンションの衰えなさはさすが年間ランキング。
この20位までは当サイトの運営元であるニフティからも
リリースいたしました。会社をあげて発表したベスト20でした。
さてここからはリリースにはない、デイリーポータルZ本体でしか見られないランキング。21位~30位です。どうぞ!
“一昔前 電車の中では封筒で水を飲んでいたのを覚えていますでしょうか?
“しかしたべてみるとわかった。一瞬ですべてを理解した。
牛たんはうまい。そしてあなたたちは正しかった。
“キラキラしていたプリキュアたちが鈍い光を放ちはじめた。
“左手にエロ雑誌買うて、右手にプルーストの『失われた時を求めて』を買うてくれる
“日本で唯一の“駅ナカホームパブ「Beer Pub Station」
“「見る人が思うより100倍努力しているのがジオラマだと思います」
以上、ベスト30をご紹介してまいりました。
「スケバン刑事」のシーズン通してのクライマックスで、各スケバンが続々と集まってきてくるみたいなシーンあるじゃないですか。オールスターそろったな、という。
そんな情景を目に浮かべながら編集作業いたしました。
これが本年のデイリーポータルZのオールスターですどうぞよろしくお願いいたします。
来年も、こういう記事がばんばん出ます
きっと「おんや、あの記事ないじゃないか」という声も聞かれるのではないでしょうか。
そうなんです。だって1200本のなかの30本だけしかすくえないのがベスト30なんですよね。まだまだありますよね面白かった記事。あれも、そうあれも入ってないですよね。
みなさまそれぞれに、これを機に心のベスト10を選定していただけたら、というのがこの記事のねらいだったりもします。
そして! 2016年もこの程度のテンションの記事はどしどし公開していく所存でありますぞ。どうか、どうか来年もデイリーポータルZにご期待ください。
以上、編集部から古賀がお伝えいたしました。