「落ち穂拾い」をやってみたい
落ち穂拾いといえばミレーの絵画が有名だ。かつての欧州の麦の収穫方法では畑に多くの落ち穂が残ったらしく、それを貧しい人たちが拾い集める姿が描かれている。
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旧約聖書のレビ記には「刈り入れの落ち穂を拾い集めてはならない」との言葉があり、ふるくから生活に根ざしてきた文化であることがわかる。
僕はものを拾うのが好きだ。それが食べられたりお金になればなお嬉しい。だからミレーの落穂拾いをはじめて見たとき、やりてえ!と思った。
彼らのそれは貧しさゆえの労働ではあるかもしれないが、切り取られたその瞬間はのどかに見えて羨ましかったのだ。
稲の穂を拾おう
10月に入り祖父の田んぼが収穫の時期を迎えた。
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麦と稲という違いはあれど、たぶん落ち穂があるだろう。探してみようぜ。
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数十秒探してやっと一粒の籾種を見つけた。うれしい。
意外と落ちてないものなんですねと祖父に聞いたところ、「今は品種改良が進んどるき、ちょっとやそっとじゃ落ちんばい」とのことだった。がびーん(この企画が終わった音)。
じゃあ、昔の稲はボロボロ落ちたんですよね?拾わなかったんですか?どうなんですか?
いちおう食い下がった。
「拾わん拾わん!」
拾わなかったんだ……(面倒くさいからだそうです)。
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ただ、稲刈り機が束ね損なったような稲穂はさすがに拾い集めるらしい。そういえば『落穂拾い』の人たちも束で麦を持ってたな。
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まとまった量を集める
満足いくまで稲を集めることにした。
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あまり集まらず、10分くらいで飽きた。
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集まったのは100粒くらいだろうか。米は炊飯すると膨らむし、少なく見えるがこれでも炊くとお茶碗一杯くらいはあるかもしれない。
そう思ってお茶碗一杯の米の数をChatGPTに聞いてみた。
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ぜんぜん足りていなくてずっこけた。ズコーーーッ!!!
ショート記事
1000文字以内の短い記事です。読みやすくて満足感があるよ。
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