「鳥獣戯画」ブームに乗っかりたい!
漫画の元祖といわれる「鳥獣戯画」
「鳥獣戯画-京都 高山寺の至宝-」という展覧会が開催されたり、「鳥獣戯画」風の画像を作れるジェネレーターが登場したりと、「鳥獣戯画」が流行っているようですね。
こういう、擬人化された動物が愉快に活躍する絵巻です
ボクも「鳥獣戯画」っぽいイラストを描けるようになればこの流行に乗れるのでは……ということで、「鳥獣戯画」風のイラストを練習してみたいと思います。
「鳥獣戯画」をデジタル模写
ホントは筆&和紙とかで描いた方がそれっぽんでしょうけど、もうアナログで描くのは無理っす。「取り消し」とかできないし。ビバ・デジタル。
一応、筆っぽいブラシを使ったりはしているものの、やっぱりデジタルで描くと、デジタルっぽい絵にしかならないんですが……。
和紙の素材に
合成してみると……おっ、それっぽい
ああ、いい感じじゃないですか
画力云々よりも、和紙の質感が重要という感じはしますが
筆っぽいブラシで描いたイラストを和紙素材に合成しちゃえば、たいていのものは「鳥獣戯画」っぽくなるのでは……ということで、色々描いていきたいと思います。
新しい「鳥獣戯画」を考えてみよう
さてこの「鳥獣戯画」。平安時代から鎌倉時代あたりに描かれたものというだけあって、当然古い!
動物たちが擬人化され、戯れている様子を描いているということで「鳥獣戯画」ってことなんだと思いますが、動物っていってもウサギとかカエルとか猿って……。今時の子どもはそんなもんじゃ喜びませんよ。
てなわけで、新しい「鳥獣戯画」を考えてみたいと思います。
まずはアルパカ
最近流行っている動物ということでアルパカ。でも、さすがに少々ファンシー感が強すぎるか……。
「鳥獣戯画」って、いまひとつかわいくない動物たちが擬人化されて愉快に活躍しているという方向性ですからね。
続いてエリマキトカゲ
新しい……といっておきながら2個目でエリマキトカゲが出ちゃうあたりが昭和世代の悲しさ。
しかし「鳥獣戯画」界に意外と溶け込みやすそうなルックスです。
ギリギリ動物
いまいちかわいさに欠ける……という方向性でマーライオン。獣なのか魚なのか判断が分かれるところですが。
そしてペッパー
いやぁー、動物って描くの難しいんだもん。造型が細かいから……。その点、ロボットってシンプルで描きやすくていいなぁ~。
漫画を「鳥獣戯画」に先祖返りさせる
ちょっと着地点が見えなくなってきたので、全然別の方向に向かいたいと思います。
元祖・漫画といわれる「鳥獣戯画」だけに、漫画との相性はいいはず……。ということで、現代の漫画を「鳥獣戯画」時代に戻してみましょう。
絵巻風に長ーいので、スマホやノートパソコンの人は画面を横にしてスクロールしながら見てください。デスクトップの人は……首を90度傾けよう!(クリックすると横長になります)
現代の漫画といいつつドラえもんですが
絵巻風漫画はまだポテンシャルありそう!
この形式(「鳥獣戯画」の絵巻風)の漫画、色々とポテンシャルを秘めているような感じはするんですが、いちいち画風を練習しながら描かなきゃならないため時間がかかりすぎるもんで、今回はこんなところで。
とりあえず、筆っぽいブラシで描いた絵を和紙っぽい下地に貼り付ければ、わりとそれっぽくなるということは分かったので、このジャンルはもうちょっと研究してみたいところ。
そして、この長~くて読みづらかった絵巻を、コマ割り&ページ分けして読みやすい「漫画」に進化させた誰かは偉大です!