広告企画♪ 2017年7月20日

彦根の心霊スポットが本気で怖い~地元の人頼りの旅in滋賀県~

三脚でインターバル撮影をしていたら1枚だけ…
三脚でインターバル撮影をしていたら1枚だけ…

地元の人に個人的なお薦めスポットを聞きながらまわる旅である。ガイドブックで紹介されるお散歩コースとは違い、一体どこにたどり着くかやってみないと分からない。時には心霊スポットまで紹介されてしまうのだ。

今回やってきたのは、彦根城とひこにゃんで有名な滋賀県彦根市。いったいどんな旅になるのだろうか。





※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。

愛知編:名鉄のナナちゃん人形の股を覗いてはいけない~地元の人頼りの旅 in 名古屋~
鳥取編:まさか鳥取でうどんを食べるとは~地元の人頼りの旅in鳥取市~

東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。
好きなものは犬と酸っぱいもの全般。そこらへんの人にすぐに話しかけてしまう癖がある。上野・浅草が庭。(動画インタビュー)

前の記事:水曜どうでしょう藤村DがデイリーポータルZに再ツッコミ!~一体どういうおつもりですか?~

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お城と琵琶湖がすぐ!

コンパクトな彦根駅を出ると、目の前には滋賀県を代表する(と後で知った)デパート平和堂があり、その隣の通りをまっすぐ進んでいけばもうそこは国宝の彦根城。そしてその先は日本一の広さの湖、琵琶湖がある。

自転車でまわるとちょうど楽しめそうだ。
滋賀県のデパートといえば平和堂、らしい。
滋賀県のデパートといえば平和堂、らしい。
さっそく駅前のレンタル自転車屋さんと、この辺りでは有名というブラブラおじさんに聞く。
さっそく駅前のレンタル自転車屋さんと、この辺りでは有名というブラブラおじさんに聞く。
まず向かったのは、2016年に重要伝統的建造物群保存地区に制定されたばかりというエリア。かつては中山道と彦根城を結ぶ繁華街だったという。

お薦めスポット1:芹町・河原町の街並み

芹町。江戸時代の建物が多く見られる。道路の狭さが当時のままでいい雰囲気。
芹町。江戸時代の建物が多く見られる。道路の狭さが当時のままでいい雰囲気。
河原町の花しょうぶ通りへと続く。明治~昭和初期のモダン風の建物も見られるように。
河原町の花しょうぶ通りへと続く。明治~昭和初期のモダン風の建物も見られるように。
あちこちに見応えのある建物が残っており町歩き好きにはかなりワクワクする通りだ。ただかつての賑わいは無く、出歩く人は少なめ。

というのも彦根駅からは少し離れていることと、彦根城の前にキャッスルロードという昔を再現した通りができ、観光客はここまで足を延ばさないからだという。
こちらは彦根城前の昔を再現したキャッスルロード。観光しやすいように道幅が拡張されてて人通りも多い。
こちらは彦根城前の昔を再現したキャッスルロード。観光しやすいように道幅が拡張されてて人通りも多い。
キレイに整理されたキャッスルロードも良いが、彦根の伝統的な建物を見たいなら断然こっちが良い。ただ、人がいないのだ。
彦根に縁が深い石田三成を紹介する展示施設。誰もいなくて寂しい。
彦根に縁が深い石田三成を紹介する展示施設。誰もいなくて寂しい。
そのお隣の建物が気になって覗いてみると、ご夫婦が招き入れてくれた。
そのお隣の建物が気になって覗いてみると、ご夫婦が招き入れてくれた。

(自分で見つけた)お薦めスポット2:宇水理髪館

たまたま覗いたこちらの理髪店は昭和11年建築の国登録有形文化財だった。建物の上の方がバリカンを模していたり、当時は珍しいタイル貼りの内装など、お母さんがいろいろと紹介してくれた。
このあと2階まで案内してくれて、建物の細やかな意匠や骨とう品を見せてくれた。ちょっとした博物館だ。
このあと2階まで案内してくれて、建物の細やかな意匠や骨とう品を見せてくれた。ちょっとした博物館だ。
建物の可愛らしさから、建築を学んでいる人や観光できた外国人なんかがフラッと立ち寄るようで、案内は慣れっこなのである。

今では珍しいシャワー台もあった。
蛇口が4つあるシャワー台が3台。このシャワーヘッドは壊れたらもう直せる人はいないのだとか。古いと保存が大変だそうだ。
蛇口が4つあるシャワー台が3台。このシャワーヘッドは壊れたらもう直せる人はいないのだとか。古いと保存が大変だそうだ。
お母さんの説明のあと、お父さんの話が始まった。
お母さんの説明のあと、お父さんの話が始まった。
お二人の話によると、通りを挟んだとこのエリア一帯が昔は遊郭で、芸妓さんがたくさんいたのだとか。遊郭はその後飲み屋街になったものの、やはり徐々に静かになり今では開いているお店が一気に減ってしまったという。

お薦めスポット3:遊郭があったエリア

スナックの看板がたくさん! やってる所は減ったそうだが。
スナックの看板がたくさん! やってる所は減ったそうだが。
赤色のベンガラ格子の建物や、こういった風情ある建物も散見できる。
赤色のベンガラ格子の建物や、こういった風情ある建物も散見できる。
元・遊郭であり現スナック街とあってさすがに保存地区から外されているようだが残ってほしい景色だった。

お薦めスポット4:七曲がりの仏壇街

お父さんはさらに、川を渡った所にある七曲りというエリアを薦めてくれた。地図を見ると確かに、7か所骨折しちゃった蛇のような道路がある。
全部仏壇屋さんだ! そして、急に曲がり角が現れるのが見どころ。彦根城へ容易にたどり着けないようにしたためだとか。
全部仏壇屋さんだ! そして、急に曲がり角が現れるのが見どころ。彦根城へ容易にたどり着けないようにしたためだとか。
彦根はかつて3Bの地場産業で栄えてきた。それは「仏壇・バルブ・ブラジャー(繊維)」で、彦根仏壇はその一つだそう。

昔は分業制で、この辺一体の家ごとに金具担当、彫刻担当、漆塗り担当、と言う風に分かれていたらしい。
彦根仏壇は大型で、木目を出しているのが特徴。1000万円を超えるものもある。
彦根仏壇は大型で、木目を出しているのが特徴。1000万円を超えるものもある。
今では後継者不足になり仏壇屋さんは一部に限られているそうだが、立派な家々が残ってるのを見ると当時の栄華が伺える。
「この辺で食べるならあそこやな」
「この辺で食べるならあそこやな」
お腹が空いたので、地元の方おすすめの食事処へ向かった。


カロムって何?など。
滋賀県についてさらに詳しく知りたい人はこちら。


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お薦めスポット5:珍しい3階建ての蔵の蕎麦屋

七曲りの端に隠れるようにしてある手打ち蕎麦屋さん「文久蔵」にきた。改装した蔵が使われている。

この蔵は江戸初期に出た3階建て禁止令にバレないように外観は2階建てに見える造りになっているそうだ。
日本でも数少ない3階建ての蔵。当時は贅沢だと禁止されていたのだが持ち主が我慢できなかったのでは、とのこと。
日本でも数少ない3階建ての蔵。当時は贅沢だと禁止されていたのだが持ち主が我慢できなかったのでは、とのこと。
いただいたのは、くるみ蕎麦。コシが強めでおいしい! 1,100円
いただいたのは、くるみ蕎麦。コシが強めでおいしい! 1,100円
ご夫婦で営んでいるそうで、無理をせず昼間だけの営業。

くるみが入ったツユで初めて食べたのだけど、クリーミーでほんのり甘さを感じる。通常のツユよりもよく絡み満腹度を増していた。
美味しいお茶を何度もつぎに来てくれたお母さん。
美味しいお茶を何度もつぎに来てくれたお母さん。
2階も見せてもらった。3階の床をとりはらい、吹き抜けに。素敵なお店だ。
2階も見せてもらった。3階の床をとりはらい、吹き抜けに。素敵なお店だ。
40年前の賑わいぶりや、昔の近江商人たちの見栄っ張りぶりを聞かせてくれた。

お薦めスポット6:インスタ映えするカフェ「旅LOVEチャイハネ」

蔵を出ると、さらに奥まった所にド派手な家があることに気づく。
家をペインティング中の女の子。「ここめっちゃインスタ映えするんですよ!」と中に入るのをおススメ。
家をペインティング中の女の子。「ここめっちゃインスタ映えするんですよ!」と中に入るのをおススメ。
自分で声をかけておきながら地味派としては一瞬ためらってしまった。しかし彦根に来てからずっと古風なものしか見てないのでちょっと冒険してみたい気も。

エイヤと入るとそこは、強烈な空間だった。
インスタ映え100%! (インスタのアカウントとってみた。)フォトスタジオみたいなカフェだ。
インスタ映え100%! (インスタのアカウントとってみた。)フォトスタジオみたいなカフェだ。
さっきの蕎麦屋とは真逆の世界観。
さっきの蕎麦屋とは真逆の世界観。
入ってみると目が覚めるような原色の世界。店長さんの元実家で、内装は友達たちに頼み、一面ずつ色んな人に描いてもらったそうだ。

それが「インスタ映えする」と話題になり遠方からもお客さんが来るようになったのだとか。この個性、どんな店長さんだよと最初は身構えたが、話してみると穏やかで全く怖くはなかった。地味な人でも安心して入れるぞ。
誰かに似てると思ったら、さっきのお蕎麦屋さんの息子さんだった。お母さんにソックリ!
誰かに似てると思ったら、さっきのお蕎麦屋さんの息子さんだった。お母さんにソックリ!

お薦めスポット7:古民家好きが移築した「旧秋口家住宅洋館」と路地マップ

そんな店長さんがおススメしてくれたのは、近くにある洋館。大正時代、職人さんに異人館をまねて作らせたという建物で、不慣れだからか和と洋のチグハグ感が面白いとのこと。
前の持ち主が潰そうとしたものを、古民家好きな鈴木さんという方が私財をなげうちここに移築したそう。国登録有形文化財。
前の持ち主が潰そうとしたものを、古民家好きな鈴木さんという方が私財をなげうちここに移築したそう。国登録有形文化財。
鍾馗(しょうき)さんが乗ってる! この辺の建物の上をよ~く見るとたまに乗ってる、魔除けの置物だ。京都の町屋などにもあるらしい。
鍾馗(しょうき)さんが乗ってる! この辺の建物の上をよ~く見るとたまに乗ってる、魔除けの置物だ。京都の町屋などにもあるらしい。
先ほど商店街で手に入れてた町歩き地図があるのだけど、実はそれを作ったのも鈴木さんという事だった。これが秀逸で、見ていて凄く楽しい。

古地図を元に、古い路地や家々の意匠の見どころを分かりやすく紹介しているのだ。鍾馗さんの乗ってる家も全て調査済みという熱の入れようだ。
彦根に来たら手に入れたい鈴木さんマップ。これがあると街歩きが何倍も楽しくなる。いつかお会いしたい。
彦根に来たら手に入れたい鈴木さんマップ。これがあると街歩きが何倍も楽しくなる。いつかお会いしたい。

お薦めスポット8:彦根城のたもとにある地蔵堂

次に向かったのは彦根城の大手門近く。城をつくる際にこの土地に元々置かれていたお地蔵さん達が1か所に集められたのだが、そのままではかわいそうだと市民達が建てたというお堂だ。

雨の中でも地元の人達がいつものようにお参りにきていた。信仰のあつさが伺えた。
昔はあちこちにいたお地蔵さまが集結。なんだか賑やかでいいな。
昔はあちこちにいたお地蔵さまが集結。なんだか賑やかでいいな。
せっかくなので天守閣へ。ひこにゃんには会えなかったけど代わりに散歩中の犬と撮れた。
せっかくなので天守閣へ。ひこにゃんには会えなかったけど代わりに散歩中の犬と撮れた。

お薦めスポット9:安くてやみつきになる「スイス」

次はまた食べ物だ。会う人みんな親切で、話をたくさんしてくれるから時間が経つのが早いのだ。
ツタがビッシリ生えててちょっと驚く。
ツタがビッシリ生えててちょっと驚く。
時には長蛇の列が並ぶという人気店で、たまたまカウンターがひと席空いていたので座ることができた。

そしてたまたま隣に座っていたおじさまが、昔ここで働いていた人で、裏メニューを教えてくれた。初めての人は大概ハンバーグ(500円)かオムライス(400円)を頼むのだが、そのふたつを組み合わせたオムバーグである。
裏メニューのオムバーグ650円! これがめっちゃ美味しい。
裏メニューのオムバーグ650円! これがめっちゃ美味しい。
さらに滋賀大の学生向けに値段が安いままなのだということや、一方で食材や食器にはこだわっている(お皿が1枚数千円!)ことを聞いた。

味は、粗びきの肉と大きく刻まれた玉ねぎが噛みごたえあってうまい。半熟が残るオムライスとの相性も抜群。見た目は無骨だけどそれがかえって食欲をそそりペロリであった。
店主は1日中ここで調理。その手際よさを見てると面白い。
店主は1日中ここで調理。その手際よさを見てると面白い。
そしてここの店員さんに聞いてしまったのだ。恐怖の心霊スポットを…!


首都を滋賀県に移した方がいいって本当?
詳しくは知ったかぶり対談で。


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お薦めスポット10:心霊スポットの佐和山トンネル

翌日、スイスのお兄ちゃんが言っていた心霊スポットに向かった。
いきなりヒンヤリする! (トンネルだから当たり前だけど)
いきなりヒンヤリする! (トンネルだから当たり前だけど)
事故が多いと噂の佐和山トンネルだ。車道の横に、徒歩でも通れるトンネルがあり肝試しをする事があるらしい。たかがトンネルじゃん、と思うかもしれないが、行ってみるとわかる。ここ本当に怖いのだ!

なぜなら、すぐ隣に廃墟があるのだ!
バランスが不思議な5重の塔や奥には金閣寺らしきものが…持ち主が亡くなり、廃墟となっている。色々ありすぎて写真に収まらない。
バランスが不思議な5重の塔や奥には金閣寺らしきものが…持ち主が亡くなり、廃墟となっている。色々ありすぎて写真に収まらない。
怖い! 怖すぎる! (むかし北村ヂンさんの記事でとりあげていました。詳しくはこちら)
怖い! 怖すぎる! (むかし北村ヂンさんの記事でとりあげていました。詳しくはこちら
ヂンさんの記事の時点では佐和山遊園という形で開園していたようだけど、今は敷地売り出し中の廃墟となっている。

手持ちの地図にも載っていないし、おススメしてくれたお兄さんも「神社みたいなのがある」とあやふやな言い方だったので、実際見たショックが大きい。

しかも近所の犬たちがずっと吠えているのだ。本気でこわいよ!
城風の廃墟に事故が多いトンネル、そしてやまない犬の鳴き声…。後で知ったが、さらに左にいくともっとやばい旧佐和山トンネルというのがある。そこまで行かなくて良かった。
城風の廃墟に事故が多いトンネル、そしてやまない犬の鳴き声…。後で知ったが、さらに左にいくともっとやばい旧佐和山トンネルというのがある。そこまで行かなくて良かった。
しかも後で写真見たら白い影が写ってた。怖すぎるので、昨日会えなかったひこにゃんが会いにきてくれた事にしよう。
しかも後で写真見たら白い影が写ってた。怖すぎるので、昨日会えなかったひこにゃんが会いにきてくれた事にしよう。

お薦めスポット11:ダルマと庭が自慢の龍潭寺

気を取り直して次の場所へ。ご年配から特に熱い支持を受けていた龍潭寺である。彦根藩主の井伊家の菩提寺で、枯山水の庭や苔が生えた境内が落ち着いて素敵だというのだ。
ダルマ寺としても有名。
ダルマ寺としても有名。
苔好きにはたまらないという境内。ザワついていた心が落ち着く。
苔好きにはたまらないという境内。ザワついていた心が落ち着く。
そして、この境内をさらに進んでいくと、石田三成も城主となった佐和山城の跡地へと続く。

彦根市を一望するならば、そこに登るとベストだと聞いていた。
「サルに注意してね!」と案内人。
「サルに注意してね!」と案内人。
サルに食い荒らされたタケノコ。佐和山は怖いものが多いな。
サルに食い荒らされたタケノコ。佐和山は怖いものが多いな。
急斜面のほぼ野放しの道を息を切らして25分ほど。頂上にある佐和山城跡にたどりついた。ベンチが3個ほど置いてあるだけの狭い平地である。

周りの木々は好き勝手に生え景色を遮ろうとしているようだが、その間から見えた見えた、彦根城と琵琶湖だ!

お薦めスポット12:佐和山城跡から見る彦根市

木々の間から見下ろす感じ。緑に囲まれた彦根城と奥には琵琶湖が見える。
木々の間から見下ろす感じ。緑に囲まれた彦根城と奥には琵琶湖が見える。
最初に出会ったブラブラおじさんが、彦根城は城だけを見るより周りの緑とセットで見るのが良いのだ、と言っていた。こうしてみると、オウムたちに大事に支えられたナウシカのようじゃないか。
曇ってて琵琶湖との境がよく分からないのが惜しい!
曇ってて琵琶湖との境がよく分からないのが惜しい!
その後、山をおりて人の多い彦根城周辺をうろついていると、買い物帰りらしき女性に遭遇。

話しかけて食事処をいくつか聞いていると突然大雨が降りだしてしまった。すると「良ければうちの店に来ますか?」と急展開。
雨の中、女性についていく。
雨の中、女性についていく。

お薦めスポット13:うちの近江牛のカルビ丼

なんと、ご実家が近くの老舗料亭であった。近江牛の丼もあるという。「あまり自分のところを薦めるのもどうかと思うけど…」と控えめであるが、こちらとしては逆にありがたい。
商店街の中にあった「さわだ」さん。中途半端な時間なのに対応してくれた。
商店街の中にあった「さわだ」さん。中途半端な時間なのに対応してくれた。
じゃーん。近江牛(A-4ランク以上)のカルビ丼。これにお吸い物がついて1200円。うまいっ!
じゃーん。近江牛(A-4ランク以上)のカルビ丼。これにお吸い物がついて1200円。うまいっ!
地元の人頼りの旅をしていると、特産のベタな料理には逆にありつけないのだが、こういう展開があるとは嬉しい。

濃いめのタレがかかる柔らかカルビが舌に溶けていった。
滋賀県民の証という平和堂の「HOPカード」も見せてくれた。
滋賀県民の証という平和堂の「HOPカード」も見せてくれた。

お薦めスポット14:HOPカードは現金が戻る!

カルビ丼を堪能しながら素晴らしいカードの存在を知ってしまった。平和堂にはHOPカードというものがあり、なんと溜まったポイントは、すべて現金で戻ってくるというのだ! 会長と社長の強いポリシーだそう。

知らず知らずのうちにけっこうたまるそうで、何百万もためている人がいると噂だ。ポイントは現金で一括で支払われるらしい。
そんな平和堂1号店は彦根にある。ちなみに店名は初代社長が自分の息子(現社長)の平和(ひらかず)の名前からとったそうだ。いい話だ。
そんな平和堂1号店は彦根にある。ちなみに店名は初代社長が自分の息子(現社長)の平和(ひらかず)の名前からとったそうだ。いい話だ。
滋賀県民がめっちゃ羨ましくなってきたぞ。さて次は気持よくなりながら琵琶湖が見れるスポットだ。


サラダパン、廃墟、ヤンキー文化など。
あなたの知らない滋賀がここにあります。


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お薦めスポット15:琵琶湖見るならベイシアの2階

さわださんのおススメでやってきたのは、琵琶湖近くにあるベイシアというスーパーマーケット。この2階から眺める湖が好きだという。
大きいスーパーだ。この辺りはかつての地場産業の3Bのひとつ、ブラジャー(繊維業)の工場があったとこらしい。
大きいスーパーだ。この辺りはかつての地場産業の3Bのひとつ、ブラジャー(繊維業)の工場があったとこらしい。
2階にはマッサージチェアがあり、全身マッサージしてもらいながら琵琶湖が見られるのだ! 10分100円。
2階にはマッサージチェアがあり、全身マッサージしてもらいながら琵琶湖が見られるのだ! 10分100円。
ヨットが浮かぶ琵琶湖。
ヨットが浮かぶ琵琶湖。
天気が悪くてドンヨリだったけど、晴れた日の琵琶湖の夕焼けはそれはもう美しいのだとか。そんな日はきっとマッサージチェアの取り合いだろう。

お薦めスポット16:50年続くバルブ最中

お次は、駅前で出会った方に聞いた情報。彦根城にある茶席に出すお菓子もつくっている「風月堂」さんに面白いものがあるという。
写真はNGだったがお喋り好きな陽気なお母さんが営んでる。
写真はNGだったがお喋り好きな陽気なお母さんが営んでる。
なんとバルブを最中にしちゃってるのだ! 日本にここだけだろう。
なんとバルブを最中にしちゃってるのだ! 日本にここだけだろう。
地場産業3Bの一つ「バルブ」の形である。50年前に考案されたものだそうで、当時はバルブの会社がこの辺に数十社あったそうだ。

今ではバルブ会社はほとんど無くなったそうだが、こうして根強く歴史が残っているのは面白い。仏壇とブラジャー最中もぜひ作ってほしいな。
お土産に買ったら、「1個食べていき」といって作りたてをごちそうしてくれた。甘い粒あんがギッシリつまっててお茶がよく合う。真ん中の模様は井伊家の家紋。
お土産に買ったら、「1個食べていき」といって作りたてをごちそうしてくれた。甘い粒あんがギッシリつまっててお茶がよく合う。真ん中の模様は井伊家の家紋。
いやー面白いの見つけちゃった。とホクホク顔で店を出ると、人力車を車庫にいれているお兄さんを発見。

実は今日まちで迷ったとき2回も道を聞いていた方だった。3度めともなるともう見知った顔である。せっかくだから聞こう。
道案内のプロがひねり出す、穴場とは?
道案内のプロがひねり出す、穴場とは?

お薦めスポット17:コンクリの卓球台

お兄さんがひねり出したのは、すぐ近くの公園にある謎の卓球台。なんでか知らないけどコンクリートでできているらしい。まちを知り尽くしてないと気づかない、かなり小ネタがきた!
ネット部分もコンクリ。卓球やってるのを見たことがないという謎スポット。
ネット部分もコンクリ。卓球やってるのを見たことがないという謎スポット。

お薦めスポット18:芸能の神様を祭る「千代神社」

いや、それだけではない。その卓球台が置かれた公園の前にある千代神社もあわせて行くといいと言っていた。

日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れた際、その前でストリップをして大神を誘い出した女神・天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祭っている。
落語家さんなど、芸能に関わる人が訪れるそうだ。
落語家さんなど、芸能に関わる人が訪れるそうだ。
かわいらしい扇のおみくじもある。内容は芸事について。
かわいらしい扇のおみくじもある。内容は芸事について。

お薦めスポット19:旅の終わりに彦根市最後の銭湯「山の湯」

最後は牛丼のさわださんのお友達が薦めてくれていた銭湯で締めくくることにした。明治12年創業で、もう140年近く続いている彦根市最後の銭湯だ。

のれんをくぐると男女の着替え室の中央に番台があり、浴場の床や壁には水槽がはられ金魚が泳いでいるような、なかなかお目にかかれない古い銭湯だった。先客が数人。

隣の男風呂からは子供たちのドタバタ音とキャッキャという楽しそうな声が聞こえる。

ああ、とても平和堂。いや、平和だあ。
いいお湯でした
いいお湯でした
彦根のみなさま、ありがとうございました!
彦根のみなさま、ありがとうございました!

残ってて欲しいものが多く残ってるまち

彦根の方はお話し好きが多くて、平均したら一人30分以上は話してたんじゃないかというくらい、たくさん話をした。後半は「私よりも詳しいかも」と言われるほどだ。

しかしそれは地元をちゃんと語れる人が多かった事と、昔の姿がそのまま残っているものが多かったからだと思う。とても素敵なまちだった。また古地図片手に歩きたい。
今回の旅を手書きマップにしてみました。(大きい画像はこちら)
今回の旅を手書き地図にしてみました。(クリックで大きくなります)


滋賀県についてもっと詳しく知りたい人はこちら。
謎のうめぼし給食についても語ります。


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