広告企画♪ 2017年9月21日

小田原にはトリックアートみたいな不思議な景色がある~地元の人頼りの旅in神奈川県小田原市~

山の中で見つけた不思議な光景
山の中で見つけた不思議な光景
ガイドブックに頼らずに、地元の人にお薦めの場所を聞いて周る旅はたのしい。

どんなところにたどりつくか分からないドキドキと、地元の人しか知らないような情報が得られて嬉しいからだ。

今回やってきたのはお城とカマボコが有名な神奈川県の小田原市。いったいどんな旅になるのだろうか。

※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。

愛知編:名鉄のナナちゃん人形の股を覗いてはいけない~地元の人頼りの旅 in 名古屋~
鳥取編:まさか鳥取でうどんを食べるとは~地元の人頼りの旅in鳥取市~
滋賀編:彦根の心霊スポットが本気で怖い~地元の人頼りの旅in滋賀県~
宮城編:冷やし中華の元祖店では具を自分で乗せる~地元の人頼りの旅in宮城県仙台市~
東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。
好物は酸っぱいもの全般とイクラ。ペットは犬2匹と睡魔。土日で40時間寝てしまったりするので日々の目標は「あまり寝過ぎない」(動画インタビュー)

前の記事:冷やし中華の元祖店では具を自分で乗せる~地元の人頼りの旅in宮城県仙台市~

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いきなり本気出された!

地図をもらいに入った駅の案内所で、さっそくおススメを聞いてみる。さすがプロ、観光に人気のお城や回遊バスを案内してくれるが、そこはあえて「個人的に好きな場所を教えてください」と言ってみる。

すると真っ先に候補にあがったのが山の中のとある場所。いきなりハード!
小田原駅前。周りにはカマボコや干物を置いてる店が多く並ぶ。
小田原駅前。周りにはカマボコや干物を置いてる店が多く並ぶ。
でも、案内されたのは観光客がふつう向かうのと反対!
でも、案内されたのは観光客がふつう向かうのと反対!
県運営の24時間借りられる電動自転車をゲットし、山に向かった。まちのシンボルである小田原城がさっそく見えてきて気分が盛り上がる。城があるまちってそれだけで魅力的だ。
駅から割と近いところにある小田原城。城があるまちってなんか良いよね。
駅から割と近いところにある小田原城。城があるまちってなんか良いよね。
小田原城を背にして、観光バスも通らない山の中にはいった。基本的に一本道の坂を登り途中で右折するだけなのだけど、電動の勢いに乗って行き過ぎてしまい無駄にタイムロス。
ところどころ良い景色が見える
ところどころ良い景色が見える
そして、右折した後もまた大幅に行き過ぎて戻る。方向音痴的にはあと10倍くらい案内を大きくするか増やしてほしいな、、と嘆いたところでようやくたどり着いた。そこには、世界が歪んだかのような不思議な光景があった。
見事にV字型の斜面! 蟻地獄みたいにも見える。
見事にV字型の斜面! 蟻地獄みたいにも見える。

お薦めスポット1:巨大な空堀跡! 小峯御鐘ノ台大堀切、東堀

ウオオオ、とひとり唸ってしまった。すごく地味ではあるけれど、、こんな地形見たことがない。

これは総構えと言われる城の外郭の一部で尾根を遮断し、守りを強固にした跡。戦国時代、秀吉による小田原攻めからまちを守るために北条氏が築いたという。全長9キロにもなるが、特にこの東堀が一番見応えがあるそうだ。
登るの大変な角度! そして高い!(高低差12m)
登るの大変な角度! そして高い!(高低差12m)
カメラを斜めに傾けて撮ってみたら、不思議な写真になった。楽しくてもっと撮りたかったけど時間使いすぎなので次いかねば。
カメラを斜めに傾けて撮ってみたら、不思議な写真になった。楽しくてもっと撮りたかったけど時間使いすぎなので次いかねば。
最近案内板が立ったばかりの穴場と聞いた「西堀」らへん。でもどれが何やら全然分からなかった。残念
最近案内板が立ったばかりの穴場と聞いた「西堀」らへん。でもどれが何やら全然分からなかった。残念
方向音痴には難易度が高いけど、時折良い景色も覗けるし歴史が感じられるのでこの総構えコースは散策にぴったりである。
小銭を握りしめていたおっちゃんを発見。これから競輪場に行くらしい。
小銭を握りしめていたおっちゃんを発見。これから競輪場に行くらしい。
山で人がほとんどいないなか、おっちゃんを発見しお薦めを聞いた。最初は俺わかんないよ~と言っていたがとっておきのスポットを聞く事に成功。ちなみにこの日、近くの競輪場で大きい大会がありこれから行くのだそうだ。

私は競輪を見た事がないのでちょっと興味を引かれたのだけど、競輪はお薦めしないなあ、と笑っていってしまった。
ホクホク顔のおじさんたちがたくさん向かっていく競輪場。だが、お薦めはされず。
ホクホク顔のおじさんたちがたくさん向かっていく競輪場。だが、お薦めはされず。
で、向かったのは海方面。来たのとは違うルートで一気に山を下りる。ゆずの「夏色」を歌いながら急激な坂をゆっくり、ゆっくり下って行った。
けっこう怖い!
けっこう怖い!
漁港だ! 山と海近いなー
漁港だ! 山と海近いなー
おっちゃんが、「店はよく知らないけど漁港なら美味しい魚が食べられるよ、間違いない」と教えてくれていたのだ。
卸売り市場の近くにはたくさんの食堂があり賑わっている
卸売り市場の近くにはたくさんの食堂があり賑わっている

お薦めスポット2:小田原漁港でアジ! 貴重な黄金アジに当たるかも

いくつかのお店のメニューを見ると、どこも人気なのはイクラやサーモンやマグロなどが乗った海鮮丼だった。私も危うく釣られるところだった。

が、話を聞けばそれらの魚は必ずしも小田原で獲れたものではない。小田原でとれた魚を味わいたいなら、ここは迷わずアジだそうなのだ。
入ったのは、近くの魚屋さんが薦めてくれた「ふるはうす」さん
入ったのは、近くの魚屋さんが薦めてくれた「ふるはうす」さん
しかも小田原では、海を回遊せず餌が豊富な浅瀬に居着く「根付きアジ」が獲れる。背が黄色なため黄金アジと呼ばれ、脂が乗り丸々としているそうだ。

他の漁港だと普通のアジと仕分けがされて高値で売られるところ、小田原漁港ではそのままキロ単位で売られるため黄金アジが数尾混ざることがあるそうだ。(もちろん獲れないときもある)
アジづくしをオーダー。ちなみにアジのタタキは小田原発祥らしい。
アジづくしをオーダー。ちなみにアジのタタキは小田原発祥らしい。
こちらのお店では運が良ければその黄金アジが食べられるのだ。食べた後でその事を知ったので黄金アジに当たったかは定かではないが、身がブリブリしてすごく美味しかったので当たったということにしよう。


サザンの後輩にあたるという「手帳王子」って誰だ。


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お薦めスポット3:日曜のみ入れる古稀庵(こきあん)の庭

次にやってきたのは、幕末から活躍し軍政家として腕をふるった「小田原の大御所」こと山縣有朋が晩年を過ごした別荘地。

今は建物は改築され保険会社の研修施設として使われているが、日曜日だけ庭園を開放している。
管理人さんがたまたま通りかかって「こっちの方がかっこいいよ」といったん門を閉めてくれた。
管理人さんがたまたま通りかかって「こっちの方がかっこいいよ」といったん門を閉めてくれた。
門の額は山縣有朋の字らしい。
門の額は山縣有朋の字らしい。
受付に人はおらず、小田原市が行う緑化活動への募金箱に100円入れることで自然たっぷりの庭が拝める。

管理人さんによると、ここの管理費は全て今の会社持ちで、開放しているのはボランティアみたいなものだそうだ。お庭は案外広くて手入れが大変なのに維持しているのはすごい。堪能せねば!
小川も流れてて自然たっぷりの庭。かつては政界関係者も多く訪れたらしい。
小川も流れてて自然たっぷりの庭。かつては政界関係者も多く訪れたらしい。
止まらぬ汗を拭いながら管理人さんの所に戻ると、建物の中で涼みなよと入れてくれて資料なんかも見せてくれた。
昔の古希庵の間取り図が載った資料。もらっちゃった。
昔の古希庵の間取り図が載った資料。もらっちゃった。
もちろん管理人さんにもお薦めを聞いた。
もちろん管理人さんにもお薦めを聞いた。
小田原には他にも、政財界や文人(そして愛人)の別荘地がたくさんあったことを教えてくれた。緑も海もあって温泉地も近いし、確かに良い立地だよなあ。

お薦めスポット4:すぐ近くの竹林の小径

古希庵を出たところにもお薦めがある。竹林である。
短い距離だけどきれいな通りだ。
短い距離だけどきれいな通りだ。
立ちながらスケッチしていた女性がいた。上手!
立ちながらスケッチしていた女性がいた。上手!
日が当たった薄い緑から濃い色までのグラデーションが美しい竹林。絵に描きたくなる気持ちわかるなあ。女性に、ほかに好きな景色が無いか聞いてみる。
小田原らしい景色のひとつ。開渠だ。
小田原らしい景色のひとつ。開渠だ。

お薦めスポット5:日本最古の水道「小田原用水」と取入口

女性がお薦めしてくれたのは、すぐ近くの家々の前を流れる開渠(ふたをしていない水路)の景色だった。この小田原用水は早川という川から小田原城の方まで伸びている。後で調べたら、なんと日本最古の水道らしい。へー!
川から町へと水を流す取入口。昔は城下町一帯の飲料水として使われていたという。
川から町へと水を流す取入口。昔は城下町一帯の飲料水として使われていたという。
眺めながら思わず腕を組む。ああ今回の旅、いつにも増して渋くてたまらない。

お薦めスポット6:元祖ういろう屋で売られる万能薬

次にやってきたのは、アジを食べたお店の方に聞いていたところ。旧東海道沿いにあって、めちゃめちゃ目立つ建物だ。
知らない人はこれが小田原城かと勘違いしそう。
知らない人はこれが小田原城かと勘違いしそう。
見ようによってはアミューズメント施設のようでもあるけれど、ここ、ひも解くと、中国で約1千年、日本で6百数十年も続く歴史ある外郎(ういろう)家の建物だった。

外郎家はもともと医術に優れていて、最初は薬の「ういろう」で名をあげた。そのあと、朝廷につかえていた関係で外国使節の接待用に考案したお菓子があの「ういろう」なのだそうだ。

ぜんぜん知らなかった!
店の右側にお菓子のういろうが並び、左に薬が並んでいる。不思議だ。
店の右側にお菓子のういろうが並び、左に薬が並んでいる。不思議だ。
店に入ると、薬のレジに向かう人が多くて驚く。みんなが主に買い求めるのは、薬の方のういろう「透頂香(とうちんこう)」という万能薬だ。腹痛・頭痛・乗り物酔い・喉のいたみ・心臓病などあらゆるものに効能があるという。

お菓子のういろうは全国に流行ったけど、薬は一子相伝なうえ良質な原料も手に入りにくくなっているため、ここでしか売られてない。
透頂香という名は天皇からつけられたもの。141粒1000円からで、仁丹に似ている。どこか体調が悪くなったらとりあえずこれを飲もう。
透頂香という名は天皇からつけられたもの。141粒1000円からで、仁丹に似ている。どこか体調が悪くなったらとりあえずこれを飲もう。
さらに、薬を入れる印籠も売られている。かわいい。
さらに、薬を入れる印籠も売られている。かわいい。

お薦めスポット7:人気を二分する小田原のあんぱん

お次は、同じく旧東海道沿いにあるあんぱん屋さん。この旅で一番お薦めされた所である。正確に言うと、こちらの柳屋ベーカリーと、駅前にある守谷というパン屋のあんぱんがどちらも有名で、人気を二分しているという。

が、残念なことにどちらも日曜は定休日らしい…なんてこった!
ガーン。。休み!
ガーン。。休み!
超おいしそうなのに。小田原であんぱんを食べるなら日曜をはずしていこう!
超おいしそうなのに。小田原であんぱんを食べるなら日曜をはずしていこう!
ショックで店の前でしばし棒立ち。そこへやってきた可愛い親子に、このショックを挽回できるようなお店は無いかと相談してみる。
すぐ近くに良い所がある、と教えてくれた親子。
すぐ近くに良い所がある、と教えてくれた親子。


手帳王子は持ち歌「手帳音頭」を歌っています。


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お薦めスポット8:「グリット」の量り売りポンデケージョ

やってきたのは可愛らしい喫茶店風のお店。中に入るとすぐに饅頭サイズくらいのパンやシフォンケーキが色とりどりにならんでいた。
一見喫茶店風なグリットさん
一見喫茶店風なグリットさん
中に入るとグラム単位で買えるポンデケージョがたくさん! 「これ特に軽いよ」と教える店長の伊藤さん
中に入るとグラム単位で買えるポンデケージョがたくさん! 「これ特に軽いよ」と教える店長の伊藤さん
ポンデケージョとはもともとチーズ風味でモチモチしているのが特徴のパン。こちらのお店ではそこにチョコやトマト、ベリー、かぼちゃ、ホウレンソウ、高菜&梅など色々と混ぜ込んでいるようだ。

特徴的なのが量り売りなこと。適当に7種選んだら500円ちょっとだった。並べてみると可愛い!
奥さんがいないうちにこっそり作ったという目玉や乳首をつけてくれた。ばれると怒られる(呆れられる)そうだ。
奥さんがいないうちにこっそり作ったという目玉や乳首をつけてくれた。ばれると怒られる(呆れられる)そうだ。
奥に2つテーブルがあったので一休み。どれもモッチモチとしていて、噛みしめるたびにふんわりと風味が口に広がる。一個一個しっかり味の違いがあるから、飽きる間もなく次々に手が伸びた。

しかもオマケでつけてくれた目玉と乳首の甘さがまたすごく合っておいしかった。
「さてどこにしようか。良い所たくさんあるよ~」
「さてどこにしようか。良い所たくさんあるよ~」
伊藤さんはあそこ行ってきた? あそこは? と色々候補をあげてくれた。でも残念なことに、この時もう16時近く。小田原の観光施設はほぼ16時~17時で閉まってしまうので、行ける所は限られている。

そんな話をしながら、店の奥に飾ってあるオブジェがすごく気になった。
このニワトリと猫、表情やポーズが面白くて凄く気になる。知り合いの見立てだという。
このニワトリと猫、表情やポーズが面白くて凄く気になる。知り合いの見立てだという。

お薦めスポット9:センスが素敵な「菜の花」

伊藤さんが「それだ!」と教えてくれたのは、菜の花というお店。このオブジェを見たてた人が営んでいる人気のどら焼き屋で、そこにも同じ作家さんのオブジェがあるからぜひ行ってみて、とのことだった。
けっこう大きいどら焼き屋さん。すでに完売の商品が多くあった人気店。
けっこう大きいどら焼き屋さん。すでに完売の商品が多くあった人気店。
いたー! ヒョウ。やっぱり惹かれる。
いたー! ヒョウ。やっぱり惹かれる。
菜の花のオーナーさんは、日本各地で見つけたお気に入りの作家さんの作品をこうやって飾っているそうだ。残念ながらお会いできなかったけど、店内の雰囲気もとても素敵で気に入ってしまった。
あんこの甘さに塩気がうまいバター入りどら焼きをいただく。あんぱんは食べられなかったけど、結果的にパンとあんが食べられたから欲求は満たされた。
あんこの甘さに塩気がうまいバター入りどら焼きをいただく。あんぱんは食べられなかったけど、結果的にパンとあんが食べられたから欲求は満たされた。
ちなみに駅の地下街にあるショップ「菜の花暮らしの道具店」と奥のカフェも系列店で、ここでもオーナーさんのセンスが発揮されている。
ちなみに駅の地下街にあるショップ「菜の花暮らしの道具店」と奥のカフェも系列店で、ここでもオーナーさんのセンスが発揮されている。
さて次に向かったのは、古希庵の管理人さんが教えてくれていた小田原城のお堀にかかる赤い橋。

お薦めスポット10:渡るのがステータスだった学橋(まなびばし)

昔は渡った先に小学校があってそこに通っていたそう。桜の季節は特にいい景色らしい。
昔は渡った先に小学校があってそこに通っていたそう。桜の季節は特にいい景色らしい。
管理人さんが子どもの頃は、現在二の丸広場と呼ばれているところに小学校が建っていたそうだ。城内にある小学校というのは当時ステータスで、とても思い出深い橋なのだそう。

お城の中で勉強するなんて、たしかに凄くカッコいい。
現在は広場となっている。この日は忍者の「風魔まつり」がやっていた。
現在は広場となっている。この日は忍者の「風魔まつり」がやっていた。

親子で続々と城内に入っていくので気になり向かってみると忍者祭りが行われていた。北条氏を陰で支えた忍者・風魔一党に関連しているらしい。

忍者演舞や忍者迷路、馬乗り体験などいろいろと催されていた。せっかくなので一度やってみたかった手裏剣投げにトライ。
10回目でようやく白い板に当たった。(本当は3回なのだけどヘタすぎて負けてもらった)
10回目でようやく白い板に当たった。(本当は3回なのだけどヘタすぎて負けてもらった)
風魔小太郎さんとおふうさんにも聞く
風魔小太郎さんとおふうさんにも聞く
ぜんぜん当たらない手裏剣から忍者の凄さを実感したあと、次に向かったのはお城に隣接する神社である。

お薦めスポット11:報徳二宮神社の大鳥居再建予定地

二宮金次郎像でお馴染みの二宮尊徳を祭る神社で、この日の3日後に新しい大鳥居が建つという。
大鳥居再建予定の骨組み。創建120周年を記念し市民たちがみんなで運んだ木で建立される。
大鳥居再建予定の骨組み。創建120周年を記念し市民たちがみんなで運んだ木で建立される。
今行くと真新しい大鳥居が建っているはずだ。そういう意味では鳥居がないこの景色は貴重かもしれない。

それにしても、二宮金次郎像を見たことは数あれど、こうやって改めてお参りする機会は初めてだ。
緑に囲まれた社。厳かだ。
緑に囲まれた社。厳かだ。
二宮金次郎さんは小田原出身だったのか。
二宮金次郎さんは小田原出身だったのか。
たくさん本を読んで勉強し、600か所以上の町や村を飢饉から復興させたという二宮金次郎。…600て! スマホで芸能ニュースばかり見ている者としては身が引き締まる思いだ。


手帳王子はふせん大王とも呼ばれています。


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お薦めスポット12:朝夕6時の時を鳴らす鐘楼

次に向かったのは、町のシンボルのひとつ。
犬の散歩中のお父さんに聞いた
犬の散歩中のお父さんに聞いた
大手門跡の石垣に乗った鐘楼。近くの家の人、早起きになりそう!
大手門跡の石垣に乗った鐘楼。近くの家の人、早起きになりそう!
300年以上前は、昼夜問わず時を知らせる鐘としてつかれていたそうだが、今では毎日午前6時と午後6時の2回のみ。お城を管理している人がつきに来るらしい。けっこう大変な仕事だなあ。

ちょうど6時近いのでついている所を見たかったのだけど、それまでに私にはいかねばならない所があった。
駅前方面にむかう。うわ、もう日が暮れてきた!
駅前方面にむかう。うわ、もう日が暮れてきた!
6時閉店の「すぎせい」さんに2分前についた。ぎりぎりセーフ!
6時閉店の「すぎせい」さんに2分前についた。ぎりぎりセーフ!

お薦めスポット13:揚げたてのさつま揚げが食べられる「すぎせい」

忍者の二人に聞いていたお店だ。小田原のお店は閉店時間が早いらしく、こちらもきっかり18時にしまるように閉店作業中だった。だが滑り込みセーフで揚げたてアツアツのさつま揚げにありつくことができた。
揚げたての良さよ! 120円
揚げたての良さよ! 120円
15種類から選んだのは、静岡の桜エビが練り込まれているもの。オーダーすると店員さんが厨房にいってササっとあげてくれる。かぶりつくと、、なんという香ばしさ! そしてじゅんわりと練り物の旨味が口に広がる。ああ、ビールが飲みたい。間に合ってほんと良かった。
次にむかったのは輝くおしゃれ横丁の中にあるスポット。
次にむかったのは輝くおしゃれ横丁の中にあるスポット。
ポップ字で書かれた「墓所」である。
ポップ字で書かれた「墓所」である。

お薦めスポット14:北条氏政・氏照の墓所

食事屋さんや雑貨屋さんが軒を連ねるおしゃれ横丁。その中にぽつんとあるのが、お薦めされていた四代目氏政と弟氏照のお墓だった。

なぜか願掛けの場となっていて、叶ったら鈴を納めるのが習わしらしい。手すりのところに大量の鈴がかかっていた。
なぜか願掛けとなっているお墓。
なぜか願掛けとなっているお墓。
駅前なので寂しくなくていいかも。猫もいるし。
駅前なので寂しくなくていいかも。猫もいるし。
お墓は静かな所にあるのが一般的だけど、賑やかな横丁の中にあると色々な人がお参りしてくれていいかもしれない。

さてさて、もうすっかり夜だ。旅の後半にとっておいた食事処に向かおうじゃないか。

お薦めスポット15:地元の練り物屋さんの味がいろいろ楽しめる「小田原おでん本店」

小田原おでん本店さん。かまぼこ通りにある。
小田原おでん本店さん。かまぼこ通りにある。
おでんは小田原の名物のひとつだそうだ。海の幸が豊富で練り物屋さんが多いことから始まったそう。

こちらのお店では小田原の老舗かまぼこ店13社がつくる練り物をはじめ、小田原の食材を使ったタネがたくさん食べられる。
内装がオシャレ! 一見怖く見えたが慣れると面白い店長。自分が出演するライブもたまにやるそうだ。
内装がオシャレ! 一見怖く見えたが慣れると面白い店長。自分が出演するライブもたまにやるそうだ。
古希庵の管理人さんに薦められたがんもを入れてもらって、あとは気になったのをチョイス。
古希庵の管理人さんに薦められたがんもを入れてもらって、あとは気になったのをチョイス。
口の中で軽い抵抗を見せる具、すぐにホロホロと崩れる具。ああ、それぞれうまい。それに主張し過ぎない、あっさりめの味の出し汁がいい。そう、ぐびぐび飲めてしまいそうなほどに優しい汁なのだ。これは素材をきっちり味わえるようにとあえてそうしているらしい。

時折、添えられた辛子、わさび醤油、そして小田原特産の梅をつかった味噌をつける。うん、さらにおいしい。
締めは特産の梅のジャムをのせたアイス。甘酸っぱくて好き!
締めは特産の梅のジャムをのせたアイス。甘酸っぱくて好き!
一日中ちょこちょこ食べていたからお腹は空いてなかったのだけど、不思議とおでんは入る。二次会にちょうどいいお店かも…と思ったが、こちらも21時までと早めの時間に閉店だ。

最後に、暗くなったら見てほしいと何人かに言われていた景色を見に行くことに。

お薦めスポット16:お城のお堀のあたりの夜景

再度、学橋へ。漆黒の空と、水堀に反射した緑の美しさに見惚れる。桜の時期はどうなるんだろう。
再度、学橋へ。漆黒の空と、水堀に反射した緑の美しさに見惚れる。桜の時期はどうなるんだろう。
旅してる者にとっては早く施設やお店が閉まるのは寂しいけれど、これが小田原の日常だ。そしてそれがまた、心地よい静けさと鏡のようにうつる美しい水面を作り出してくれているのかもしれない。

という感じで今回もまた、とても楽しい旅だった。小田原のみなさま、ありがとうございました!
城のライトアップは少し怖かった。そしてこの写真の直後にライトアップが消えてさらに怖かった。
城のライトアップは少し怖かった。そしてこの写真の直後にライトアップが消えてさらに怖かった。

課題が残った小田原

実はこのあともういっこ、おでん屋さんに薦められた小田原一うまいカクテルを作ってくれるという「スパッツ」というバーに行く予定だった。だが、不定休でたまたま休みだった。あんぱんのとき同様、しばし立ち尽くしてしまった。ショック!

きっと小田原が私にまた来いよ、と言っているのだろう。みんなが薦めてくれていた桜の時期にきっとまた訪れよう。
山でめちゃくちゃ驚かされた散歩中のニワトリ。
山でめちゃくちゃ驚かされた散歩中のニワトリ。


これまでにデイリーが取材した神奈川の記事を集めた「知ったかぶり対談」はこちら。


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