広告企画 2019年3月20日

ジーンズが破けたから出会えた岡山のやさしいオムライス~地元の人頼りの旅 in 岡山~

なんと570円です!

ガイドブックに頼らずに、地元の人にお薦めの場所を聞いて周る旅はたのしい。

どんなところにたどりつくか分からないドキドキと、地元の人しか知らないような情報が得られて嬉しいからだ。

今回やってきたのは、桃太郎伝説や倉敷の美観地区で有名な岡山県。いったいどんな旅になるのだろうか。

※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。
愛知編:名鉄のナナちゃん人形の股を覗いてはいけない
鳥取編:まさか鳥取でうどんを食べるとは
滋賀編:彦根の心霊スポットが本気で怖い
宮城編:冷やし中華の元祖店では具を自分で乗せる
神奈川編:小田原にはトリックアートみたいな不思議な景色がある
佐賀編:佐賀には深夜23時から開く甘味処がある
静岡編:浜松で一番人気なのは小さな絵本屋さんだった
福岡編:福岡では70歳のおじいちゃんが作るハンバーガーを食べるべし
石川編:金沢ではニンニクたっぷりのステーキに気をつけろ!
愛媛編:松山には道路にみかんが転がっている島がある
栃木編:宇都宮では餃子があちこちで待ち受けている
兵庫編:神戸には空気が異常にキレイなカフェバーがある
富山編:富山市には市民が100%薦めてくる公園がある
岩手編:老舗わんこそば屋さんが薦めてきたのはカツ丼でした
京都編:京都の伏見稲荷大社は夜にこそ行くべし
長崎編:長崎では海辺でペンギンを見るべし

東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。
好物は酸っぱいもの全般とイクラ。ペットは犬2匹と睡魔。土日で40時間寝てしまったりするので日々の目標は「あまり寝過ぎない」(動画インタビュー)

前の記事:公園で一番飲みやすい蛇口はウォシュレットタイプだ!

> 個人サイト twitter

快晴の岡山

岡山駅にやってきた。駅前は商店街や大型デパートがありとても賑やか。真冬で寒かったけれど人通りが多くてワクワクしてくる。

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桃太郎像の前で
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さっそく地元の人に声をかける

駅前で自転車をレンタルし最初に向かったのはいきなり岡山市の一大観光スポットだった。

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路面電車も行き交うまちなみ。市内はみごとに碁盤の目状に道ができていて見通しがいい
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駅からまっすぐ進むと、川をはさんで右に岡山城、左に岡山後楽園が見えてくる。
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橋を渡ると岡山城がよく見える。手前には桃の形をしたボートが向かってきててシュール!

お薦めスポット1:一番人気!岡山後楽園

このあといろんな人に聞いた結果、岡山市内で最も薦められたのがこの後楽園である。四季折々の日本庭園の景観が楽しめるため地元の人は何度でも訪れるそうだ。

しかもこのときちょうど丹頂鶴の散策イベントがあった。

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え、なにこの行列!

カメラを持った人々が待ち構えていたのは、岡山後楽園で江戸時代から飼い続けているというタンチョウである。

知らなかったが岡山県は全国一のタンチョウ飼育県なのだそうだ。しばし待っていると、係の人と2羽のタンチョウが出てきて散策し芝生の虫をついばめはじめた。

そして気分が乗ってきたのか、同時に飛び立った!

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飛んだ!なんて優雅なんだ
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かっこいい!

このイベントを毎年見に来ているという方の話によると、日によってはぜんぜん飛んでくれないこともあるそう。すぐ見れてラッキーである。

園内は花や建物など見応えあるものが多いが、この時ばかりは皆タンチョウに夢中だった。

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美しい身のこなし
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梅もきれいです!

何人かに声をかけたところ、温泉郷や山の上にあるお城など、車でないと時間がかかりそうな候補が多かった。市内となると逆になかなか浮かばないようだ。

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岡山市はまちのいたるところでは桃太郎がアピールされてて面白い。岡山の桃太郎化はこちらの記事にまとまっています


そこで駅前方面に戻りつつ、より地元に詳しそうな人を探してみることに。公園で楽しそうに縄跳びをしている親子に声をかけてみた。

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女の子が可愛い声で「たこー!」とお薦め
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近くにある別の公園のすべり台のことだった

お薦めスポット2:西中山下公園のたこの滑り台

こういう形状の滑り台があるのは知っていたけど、見たのは初めて。せっかくなので滑ってみる。

これが思っていたよりも急角度で滑りがよく、中年的には怪我しないかも含めドキドキ興奮してしまった。滑るルートがたくさんあるから、こりゃ子供は夢中になるよな。

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たこ繋がりでやってきたたこ焼き屋さん

お薦めスポット3:地元の人のソウルフード「たこ福」

そういえば食事どころの候補にたこ焼き屋があがっていたなと思い出し、最初に声をかけたお兄さんが昔からよく食べているというお店へ。

割と立派な駄菓子屋さんが残っているような風情のある「奉還町商店街」の中にあった。

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まんまるでかわいいたこ焼き。15個で630円。ソースのツヤが食欲をそそる!

最近よく見かける大玉のたこ焼きと違って、少し小ぶりなたこ焼きがお皿にひしめきあうスタイル。表面は程よく弾力があり中はフワ。一口でいけちゃうからもう次々に口に運んでいっちゃう。うまい!

お店のお二人はどこが良いかしらとおすすめを色々考えてくれた。

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忙しくなるとかわりに常連さんに「どこが良い?」とまわしてくれたお母さん。情報を得るのにいい場所だ。

ジーンズが破けた

常連の男性に話を聞いていると、ここで後の行程に関わるハプニングが発生。たこ焼きを一気に食べた為なのかジーンズが裂けてしまったのだ。

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もともと股のところにダメージが入っていたものだけど、一気にいっちゃった!

お恥ずかしい。大変お恥ずかしいが、この旅くらいはなんとか持つだろうとこのまま続行することにした。

お薦めスポット4:居心地よすぎるオンサヤコーヒー

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商店街の中でひときわお洒落な喫茶店。たこ公園で会った男性のおすすめ。

次にやってきたのは、すぐ近くの喫茶店。岡山県内に5店舗展開している人気の喫茶店の本店だった。

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二階の奥には本棚があり、自由に手にとって良い。

ガラス張りなため自然な光が入って気持ちいい。2階には窓に向けて長椅子が置かれ、商店街を眺めながら一服してる姿も。素敵な空間だ。

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雰囲気に飲まれて、あまり普段手に取らないようなお洒落な本を眺める。

ジーンズの裂け目が上に向かっているのが多少気になりつつ、お次はみんなの憩いの広場へと向かった。

次はデミカツ丼!
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お薦めスポット5:運動し放題!岡山県総合グラウンド

かなり広い敷地のある運動場だった。陸上競技場や球場、体育館、プール、テニスコートなどが備わり運動し放題だ。

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岡山市出身の有森裕子さんの像。ここは岡山マラソンの会場でもあるそう。
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なぜか弥生時代の遺跡もある

このときスタジアムではファジアーノ岡山という地元のプロサッカーチームが戦っていて時折歓声が聞こえた。

広場では学生やファミリーたちがダンスしたりボール遊びしたりと思い思いに運動して楽しんでいる。なんて健全な場所なんだ。

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出会った人たちも運動してて爽やか!

で、こちらの男性が教えてくれたのは、昔ながらの人気洋食屋さん。ライブハウスやギャラリー、飲食店が並ぶ「オランダ通り」というところにあった。

お薦めスポット6:「やまと」のデミカツ丼

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道がレンガ敷きでオランダ感がちょっとだけ感じられる通り。
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お店はよく行列になっているらしいが、16時と狙い目だったためすぐ入れた。

頼んだのは岡山名物のデミカツ丼と中華そば。メニューの多くが大・中・小と選べるようになっているので色々食べられて嬉しい。

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よしカロリーは気にせずいこう

岡山のラーメンがものすごく好み

まずラーメンを語らせてほしい。実は前日の夜、前乗りをしてホテル近くのラーメン屋に入ったら、これがものすごく美味しかった。いつもはスープを残すのだけど、優しくあっさりとした味わいで、ついグイグイ飲んでしまった。

そしてこちらの豚骨醤油スープもまた同じく、いくらでも飲めるほど美味しい。声をかけた人の中でもラーメン推しは多かったし、岡山に来たら全員ラーメンを食べるべきだ。

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カツ丼はデミグラスソースをかけるのが岡山流。うまい!

そんな美味しいラーメンを味噌汁がわりにはさみつつのデミカツ丼。甘くちょっと酸味のあるソースが隅々まで柔らかいお肉を覆い、ちょうどいい固さのお米とマッチしていた。

お薦めスポット7:入館者数ナンバーワン「岡山県立図書館」

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立派な図書館!

たこ焼き屋のお姉さんが薦めてくれた図書館にやってきた。なんと都道府県立図書館の中では「入館者数」と「個人貸出冊数」が13年連続日本一位なのだそうだ。

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中も立派!

児童書から専門書まで130万の蔵書があり、年間来館者100万超え。岡山県の人口が200万弱なのを考えるとその人気度が伺える。

岡山の人が全員賢く見えてきた。

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窓から見える岡山城もおすすめ

そして窓からお城が望めるのも特徴である。特に2階の窓際の席は人気でほぼ埋まっていた。城に向かって並ぶ椅子もあり、勉強の合間に目を休めるのにもってこいの景色だった。

お薦めスポット8:人懐こい白鳥

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少しずつ寄ってきてくれる白鳥

図書館の裏側にはお堀があって、そこには白鳥が飼育されていると聞いてやってきた。

最初は遠すぎて豆粒だったのだけど、私が眺めているのに気づいたのか徐々に寄ってきたくれた。

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最終的にはすぐ近くまで!

近くのパーキングの管理をしているおじさんも参加して、一緒に白鳥を眺めた。おじさんによると前はもう1羽いたそうだけど亡くなってしまったそうだ。もしかしたら寂しくて近寄ってくるのかもしれない。

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白鳥との会話に成功するおじさん
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大きい地図で教えてくれた

驚くほどすんなりと会話がはじまったおじさんは「ここ行くといいよ!」とまちを指したあと履いているジーンズを見せてくれた。

そうだ、岡山といえばデニムで有名だ。

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「これそこで買ったの。かっこいいでしょ」と誇らしげ
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ほんとだ、ポケットとかオシャレ!

一方、股が裂けた自分のジーンズを見せると、いま最も行くべきところだねと意見が一致した。

お薦めスポット9:マルゴデリのいちごジュース

とはいえこの日はすでに日が落ちてきたのでもう少し市内を楽しむことに。

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最初の方で公園で会った親子がたまに行くというカフェ。

岡山を中心に展開している人気カフェ。岡山はイチゴ、白桃、ぶどう、梨などフルーツ王国として有名で、ここではこだわりのフルーツジュースが飲めるという。

公園で会った女の子が一番好きだと言っていたイチゴをオーダーした。

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フレッシュで濃厚!オーダーしてからつくってくれた。

贅沢に半分ほど一気にズズズッと流し込む。自然なイチゴの甘酸っぱさが、一日回って疲れた体に染み渡った。

あの親子も公園でたくさん遊んだあとにここで一杯飲んだかもしれない。美味しそうに飲むのを想像したら思わずニヤけてしまった。

お薦めスポット10:西川緑道公園のイルミネーション

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駅からもほど近い川をつかったイルミネーション。青のグラデーションが美しい。
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なんと550メートルも続いていた。

期間限定ではあるけれど、毎年冬になるとこの川や周辺がイルミネーションで彩られるらしい。ディズニーのパレードが始まるのかと思うくらいロマンティックであった。

さてさて、翌日はデニムのまちへ!

デニムの街では絶品オムライスを。
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晴れのくに(のはずの)岡山

岡山は晴れの日が多く、温暖な気候であり災害が少ないと言われている。だのにこの日に限って雪が降ってしまった。珍しいらしい。

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ガッツリ降ってる!

嘆いていても仕方がない。岡山駅から香川県に向けて走る瀬戸大橋線に乗ってデニムのまち児島へと移動した。

ここから岡山市ではなく倉敷市になる。

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駅は壁面や階段がジーンズ尽くし
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駅の飾りも斬新!

児島につくと、とてもわかりやすくデニムの町になった。

児島は国産ジーンズ誕生の地で、染め、織り、縫製、加工まで職人の技が生きているまちである。ちなみに学生服の生産も全国で約7割のシェアだそうだ。

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異様な光景で笑ってしまう。

お薦めスポット10:再生した商店街「児島ジーンズストリート」

児島にいったらこのストリートは外せない。昔からありそうな雰囲気だが、2010年とできたのは割と最近。

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ジーンズストリートの入り口。駅から少し離れたところにある

シャッター街となってしまった商店街を再生すべく、ジーンズショップを多く誘致したという通りである。

ジーンズのお店は30店舗あまり。ほかにお土産屋さんやギャラリー、お洒落なカフェなんかが並んでいる。

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あちこちにジーンズがぶら下がってる!
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女性が好きそうなテイストのお店も。

エリアとしてはそんなに広くは無いけれど、インディゴブルーに統一されている様子は大人好みというか渋さがある。

色々なテイストのお店があるから、デニム好きとなれば一日過ごせそうだ。

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なんとなくで一番突き当りの店「ジャパンブルージーンズ」に入ってみる

児島ジーンズの代表格「桃太郎ジーンズ」と同じ会社のブランドで、海外向けに日本のクオリティを広めるためにスタートしたのだとか。

昔ながらの無骨でかっこいいイメージの桃太郎ジーンズと比べ現代的でファッション性が高く女性にも人気だそう。

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じっくり選びたい所だけどあまり時間が無いので店員さんに協力してもらい
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新しいジーンズをゲット!あー、安心。

店員さんはレディース向けの履き心地がよくコスパも良いものを選んでくれた。

穴があいているジーンズから履き替えたからなのか、安心感が半端ない。生地がしっかりしているのだ。その割には軽く柔らかめで一発で気に入ってしまった。

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児島店限定ジーンズもあった。瀬戸大橋をイメージしたステッチが可愛い!
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ずっと地元だというお姉さんおすすめの食事処を聞く

お薦めスポット11:美味しくて親切な喫茶「ちくりん」

お姉さんが薦めてくれたのは、ジーンズストリートの一角にある喫茶店。

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名前がかわいい
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頼んだのは一番人気のオムライス。バターと胡椒の香りがしておいしそうー!

一口食べて驚いた。なにこの心地よいプリプリとした食感…刻んだエビがたくさん入ってる!

スープ状のトマトソースがリゾットのようによくチキンライスに絡んでいき、トマトの美味しさがすごく引き立っている。これ、食べてるそばからまた来たくなるやつだ。

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きざんだマッシュルームやたまにアクセントで入ってるグリーンピースも美味しい

食べ終えるのがもったいなくて途中いったん休憩。しみじみ、地元の人のおすすめは間違いないなと深く頷いた。

しかもこれが570円というから本当に信じられない。さらに、お店の方たちがとても優しかったのだ。

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あそこはどうかな、と色々考えてくれるご家族。だが車でないとどこに行くにも時間的に厳しいみたい。

困ったことに行きたい場所に向かうバスと時間が全く合わない。乗ったとしても、帰りのバスをまた1時間待たないといけなかったりする。

頭を悩ませていると、陽気なお母さんが外から勢いよく登場。息子さんがいつの間にか電話で呼んでくれてて、車に乗せてくれることになった。ありがたすぎる!

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ガイドさんのように説明してくれるお母さん。

車ならすぐだし、せっかく児島に来てくれたから、と言ってくれた。

お薦めスポット12:鷲羽山からの景色

運動場で出会った女の子や白鳥の所にいたおじさん、そしてちくりんのご家族イチオシの眺めだ。天気がこれ以上無いくらいドン曇りだけど、ダメ元でも訪れてみたかったのだ。

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岡山と四国はこんな風につながっているのか。霞んでるけど橋や点々と浮かぶ島が見れて満足!

ここまで霞がかっていると逆に幻想的だねとお母さんと一緒に笑った。

ちなみにお母さんは年に一回ほど橋を渡って香川のこんぴらさんに訪れるそうだ。

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瀬戸大橋のたもとで同じポーズ

お母さんは引き続き、窓から見えるものを案内しながら駅まで送ってくれた。斜面にお墓を見つけるとなぜか毎回教えてくれたのが可笑しかった。

こういうおもてなしを受けると、自分もそうありたいと思うし、またここに来たいと強く思わされる。

次は犬に連れられておしゃれなカフェに。
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お薦めスポット13:やっぱり倉敷の「美観地区」

児島からバスに乗り、岡山にきたら絶対はずせないでしょといろんな人に言われてた美観地区にやってきた。

美観と言ってるだけあってとても美しいエリアだ。

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江戸時代に物資の集散地だったエリア。豪商たちが建てた立派な建物が並ぶ
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奥行きをめっちゃ感じるなまこ壁
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両方の鼻の穴でタバコを吸い颯爽と歩いてる人がいて、さすが倉敷…と思ったがどうなんだろう

もう15年くらい前に一度歩いたことがあるのだけど、こんなに広かったっけ?増えた?と思うくらい多くの屋敷や蔵が残って散策しがいがある。

町並保存地区とはいえ、これだけの広さで残っているのはすごい!

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ゴージャスな犬たちを発見!
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馴染みのお店に案内してくれた

地元のお兄さんが案内してくれたのは、たまにコーヒーを飲みにいくという場所だった。しかしさすが美観地区、普通のカフェではなく立派なお屋敷の中にあった。

お薦めスポット14:「旅館くらしき」のコーヒー

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砂糖問屋だった屋敷と蔵を改装した旅館

倉敷川に面した一等地にある高級旅館の中であった。その外観や玄関を見るからに、一般の観光客には敷居が高い。

が、お兄さんは奥に入ってけばコーヒー飲めるから!大丈夫だから!と背中をおしてくれた。おそるおそる奥へと進むとレストランがあり店員さんが笑顔で迎えてくれた。

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ほっと一息。お兄さんに出会わなければ絶対入れなかったな。
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庭園を眺められるところがオススメ。

緊張しながらコーヒーをすすっていたのだけど、店員さんが気さくな対応をしてくれたので徐々におちついてきた。

良ければこっちも見てください、とさらに奥も見せてくれた。旅館の外観は昔のままだけど、部屋やレストランはモダンさを取り入れているという。

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店員さんが好きな「倉敷ガラス」と一緒に。並べているだけで絵になって美しい。

お薦めスポット15:ブルーが美しい倉敷ガラス

倉敷ガラスは小谷真三さんと長男の栄次さんという親子二人の手でのみ作られる口吹きガラス製品の総称。なかなか手に入らないのだ。

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近くの日本郷土玩具館でも見ることができる。この辺は白と黒の建物が多いから、青が一層引き立つかも。

お薦めスポット16:日本最初の西洋美術館「大原美術館」

美観地区のなかでも誰もがまず薦めるのが大原美術館。西洋どころか世界各地の絵画や彫刻や工芸品のコレクションを見ることができる。

ピカソやゴーギャン、ルノワール、ミレー、モネ、ロダンなど私でも知っている作家の作品が並んでいてお得感が半端ない。

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中は撮影不可(そりゃそうか)。最低でも1時間はかかる見ごたえのある美術館だった
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庭は自由に通れるぞ。
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美術館のお姉さんにも聞こう

お薦めスポット17:センスの良い林源十郎商店

お姉さんがたまに覗くというのはめちゃくちゃオシャレなセレクトショップだった。

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観光地だけどいわゆるお土産屋というより、倉敷ブランドを大切にしている感じ

もともと薬屋さんだったのを改装し、倉敷の作家さんのものを中心とした生活雑貨を販売したり、記念館やカフェも入る複合ショップになっている。

また、倉敷はマスキングテープの発祥の地のため可愛いマステがたくさん売られていた。

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このお店限定のマステをゲット。可愛い。女性へのお土産を買うならここだな

お薦めスポット18:倉敷アイビースクエアの外観

さて日も暮れてきて、旅の終わりが近づいてきた。駆け足で最終目的に向かいつつ、外観が特徴的なアイビースクエアを通った。

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なんかTVでみたことある!

大原美術館をたてた大原孫三郎さんが明治時代につくった紡績所で、今はホテルを含む複合観光施設になっている。

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工場内の温度調節のために植えられたという蔦。赤レンガに絡まってかっこいい雰囲気。
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美術館のお姉さんが言ってたホテルのロビーもトランプみたいでかっこいい!

お土産屋さんや陶芸教室もあり、いろいろ見どころがあるようだが、ただ通り抜けるだけでもワクワクした。

さて、次はいよいよラスト。

お薦めスポット19:もとは島だった阿智神社からの眺め

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鶴形山と呼ばれる小高い山の上にある
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1700年の由緒ある神社だった。

美観地区を見守るかのように高いところにある阿智神社。実はこの阿智神社があったことから門前町として倉敷のまちが栄えたそうなのだ。

そしてさらに元をたどるとこの辺一体は「吉備の穴海」と呼ばれる海で、この山は島だったそう。

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交通の要だったため、阿智神社は海の守護神がまつられている。

という感じで、最後は締めにふさわしく、倉敷のまちの原点に触れるができた。

今回も本当にたくさんの人にお世話になった。岡山の皆様、ありがとうございました!


青がとても似合うまち

晴れの国と言われているのに、後半は青空が見えなくて残念だった。特に瀬戸内海のあたり。

だけど、その代わりに夜に輝くイルミネーションのブルー、デニムのインディゴブルー、倉敷ガラスの透き通るブルーなど、岡山ならではの青をたくさん堪能することができた。

次回はまた、晴れた日に訪れたいと思う。穴のあいていないジーンズを履いて。

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いろんな青があったなー(美観地区で見つけたデニムバーガーとデニムアイス)
岡山出身のオカモトラボとの対談はこちら。
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