栗きんとん「栗九里(くりくり)」
日之影町にある本店で栗九里を買ってきた。
販売場所はいくつかあるようだが、日之影町にある加工所兼売店で直接買うのがもっとも確実だと思う。マロンハウスでググってください。
ちなみに、私の親戚は育てた栗を製造元に卸していて、高千穂町にアンテナショップができるときには祖父がお祓いに行ったこともある。
個人的にやたらと距離が近い商品なのだ(宣伝じゃないですよ)。
原材料は県産の栗と砂糖のみ
栗九里は羊羹のように繋がっているので、一口サイズにカットしよう。丸ごといきたい人はいっちゃってください。
パッケージを開けるだけで栗の匂いを強く強く感じるゾ。
猫がよってきた。
ネットで調べたところ、栗を好む猫がいるようだ。余計なものが一切入っていないのが嗅覚でわかるのかもしれない。
栗を凝縮した、栗より栗の味
それでは実食!
栗だあ(うっとり)。
しっとりやわらかいひとかけらのなかに、たくさんの栗が凝縮されているのを感じる。口の中で10個くらいの栗が爆ぜたようだ。うまい。
ガツンとくる栗の印象とは裏腹に砂糖の甘さは控えめで、和菓子特有の重たさはないのがいい。いくらでもパクパク食べられそう。
栗より栗の味がするのに、栗より滑らかな舌触りで、砂糖のおかげで栗よりほんの少し甘くて、しかし栗そのものの野暮ったさはなくて、むしろ都会的な洗練された気風さえある。
栗のイメージがまったく変わる一品といっていいだろう。どうしたら栗と砂糖だけでこれだけのことが表現できるんですか?
海原雄山が至高のサラダとして提供したものがトマトの鉢植えだったときの気分です。
ショート記事
1000文字以内の短い記事です。読みやすくて満足感があるよ。
鳴き声をたよりにして秋の虫を捕まえたい(窪田鳳花)
ようやくリニモに乗った(林雄司)
落ち穂拾いをする(窪田鳳花)
転売禁止の栗きんとん「栗九里」がうまい(窪田鳳花)