静岡で人口第1位の都市
浜松にやってきた。浜松駅は大きく、駅前には複合施設が立ち並び賑やかである。


ゆるキャラの家康くんと。

まずは自転車を借りるため駅近くのレンタル屋さんへ。そこでさっそくスタッフのお兄さんに浜松のお薦めを聞いてみることに。


良い所ありますよ

教えてくれたのは、いきなりではあるが食事処である。お肉屋さんが経営する肉メインの食堂らしい。

お薦めスポット1:旨い!安い! 「浜名屋食堂」


肉マークの看板が目印。

肉と聞いてマッチョなお店のイメージでいたら、どちらかというとオシャレなお店だった。店員さんも若い女性2人だけである。
私はちょうど開店直後くらいで入れたのだが、その後どんどん席がうまっていった。人気店だ。
私はちょうど開店直後くらいで入れたのだが、その後どんどん席がうまっていった。人気店だ。


お昼のメニューは日替わりオンリーで、今日はトンテキ定食。お値段なんと500円(税別)!


おろしダレがジュワジュワいってる。

お肉屋の直営だもの、肉の旨さは間違いない。分厚い豚肉のほどよい噛み応えとモヤシのシャキシャキ感にやられながらあっという間に食べ終えてしまった。
なお、肉が無くなり次第終了なので早めに行った方が良さそうだ。それと29日の肉の日はローストビーフ丼などさらにお得なメニューがでるらしい。近所にほしいお店である。
なお、肉が無くなり次第終了なので早めに行った方が良さそうだ。それと29日の肉の日はローストビーフ丼などさらにお得なメニューがでるらしい。近所にほしいお店である。


お店のお姉さんにも聞く

お姉さんが薦めてくれたのは、ほど近くにあるアートセンター。
かつて警察署として使われていた古い建物を再利用し、ジャンルを問わず浜松のクリエイター達の表現の場、制作の場として使われいてる場所だ。ワークショップなんかも行われている。
かつて警察署として使われていた古い建物を再利用し、ジャンルを問わず浜松のクリエイター達の表現の場、制作の場として使われいてる場所だ。ワークショップなんかも行われている。

お薦めスポット2:クリエイター支援施設「鴨江(かもえ)アートセンター」


新しくも見えるけど昭和3年築。


各部屋がものづくりの空間になっていて、自由に見学できる。


留置所として使われていたという部屋。この建物自体も見ごたえがある。

せっかくなのでひと通り館内を周ってみる。するとモノクロフィルムのグループ展が開かれている部屋があった。
なんでも、皆でお金を出し合って某所に部屋を借り、暗室として共同で使って作業しているのだとか。面白そうだなあ。
なんでも、皆でお金を出し合って某所に部屋を借り、暗室として共同で使って作業しているのだとか。面白そうだなあ。


お薦めしてくれたのは「静岡文化芸術大学の屋上庭園」。残念ながら試験日で入れなかったが、浜松市内が一望できたり、どでかい椅子が置かれている隠れた名所のようだ。


事務所の方にも聞いておこう

次に向かったのは、坂を少し登ったところにある喫茶店。この辺は古い町並みで、狭い道やどん詰まりの道がたくさんあり、迷いながら歩くのが面白いらしい。
ふつう迷うのは困ることだけど、それが面白いと言われると確かに面白く見えてくるから不思議だ。
ふつう迷うのは困ることだけど、それが面白いと言われると確かに面白く見えてくるから不思議だ。


ほんとだ、狭くて迷うわ!


なんとかついた。こう見えてコーヒー屋さん

お薦めスポット3:これぞ隠れ家「鴨江珈琲」
こちらは、もともとローランドに勤めていたオーナーさんが営むコーヒー屋さん。扉を開けてすぐ右に立派な焙煎機がありカウンターには楽器やレコードのジャケットが並んでいた。
そういえばアートセンターの館長さんも元ヤマハの人らしい。浜松は有名楽器メーカーがいくつもあり、そっち関係の仕事についている人が多いのだそうだ。
そういえばアートセンターの館長さんも元ヤマハの人らしい。浜松は有名楽器メーカーがいくつもあり、そっち関係の仕事についている人が多いのだそうだ。


いかにも誠実そうな、丁寧な接客をしてくれるオーナーさん。


落ち着く店内。手前では似顔絵かき。なんと!

この日は期間限定で、コーヒーを飲みながら似顔絵を描いてもらえる企画をやっていた。


せっかくなので描いてもらおう。アートセンターで部屋を借りて制作していたことがあるという中村菜月さん。

自分好みの深煎りコーヒーをオーダーし、添えられたクッキーと一緒にいただきながら似顔絵を描いてもらった。
店内の壁に飾られた彼女の可愛らしい絵を眺めたり、その作品を絶賛する隣のお客と彼女の照れてる様子がほほえましく癒される空間だった。
店内の壁に飾られた彼女の可愛らしい絵を眺めたり、その作品を絶賛する隣のお客と彼女の照れてる様子がほほえましく癒される空間だった。


中村さんの作品。色使いがきれい。


似顔絵は15分ほどで完成。嬉しい!

オーナーさんは「今の子どもたちに文化的な機会を与えてあげたい」という考えから、たまにこういった企画を催すようにしているのだそうだ。
すごく素敵な事を言うなあ。そして不思議と、この先の旅も「文化的な機会」の流れが続くのである。
すごく素敵な事を言うなあ。そして不思議と、この先の旅も「文化的な機会」の流れが続くのである。

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この旅一番のお薦めスポット
カフェのマスターと、似顔絵を描いてくれた中村さんにもお薦めを聞いてみる。するとなんと同じ場所を真っ先に教えてくれた。


2人のお薦めしてくれた所が一緒だった!


やってきたのは絵本屋さん。

お薦めスポット4:みんなに愛される絵本屋「キルヤ」
こちらの絵本屋さん、このあと出会った人たちからも絶大な支持を得ていた。うち一人は「キルヤが無くなったら浜松は終わり」とまで言うほどだ。


店内は小さいがそれがまた可愛い。時期的にクリスマスの絵本が主に並んでいた。


角の雑貨コーナーは季節によって置くものを替えているそう。クリスマスつながりで今は靴下。

店内に入るといかにも優しそうな女性、星野さんが出迎えてくれた。星野さんがひとつひとつ選んだ絵本や小物はどれもとても可愛くて、みんなが好きになる気持ちは分かる。
でも愛される理由は果たしてそれだけだろうか?
でも愛される理由は果たしてそれだけだろうか?


浜松出身の絵本作家、スズキコージさんの絵本が気になったので買ってみることに。


ちびまる子ちゃんに出てくる永沢くんソックリなキャラが! 一緒に笑ってしまった

お薦めしてくれた人たちの話を総合すると、このお店が愛されている理由が他に2つ浮かんできた。
ひとつは、このお店が30年間続き引退した絵本屋さんの後を継いでいること。もう一つは、いま浜松に広がっている「皆が集まる場づくり」の先駆けだったということだ。
今日すでにいったアートセンターや鴨江珈琲さんや、これから行くことになる浜松の「場」の元祖なのである。
ひとつは、このお店が30年間続き引退した絵本屋さんの後を継いでいること。もう一つは、いま浜松に広がっている「皆が集まる場づくり」の先駆けだったということだ。
今日すでにいったアートセンターや鴨江珈琲さんや、これから行くことになる浜松の「場」の元祖なのである。


星野さんにもお薦めを聞いておこう

といっても星野さんが場づくりを積極的にしたのではなく、気づいたら「なにかやってみたい」という人たちが店に集まっていたのだという。浜松のパワースポットなのかもしれない。

お薦めスポット5:知らないと近寄りがたい?!「カギヤビル」
次にやってきたのは、いかにも古く、武骨ささえ感じるビル。


交差点にある古いビル

外観からは分からないけど、ここは多くのクリエイターがショップやギャラリー、ライブハウスとして使っている、超イケてるビルなのである。


古さを残しつつかっこいい内装。


オシャレなショップがたくさん! (こちらは3階「Rohan」さん)

なんだか浜松のイメージがガラリと変わっていく。うなぎと餃子が出てこないぞ。

お薦めスポット6:交流スペース「黒板とキッチン」
さて次に向かったのはカギヤビルからもほど近くにある交流スペース。その名の通り黒板とキッチンがあり、セミナーをやったりお料理したりと割と自由に使っていいらしい。


手前でタバコを吸っていた方に話しかけてみたら運営者の一人だった。ちょっと案内してもらえることに。


1階が交流スペース。まさに「たまり場」という感じ。

「上も案内しますよ」という運営者の鈴木さんについてエレベーターに乗り込んだ。ビルの上部分は立体駐車場になっているそうなのだが…

駐車場の中に古民家がある!
駐車場に案内されると、そこには車ではなく劇団の大道具置き場や練習スペースになっていたり、移築してきた古民家の囲炉裏が置かれていたり、丸見えの車輪付きアトリエがあった。


駐車場の一部が劇団の拠点になっていたり、


移築してきたという古民家がある。囲炉裏で鍋パーティーや講演会をすることもあるそう。


車一台分くらいのレンタルスペースも。自分のアトリエとして使える。しかも動かせる。

使わなくなったお店や家を再利用するケースは多くあるけど、駐車スペースをこうやって活用するケースは初めて見た。変なことやってるなあ。
さらに、この駐車場で月に一回食事会を開くそうで、ちょうどこの日はおでんパーティだという。誰でも参加していいというので思い切って参加してみることにした。
さらに、この駐車場で月に一回食事会を開くそうで、ちょうどこの日はおでんパーティだという。誰でも参加していいというので思い切って参加してみることにした。


初めて会う人たちと鍋を囲む。


全て手作り!

さすがにすぐ馴染めるとは思えず萎縮しかけたのだが、このメンバー、固定ではなく初めて参加する人もいるというからちょっと安心。
鍋を囲んでるうちに自然と話もつながっていった。色んな経緯でここに辿りついた人たちとの会話がとても楽しい。
鍋を囲んでるうちに自然と話もつながっていった。色んな経緯でここに辿りついた人たちとの会話がとても楽しい。


参加費1000円で色々飲み食いさせてもらっちゃった。

浜松にはやたらと「鈴木」の名字が多いことや(実際この日4人の鈴木さんに会った)、今日私がまわったルートは浜松でもかなりディープであるといったことを聞いてるうちに気づいたらもう夜中。


翌日行くべきお薦めスポットを仕入れてこの日は終了

そして翌日まず向かったのは、日本三大スポットの一つと呼ばれる場所であった。

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お薦めスポット7:風紋が美しい「中田島砂丘」
やってきたのは、砂丘である。浜松駅からずーっと南下していくと、日本三大砂丘のひとつ中田島砂丘にたどりつくのだ。
ウミガメの産卵地としてもよく知られているらしい。
ウミガメの産卵地としてもよく知られているらしい。


浜松に砂丘があった!


オアシスのような水たまりがある。実際は、むかし川だった所に水がたまったもの。


観光地というよりは地元の学生たちのトレーニング場になってた。

この砂丘、確かにお薦めスポットとして何人かが挙げてくれたのだが口々に言っていたのは「昔はもっとすごかった」という寂しい情報だ。
原因の一つは徐々に砂丘がやせていってしまっていること。もう一つは、津波対策のため海岸沿いに高さ13メートルの防潮堤が作られ、景色が変貌してしまったことだ。
原因の一つは徐々に砂丘がやせていってしまっていること。もう一つは、津波対策のため海岸沿いに高さ13メートルの防潮堤が作られ、景色が変貌してしまったことだ。


高さ13メートルの「防潮堤」(工事中)。仕方がないとはいえ寂しい。

それでも、普通の海岸沿いでは見られない美しい風紋が見られる。砂が舞って砂丘が痩せないように地元の人たちがせっせと作っている「堆砂垣」なんかもあまり他では見られない景色だろうと思う。


風紋(めっちゃ踏まれてるけど)と、堆砂垣

砂丘の向こうにはすぐに青い海が広がり、今でもビューポイントなのは間違いない。だがこの後、さらに踏み込んだお薦めスポットを教えてもらうことができた。

お薦めスポット8:中田島砂丘の原風景
それは、中田島砂丘の入り口近くにある「サンクチュアリ・ネイチャーセンター」の方に聞いた場所である。
なんでも人の手がほとんど加わってない、中田島砂丘の本来の姿が見られるところだというのだ。何それ気になる!
なんでも人の手がほとんど加わってない、中田島砂丘の本来の姿が見られるところだというのだ。何それ気になる!


おおよその地図を描いてもらった。理解したつもりだが、私は方向音痴である。

どうやら砂丘の東端あたりのようだ。30分ほど自転車をこぎ、最後のあたりで完全に道を間違え、メキシコを彷彿とさせる地帯を抜けていくと・・・あった! お薦めしてもらった原風景が。


途中道が分からなくなり、謎の場所をさまよう


サボテンのバケモノがいて引いてしまった。これも原風景の一つといえる


そしてたぶんこのあたりが砂丘の原風景!


誰にも踏まれてない風紋!


足跡つけるよね

ネイチャーセンターのおじさんがお薦めしながらも「なんてことはないんだけどね」と言っていたのを思い出す。
たしかに言われなければ普通の砂浜に似ているのだ。だが砂丘であると知っているから面白い。
冬の浜松に吹く強い風、通称「遠州のからっ風」によって風紋ができるように、この光景が私の記憶に刻まれていくのだ。
たしかに言われなければ普通の砂浜に似ているのだ。だが砂丘であると知っているから面白い。
冬の浜松に吹く強い風、通称「遠州のからっ風」によって風紋ができるように、この光景が私の記憶に刻まれていくのだ。

お薦めスポット9:ブラジル料理を食べながらカラオケできる「セルヴィツー」


元パチンコ屋を居抜きした、ブラジリアンショップ。駅近なのに駐車場が爆安なのもポイント高い。

次に向かったのは、「黒板とキッチン」の鈴木さんお薦めのブラジリアンショップ。浜松は車やオートバイの製造業が盛んで、出稼ぎにやってきた日系ブラジル人がとても多い。
ここはその日系ブラジル人たち向けの食材がそろうショップであり、ブラジル料理が食べられるレストランでもある。
ここはその日系ブラジル人たち向けの食材がそろうショップであり、ブラジル料理が食べられるレストランでもある。


あまり見かけない食材が並んでる。

店員さんもブラジルの方が多いようだ。店内はポルトガル語が飛び交い、いかにも異国な雰囲気が漂っている。
お目当てのレストランにいこう。
お目当てのレストランにいこう。


レストランはビュッフェ形式の90分食べ飲み放題。平日1200円、土日は1700円。


名物のポンデケージョから豆のスープや肉までたくさん!


欲張ってとりすぎたよね

あらびき肉や丸いコロッケにかぶりつきながら、ステージのカラオケを見て楽しむ。
そう、ここカラオケつきなのだ。しかもたまたまこの日は「国際カラオケ大会」が開かれていた。浜松以外からも、あちこちにいる日系ブラジル人が集まりカラオケを歌い合うのだ。
そう、ここカラオケつきなのだ。しかもたまたまこの日は「国際カラオケ大会」が開かれていた。浜松以外からも、あちこちにいる日系ブラジル人が集まりカラオケを歌い合うのだ。


ブラジル人はカラオケ好きが多いらしい。ちなみに日本人もエントリーOK。もっと早ければ私もエントリーしたかったな。

サンバ的な乗りかと思いきや、歌うのはほぼ日本の曲。サブちゃんの「まつり」やら、三山 ひろしさんの「あやめ雨情」など、しぶい曲を歌い上げていた。
それにしても、ブラジル料理をたらふく食べながらブラジル人の歌を聞けるなんてすごいシチュエーションである。浜松に訪れたらぜひ行ってほしいお店だ。
それにしても、ブラジル料理をたらふく食べながらブラジル人の歌を聞けるなんてすごいシチュエーションである。浜松に訪れたらぜひ行ってほしいお店だ。


駐車場からは新幹線が間近で見られるのもポイント。

せっかくなので、ブラジル人の店員さんに浜松で好きな所はどこか聞いてみた。すると、候補にあがったのはメガドンキである。

お薦めスポット9:買い物に便利な「メガドンキ」


たしかにメガサイズ!

メガドンキとはドン・キホーテのでかいやつだ。探せば全国にあるが、私は初めて見た。外国人の純粋な意見が聞けてうれしい。

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お薦めスポット10:煉瓦でできた「亀山トンネル」
次に向かったのは、アートセンターで会った写真家さんがお薦めしてくれた場所である。
家康をはじめ歴代城主の多くが後に江戸幕府の重役に出世したことから「出世城」といわれた浜松城。
の、裏手にあるトンネルである。
家康をはじめ歴代城主の多くが後に江戸幕府の重役に出世したことから「出世城」といわれた浜松城。
の、裏手にあるトンネルである。


浜松城は桜の時期が人気らしい。が、今回お薦めされたのはここではなく、


裏手にある歩行・自転車用トンネル。昔はここ、鉄道が走っていたそうだ。

2人横並びで歩ける程度の広さしかないトンネルだが、ここはむかし遠州鉄道奥山線という鉄道が通っていたそう。
トンネル以外の所はすっかり舗装道路になって面影はないが、このトンネルには昔の写真が残っていて当時の浜松の様子がうかがえた。
トンネル以外の所はすっかり舗装道路になって面影はないが、このトンネルには昔の写真が残っていて当時の浜松の様子がうかがえた。


軽便とは、一般的な鉄道よりも規格が簡便で、安価に建設された鉄道。ラッキョウは煙突の形からとった愛称らしい。

そして、さすが写真家さんが薦めるだけあって撮りがいのある空間だった。時間によって煉瓦の色合いが変わるのだという。


馬の蹄みたいな形のトンネル。雰囲気あるなあ。


実際に子供の頃に軽便に乗っていたというお2人に次のお薦めをきく。

お薦めスポット11:家康に焼かれた「普済寺」
お二人に薦められたのはトンネルを通って左手にあるお寺。
徳川氏の保護をうけていた由緒あるお寺だが、三方ヶ原の合戦のとき浜松城が炎上したかのように見せかけるため家康の命令で焼かれたという。(その後、家康により再建)
徳川氏の保護をうけていた由緒あるお寺だが、三方ヶ原の合戦のとき浜松城が炎上したかのように見せかけるため家康の命令で焼かれたという。(その後、家康により再建)


やはり日本の旅に寺社仏閣は欠かせない


左奥には稲荷社がある。日本三大稲荷の一つ、愛知県の豊川稲荷は普済寺の末寺になるらしい。

浜松といえば家康が29歳から17年も過ごした地だ。このお寺同様ゆかりの地が多く、「家康の散歩道」という散策ルートもある。時間がある時たどってみるのも面白いかもしれない。

お薦めスポット11:音響がすごい! ジャズレコード喫茶「トゥルネラパージュ」
次に向かったのはこれまた音楽のまち、浜松らしいカフェである。


かっこいいいで立ちの建物。中にある音響機器に合わせて建てられたのだとか。

入り口に入るとさっそく奥のどでかい音響機器に視線が奪われる。話には聞いていたがそれでも驚くほど大きい。
世界最大規模を誇るTRIO+BASSHORNという機器らしく、1000万を超えるという噂だ。すす、すごい!
その上のスクリーンには無声のコメディ映画が流れている。
世界最大規模を誇るTRIO+BASSHORNという機器らしく、1000万を超えるという噂だ。すす、すごい!
その上のスクリーンには無声のコメディ映画が流れている。


席が前をむいている。一人でジャズや本に没頭したい時に最高。


最高の音質でジャズが聞けるのだ!

しかもコーヒーや紅茶、おやつにもこだわりが強いようだ。お代わりができるポット付き(しかも布が覆ってる)コーヒー初めて見たぞ。


コーヒーはカップで500円、ポットで850円。この上質の空間なら安いと思う。


かつてJALのファーストクラスでしか食べられなかった高級クッキーとやらもいただく(400円)。むっちゃ旨い

そうだこのお店、乗ったことないけどファーストクラスで過ごすような快適さがある。1時間ほどのんびり過ごしていたらかなり癒された。

お薦めスポット12:何度でも食べたくなる「ブータン」のカレー


55周年を迎えたカレー屋さん

絵本のキルヤさんが薦めてくれていたのがこちらのカレー屋さん。二代目となる若い男性が昔ながらの味を受け継いでいる。
店内には、黄色のタイルでできたL字型のカウンターテーブルのみ。カツカレーが人気らしいがお昼に食べ過ぎたので、ビーフカレーをチョイスした。
店内には、黄色のタイルでできたL字型のカウンターテーブルのみ。カツカレーが人気らしいがお昼に食べ過ぎたので、ビーフカレーをチョイスした。


女性にちょうどいい量かも。ビーフがトロトロですごく美味しい。あと、楊枝出すやつ可愛い。


アイス付きなのもうれしい。これも昔からだとか。

カレーを大事に噛みしめながら、聞かれてもないのに若い店主に向けて浜松の旅の感想を告げた。
店主も知っている場所の話には花が咲き、店主が知らない場所があると得意な気分になった。
店主も知っている場所の話には花が咲き、店主が知らない場所があると得意な気分になった。

お薦めスポット13:最後はアクトタワーからの景色


浜松のどこからでも見えるアクトタワー。浜松の駅前にあるので目印に良い。

最後に選んだのは、ブラジルの方含め、多くの人が薦めてくれたまちのシンボル、アクトタワー。45階に展望回廊があり、そこからの眺めが抜群らしい。
が、夜は開いておらず、代わりに30階にあると聞いていたバー「パガニーニ」から夜景を楽しんだ。
が、夜は開いておらず、代わりに30階にあると聞いていたバー「パガニーニ」から夜景を楽しんだ。


旅を振り返りながら一杯。


今回も良い旅ができました! 浜松の皆さまありがとうございました!




人とたくさん出会えるまち

という感じで、私が見た浜松はウナギでもなく餃子でもなく、「あそこに行ったら面白い人がいそう」という場所が多く、アートや音楽といった文化がとても身近にあるまちだった。
今度いったときはセルヴィツーのカラオケで絶対歌おうと思う。美空ひばりあたりを練習しておこう。
今度いったときはセルヴィツーのカラオケで絶対歌おうと思う。美空ひばりあたりを練習しておこう。


帰りの新幹線乗り場に向かう途中、荷物を足元に置きカワイのグランドピアノを弾きだした方がいて凄くかっこよかった



