初めての富山
富山にやってきた。全面ガラス張りの富山駅はとてもオシャレで駅前もキレイ。「富山」という位だから山が近いのかと思いきや、市内はどこも平坦で、自転車でも観光しやすそうだ。
あ、後ろから路面電車が!
お薦めスポット1:路面電車の風景
これはのちに何度か挙がったお薦めの一つ。富山市内には、バスの他にこの路面電車(市電)が走っている。近代的な駅からレトロな電車が出てくる光景はなかなか雰囲気があっておもしろい。
富山駅からはバスの他にこの市電と、富山ライトレールという路面電車が走っている。
新しめの型も。
交通がとにかく便利!
そして観光客にも嬉しいのが、レンタル自転車のシステムである。
いくつかある申込所で500円を預けて登録すれば、市内の主要スポット20か所に置かれている自転車ポートに乗り捨てできるのだ。(24時利用可。カードを返却すると後で350円返ってくる)
いくつかある申込所で500円を預けて登録すれば、市内の主要スポット20か所に置かれている自転車ポートに乗り捨てできるのだ。(24時利用可。カードを返却すると後で350円返ってくる)
今回大活躍だったレンタル自転車。ただし30分以内に次のポートに置かないと課金されるので気をつけよう。
レンタル受付のお姉さんにお薦めを聞いた。
最初はいちいちポートに自転車を置かないといけないのが面倒だな…と思っていたのだけど、絶妙に良い所にポートがあるのでかなり快適だった。
で、さっそく自転車に乗って向かったのは川である。
で、さっそく自転車に乗って向かったのは川である。
お薦めスポット2:富山の歴史が知れる松川遊覧船
富山城址公園に隣接している松川のクルーズだ。7つの橋をくぐる。
この松川、昔は神通川という大きい川の一部だったらしいが、川の氾濫が多かったため工事をして本流から外され縮小された。
廃川(はいせん)となったものの、後世に神通川の川筋を伝えるため残されたのだそうだ。
廃川(はいせん)となったものの、後世に神通川の川筋を伝えるため残されたのだそうだ。
ステンドグラスがはめ込まれた橋。富山はガラス工芸が盛んなのだとか。
クルーズは30分のプチ体験だけど、川を中心にした富山市の歴史がザックリと知れて面白い。春は桜が咲き乱れ特に人気があるという。
昭和10年完成、当時の姿を残す桜橋。上を路面電車が走る。
富山は昭和20年の大空襲で当時の市街地の、なんと99・5%を焼失してしまったそうだ。まちの歴史遺産がほとんど残っていないのを考えると、こういった川や橋の存在はとても貴重である。
最後は魚に餌やり体験。濁ってて姿はよく見えないけど。
というような歴史を、クルーズでも聞けるし、店長さんにもうかがう事ができる。乗船場の前に茶屋があって江戸時代からの絵や写真を見せてくれた。
ここをお薦めしてくれた女性が「川と歴史マニア」と言っていた店長さん。丁寧に説明してくれた。
そんな川好き店長さんの富山のイチオシは、やはりこの川近辺なのだそうだ。中でも「舟橋」の存在は語らない訳にはいかないようだった。
お薦めスポット3:江戸時代の珍スポット「舟橋」
現在の舟橋と、江戸時代からある常夜灯。
江戸時代の舟橋。川幅400m以上あった神通川に舟を64艘を並べ、板を乗せて渡っていた。
江戸時代には他の地域でも舟でできた橋があったそうだが、ここは川幅が広く、急流の為に歪曲しているのが特徴で、珍スポットとして人気だったようだ。歌川広重なども浮世絵にしている。当時の姿、見てみたかったなあ。
お薦めスポット4:マス寿司屋巡り
もう一つ、川好き店長さんのお薦めの場所へ。それは富山の郷土料理の押し寿司屋さんである。
舟橋のすぐ近くにマス寿司屋さんが4つある!
元々、神通川で獲れたマスを使ったのが始まりらしく、舟橋近辺はまさにマス寿司の誕生の地なのだ。
お店によって若干味付けが違うらしい。どこにしようか迷うな…と店の外をウロウロしていると「一切れでもOK」の張り紙が。食べ比べられるぞ!
お店によって若干味付けが違うらしい。どこにしようか迷うな…と店の外をウロウロしていると「一切れでもOK」の張り紙が。食べ比べられるぞ!
せきの屋さんのマス寿司。酸味が強めと聞いていたが丁度良い。旨い!
富山では駅やデパートでたくさん売られているが、普通は丸いわっぱに8切れ入りで売られている。ただ一部の本店ではこのような感じで一切れ200円ほどで売ってくれる所があるようだ。ラッキー!
高田屋さんのマス寿司。ほんとだ、若干違ってこちらはレアめ。旨い!
しかし近くにあるもう2店は、一店は売り切れでもう一店は対応してないとのことだった。ショボーン。
(一切れOKのお店はここを参照)
(一切れOKのお店はここを参照)
高田屋さんで次のお薦めを聞いた。
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お薦めスポット5:池田屋安兵衛商店でくすり作り体験
高田屋さんから絶対行った方がいい!と薦められたのは、地元で超有名な薬屋さんだった。
江戸時代に一世を風靡した腹痛薬「反魂丹(はんごんたん)」をメインに様々な薬が売られている。
江戸時代に一世を風靡した腹痛薬「反魂丹(はんごんたん)」をメインに様々な薬が売られている。
薬売りは富山の一大産業のひとつ。起源は室町時代らしい。
かつて職人さんが薬を作っていたときの道具。
昭和30年頃までこの機械で手作りしていたそうだ。練った薬をこれで細断し、丸める。
当時の職人さんは今90歳を超えて扱えないので、今ではお店の方が見よう見まねのデモンストレーションを行っている。
当時の職人さんは今90歳を超えて扱えないので、今ではお店の方が見よう見まねのデモンストレーションを行っている。
練った薬を足の力を使って押し出し、専用包丁でカット。
台に並べていく。ベテランの職人さんは1回で30列並べることができたそうだ。
上に板を乗せ、均一の力で押し回して丸める。これを乾燥させると丸薬が完成。
で、この丸める体験をさせてもらえる。
この、均一に押し丸めるというのが非常に難しい。恐る恐る板を回すのだけど、徐々に抵抗が感じられてゴロゴロする感じに。
それを伝えると「面白いことになってると思うよ」とニヤリとする店員さん。なんじゃこりゃー!
それを伝えると「面白いことになってると思うよ」とニヤリとする店員さん。なんじゃこりゃー!
これは売れないわ。隣同士でくっついて大きくなっちゃった
「オマケ」は富山の薬売りが発祥!
体験記念として、紙風船をオマケでもらった。後で知ったがこの「オマケ」システム、実は富山の薬売りが置き薬のお得意様に置いていったのが始まりだそうだ。
お土産にいいな
ここでは他にも懐かしのパッケージの薬や、組み立て式の簡易的な薬箱(これもレトロで可愛い)が売られている。薬の効能は似通っているので、パッケージで選んでお土産にする人も多いようだ。
全部揃えたくなるパッケージ。
お薦めスポット6:平和通りからの立山連峰の眺め
さて、そんな薬屋さんのお薦めはどこなのだろう?体験をさせてくれた方に聞くと、悩んだ挙句、お店の前の通りから見る立山連峰を挙げてくれた。
晴れてればいいというものではなく、月に数度だけパキッと連峰が見えるのだそうだ。雪が乗ってるとさらにいい。
最初は「毎日家とココの往復だけだからお薦めなんて浮かばないなあ」と言っていたけれど、最終的にはそれだからこそ見られる・気づける景色を教えてくれた。
たまにしか見られないという絶景が見られるなんて、贅沢で羨ましい。
たまにしか見られないという絶景が見られるなんて、贅沢で羨ましい。
お薦めスポット7:ご飯は必須!富山ブラック
次に向かったのは、薬屋さんの隣のお土産屋のお姉さん推薦のご当地ラーメンである。
富山ブラックといえば私も聞いた事がある。その名の通り見た目が黒い、というのは知ってたけど、ここ最近作られたB級グルメだとばかり思っていた。
しかし歴史は古く、60年くらい前からあるラーメンなんだそうだ。その黒さは醤油からきていて、汗をかく肉体労働者向けに塩分補給のため塩辛くしたのが起源。
しかし歴史は古く、60年くらい前からあるラーメンなんだそうだ。その黒さは醤油からきていて、汗をかく肉体労働者向けに塩分補給のため塩辛くしたのが起源。
細い店内。椅子が可愛い。
噂に違わぬ黒さ! お薦めしてくれたお姉さんに言われた通り、ご飯をつけた
いかにも味が濃そうな色、香り。よく混ぜ込むようにと説明に書かれていたのでその通りにすると、醤油の濃いスープを多く吸い込んだネギやチャーシューが出てくる。太く固めの麺もよく絡んでいるぞ。
うおーしょっぱい!元気出る!
体中の細胞が一気に覚醒するかのように塩辛い。つい水とご飯が欲しくなる。これはだいぶクセのあるラーメンだ。
噛み応えもあるし味が濃いため「おかず」に近い。ご飯の上に乗せて食べるとちょうどいい感じだった。
噛み応えもあるし味が濃いため「おかず」に近い。ご飯の上に乗せて食べるとちょうどいい感じだった。
あ、この組み合わせいい!
県外の人はこの塩辛さに評価が二分するらしいが、 お姉さんはこのラーメンがたまに無性に食べたくなるのだそうだ。寒い地域はしょっぱい好きが多いというが、本当なのだ。
※大喜のラーメンの食べ方は対談編で教えてもらいました。
※大喜のラーメンの食べ方は対談編で教えてもらいました。
お薦めスポット8:富山市ガラス美術館
近代的な美術館だ。
中もすごい!図書館が併設されている。
ここを薦めてくれた人も多かった。なぜなら、先ほど出てきた薬に欠かせない瓶作りを端に発し、富山は「ガラスのまち」として有名だからだ。そういえばまちにもあちこちガラスのオブジェが置かれていた。
常設展(200円)を覗いてみることにした。
常設展(200円)を覗いてみることにした。
す、すごい!
ガラスってこんなのも作れるの?
もうどうやって作ってるのか全然わからない。
ガラス工芸と聞いて器をイメージしていたけど、この美術館に並んでいるのは「これガラス?」と思わせるような意外な作品が多かった。
300年以上前、薬瓶をつくるところから始まりまさかこんなアートにつながるとは。
300年以上前、薬瓶をつくるところから始まりまさかこんなアートにつながるとは。
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恥ずかしがり屋の女子たちに聞く
ガラス美術館の近くには総曲輪(そうがわ)という立派な商店街があって若者や買い物客で賑わっていた。
そこで出会った女子高校生たちに声をかける。
そこで出会った女子高校生たちに声をかける。
恰好は大人っぽいのだけど、皆めちゃくちゃ恥ずかしがってて反応が可愛い。
いつもどこで何して遊んでるの? と聞くと「場所は適当で、とにかく喋ってます。それでプリ(プリクラ)撮って、、また喋ります。」と言っていた。そうそう、若い時って喋れればどこでも良かったな。
そんな彼女たちのお薦めは、最近できたパン屋さんである。
そんな彼女たちのお薦めは、最近できたパン屋さんである。
お薦めスポット9:コッペパン専門店「黒と白」
パンダみたいなお店だ
ナポリタンや豚生姜焼きなど、お惣菜系はほぼ売り切れ。甘いものは残っている
ここは県産竹炭使用の黒いもっちりコッペパンと、県産米粉使用の白いフワフワコッペパンがあり、バリエーション豊富な具材を詰め込んで食べることができる。
黒のコッペパンはやはり富山ブラックを意識したという事なんだろう。その見た目のインパクトから、黒の方が人気らしく売り切れてしまっていた。
黒のコッペパンはやはり富山ブラックを意識したという事なんだろう。その見た目のインパクトから、黒の方が人気らしく売り切れてしまっていた。
という訳で白パンを選び、中は一番人気のクリームブリュレにした。
ふわっふわパンにカリカリとした触感のキャラメルおこげ。うまー!
旅をするとき、甘いものを食べるなら若い女子に聞くのが正解だとうなずきながらいただいた。
コーヒーや牛乳も売ってるから合わせていただくといい。
コーヒーや牛乳も売ってるから合わせていただくといい。
店長さんにも教えてもらった。
お薦めスポット10:市民の100%がお薦めする公園
さて、次に向かったのは、なんと声かけた人が100%お薦めに挙げた場所「富岩運河環水公園」である。
もうすっかり日が暮れていたが、夜景も富山市の中で一番と聞いていたので向かってみた。
もうすっかり日が暮れていたが、夜景も富山市の中で一番と聞いていたので向かってみた。
外国みたい!公園のシンボル、天門橋
ここはもともと、船が停泊する場所だったようだ。自然が多く、今では地元の人がデートや散歩に来る憩いの場になっている。花火も打ちあがることがあったり、また観光用の船が出ていて、5キロ先の海に出ることもできる。
で、この特徴的な天門橋、両端の展望塔から一筋の赤い光がつながっている。その距離58m。
で、この特徴的な天門橋、両端の展望塔から一筋の赤い光がつながっている。その距離58m。
カイジの鉄骨渡りシーンを彷彿とさせる、、が、これは「恋人の赤い糸」をイメージ。
近くには赤い糸電話があり、反対側までつながっている。
めちゃくちゃ分かりやすい告白スポット!
この公園をお薦めしてくれた人の中にも2人ほど「私も昔、恋人と糸電話したことがあって…」と照れながら教えてくれた、その告白スポットだ。
実際の糸は細くて遠くから見えないため、分かりやすく隣に赤く光る電線を引いているわけだ。
実際の糸は細くて遠くから見えないため、分かりやすく隣に赤く光る電線を引いているわけだ。
私は大阪から遊びに来たというグループの協力を得て「シュサ」さんという反対側にいる男性と糸電話をさせてもらった。ちゃんと会話ができる! 嬉しい。
「え、誰?」と糸電話を通して話してくるシュサさんに、「東京の下町からやって参りました、小堺です」と自己紹介した。それでも「誰だよ」と思っただろうが、シュサさんは「聞こえてますよー」と優しく対応してくれた。
いったいどんな男性だったのだろう。ちょっとした運命を感じて、少しだけトキメいた。もし万が一この記事を読んでいたら連絡をしてほしいな、と思う。
いったいどんな男性だったのだろう。ちょっとした運命を感じて、少しだけトキメいた。もし万が一この記事を読んでいたら連絡をしてほしいな、と思う。
そして翌日。昼も素敵な場所だ。
昼間も絶景だと聞いて翌朝またやってきた。残念ながら昨日同様にウッスラとしか見えなかったが、ここからの立山連峰がまた素晴らしい景色なのだという。
お薦めスポット11:世界一美しいスターバックス
そしてまた、ここには誰もが口にしたスタバがある。世界一美しいスタバと言われているのだそうだ。
全面ガラス張り。ここから見る景色が地元の人たちのお気に入り。
青々とした芝生にキラキラの水面。さらに立山連峰が見えたらそりゃ絶景だわ。
ここでもお薦め情報をゲット。
お薦めスポット12:屋上が面白い富山県美術館
次に向かったのは、2017年にできたばかりの県立美術館。やはりここもガラス張りで近代的。スタッフの方もハイセンスな制服で揃えててかっこいい。
環水公園のすぐ近くにあるので併せて行くのが良いだろう。
無料スペースが多く、ガラス張りなのでここからも立山連峰の景色が楽しめる。
そして面白いのが屋上だ。工事中だったので遊べるエリアは限られてたけど。
8時から22時まで無料で開放されている屋上庭園「オノマトペの屋上」。「うとうと」とか「あれあれ」とか「ひそひそ」などのオノマトペをコンセプトにした遊具が並んでて面白い。
そしてなんといっても、広大な空が解放的な気分にさせてくれてとても心地がいい。
そしてなんといっても、広大な空が解放的な気分にさせてくれてとても心地がいい。
「ふわふわ」の遊具。大人は子供が乗っていない時だけねとスタッフの方に言われたので我慢。
ちなみに夜景はこんな感じだ。
夜のデートコースにもピッタリな屋上である。
公園といいこの美術館といい、めちゃめちゃ洗練されている。富山のイメージがすごく変わった旅である。
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お薦めスポット13:熱いけどうまい!もつ煮込みうどん「糸庄」
次に向かったのは、コッペパン専門店の店長さんやスタバで会った地元の人達もお薦めのうどん屋さんだ。
少し離れていたのでバスで向かった。
少し離れていたのでバスで向かった。
中に待ちスペースがあって並ぶ。持ち帰りも含めすごい人気だった。けっこう暑い日なのに関係ないんだな。
中は昭和な雰囲気で、所狭しと座席がおかれている。店員さんがオーダー通すのに声を張り上げててとても活気がある。
券を買い待つこと10分ほどでカウンター席へ。目の前でうどんがグツグツと音立ててる。う、うまそう!
券を買い待つこと10分ほどでカウンター席へ。目の前でうどんがグツグツと音立ててる。う、うまそう!
眼の前でモツが煮込まれてる~
でこれ。熱い!けど超絶うまい!すべてのモツ好き、うどん好き、味噌好きに食べてほしい!
これがすごく美味しかった。食べてるうちから次いつ食べに来られるのかな、と考えてしまうほどだ。
両隣から「熱いけど美味しいね」と鼻をすすりながら同じこと言っているのが聞こえる。私も心でうなずいた。甘辛い味噌に、もっちりとしたうどん。そして大きめに切られた柔らかいモツ…。絶品でございました。
お薦めスポット14:富山市役所の展望台
船の形をイメージしているという市役所。でかい!
次にやってきたのは無料の展望台がある市役所。ここから市内が一望できる。そしてやはり運が良ければ立山連峰の山並みの絶景が見えるそう。
うーん、やっぱり霞んでて見えない・・・
うーん、やっぱり霞んでて見えない・・・
空は晴れてるけど連峰は霞んでいる。
ただ、無料でこの地上70mの眺望が見れるのは嬉しい。駅からも近いし、春夏は毎日21時まで開いているようなので富山に来たら立ち寄るべきである。
地理や歴史好きなお兄さんから意外な情報ゲット。
お兄さんが薦めてくれた所にむかうバスを待つ間に、きのう女子高生たちに聞いていたもうひとつのスイーツやさんに寄ることにした。
お薦めスポット15:ご当地アイスが食べられる「ソフトクリーム畑」
暑い日だったので嬉しい!
ここは富山産の素材やオーガニックな食材をつかったソフトクリーム屋さん。その人気はここ本店ではとどまらず、石川、長野、岐阜にまで広がっているらしい。種類も豊富で選ぶのにすごく迷う。
インスタ映えしそうなゴージャスな見た目のもあったけど、シンプルに地元産のフルーツトマトが乗ったアイスにした。こんなの初めてだ
近くに富山城址公園があるので散策しながら。コーンの最後の一口部分にドライフルーツつまってるの嬉しい。
フルーツトマトアイスはさっぱりとしていて美味しく、暑さで火照った体を冷やすのにちょうどよかった。城址公園の中の芝生の上で遊んでいる子供たちや庭園を眺めながら食べ歩いた。幸せなひとときである。
お薦めスポット16:隠れたデートスポット「富山きときと空港」
バスで25分くらい。全国で唯一、河川敷にある空港だそうだ
前半で話に出た「神通川」の河川敷に空港がある。河川敷に空港があるのは全国でもここだけだそうだ。釣り場まで車で10分。近くで飛行機を眺めながら釣りを楽しめるという面白いスポットだ。
そして無料で入れる展望デッキは、実は隠れたデートスポットなんだそう。
そして無料で入れる展望デッキは、実は隠れたデートスポットなんだそう。
飛行機は飛んだ後だった。次は2時間後なので諦めた。
ここも立山連峰ビュースポット。お、少し見えてきた!
空港自体はコンパクトながら、川がすぐ近くにある景色は一風変わってて面白い。また、備え付けの双眼鏡で見る立山連峰はなかなか見ごたえがあった。
お薦めスポット17:一気に北上し、日本海へ
またバスで中心地に戻り、今度はライトレール(次世代型路面電車)というのに乗って一気に北上した。
途中の蓮町駅~犬島新町駅の間がずーっと見事な紫陽花が咲いていた
やってきたのは日本海!
ポートラムの最終駅、岩瀬浜にやってきた。かつて江戸から明治にかけて北前船が寄港した港町として栄えた場所だ。今でも当時の文化が残る家やお店があり風情ある散策が楽しめるという。
ただ時間的に回りきれそうもないので、眺めのよいという海だけ見にやってきた。
ただ時間的に回りきれそうもないので、眺めのよいという海だけ見にやってきた。
やった、今回の旅イチの立山連峰が見えた!! すごい迫力だ。
改めて、立山連峰の迫力に驚いた。なんていうか、ラグビー選手がスクラムを組んだかのように、すごい強そうなのだ。
お薦めスポット18:最後は寿司のスクラムを食らう
ラストは富山駅のビルに入った「すし玉」。
ありがたいことに、最後のお薦めはお寿司である。
これまでも魚が美味しい地域に訪れているが、意外と地元の人はわざわざ外に食べに行かないという意見が多かった。「スーパーで安くて美味しい魚があるので充分」というやつだ。
ただ今回はぜひお寿司を食べてほしい、という意見が多かった。中でもこちらのすし玉さんは、回転寿司ながらレベルが高いというのだ。
これまでも魚が美味しい地域に訪れているが、意外と地元の人はわざわざ外に食べに行かないという意見が多かった。「スーパーで安くて美味しい魚があるので充分」というやつだ。
ただ今回はぜひお寿司を食べてほしい、という意見が多かった。中でもこちらのすし玉さんは、回転寿司ながらレベルが高いというのだ。
寿司の連峰が間近にクッキリと見えます!「旬の味覚7種盛り・かがやきセブン」(右)
口の中でどれもとろけるような美味しさ。目をつむりながら大事に、大事に味わった。最高だ。
しかもリーズナブルなのだ。例えばこの7種盛り、ひとつひとつ計算したら(隠れて計算した)3000円近いところ、なんと1400円と半額以下でいただけたのである。ネタがなくなり次第終了なので閉店1時間前には行っておいたほうがよさげだ。
しかもリーズナブルなのだ。例えばこの7種盛り、ひとつひとつ計算したら(隠れて計算した)3000円近いところ、なんと1400円と半額以下でいただけたのである。ネタがなくなり次第終了なので閉店1時間前には行っておいたほうがよさげだ。
富山名物、ホタルイカの酢味噌和え280円。ぷっくりしてて食べごたえあり。うまい!
という感じで、最後は寿司の山々をじっくり堪能して終わった。ぼんやり見えていたあの立山連峰の景色が、寿司によって補完され、パキっと見えたようだった。
車がなくてもストレスなく周れるまち
富山市は車利用者が多いため、道路が広々と作られ見晴らしのいいまちであった。さらに、電線を地中に埋める事業を積極的に進めているため景観がとても良いのだ。シンボルといっていい立山連峰がより映えて見える。
一方で、今度はバスや路面電車、レンタサイクルの充実など、車を使わない人たち向けに注力していて、とても快適な旅だった。そしてそういう細かい部分に気づけることも、地元の人の話を聞けたからこそだ。富山の皆様、ありがとうございました!
一方で、今度はバスや路面電車、レンタサイクルの充実など、車を使わない人たち向けに注力していて、とても快適な旅だった。そしてそういう細かい部分に気づけることも、地元の人の話を聞けたからこそだ。富山の皆様、ありがとうございました!
地元の人なら誰でも知ってる駅前のお好み焼き「ぼてやん」。あまりの人気に今回は断念。