原因はほぼ分かってる
まずは通常状態の財布をご覧いただこう。
金色の財布を求めてさまよい博多でなんとか手に入れたものだ。店の人いわく「リザード」ということなのでトカゲの革なのだろう。
この財布の一部が黒くなることがたまにあるのだ。たまにというか、状況は限定的なのだけれど。
その状況とは「凍ったご飯を上に乗せて放置したとき」である。
…なんでそんなことするの?
冷凍飯を財布の上に乗せる
僕は冷凍飯と財布だけを手に持って出社することがままある。バッグや袋もなしで。荷物は少ないほうが格好いいからね。
冷凍飯は昼にチンして食べるのだが、温める時間を短縮したいので常温で放置している。
となると、冷凍飯のタッパーが結露でビショビショになりますね?
職場の床とか机が濡れますね?
僕は冷凍ご飯のほかには財布しか持っていませんね?
つまり、こうするしかないんです。
おわかりいただけますか。
財布の上に冷凍ご飯を置くと革が水を吸い取ってくれていい感じになるんです。そうしてしばらく放置して、タッパーをどけたら財布の色が変わっているというわけなんです。不思議ですよね。
財布を観察する
十中八九、水分か低温度のどちらかが財布を黒くしているのだろう。
いつもは冷凍飯を乗せた状態でしばらく目を離すのだが、今日はじっくり見てみよう。
これが変色の次第である。
しかし変色部分もそうでない部分も触った感じ同程度に冷えて濡れている。これじゃどっちが色を変えてるのかわからんな。
条件を詰める
じゃあ冷凍庫に入れます。これで全面が黒くなったら温度が原因ですね。
よし、たぶん水だ。次は水をかけてはっきりさせよう。
でもジャバジャバ濡らすのはいやだな。
…あっ!一瞬で変化が!!!
はいきた!計算通り!天才!Natureさん!取材に来てください!ジャパンのミヤザキです!!!
これで気分に合わせて財布に好きな絵柄を描くことができるほか、カンニングペーパーやダイイングメッセージにも応用できるかもしれません。
みなさん、僕の財布の変色の原因が水ということが分かって幸せ者ですね。その幸福を身近な人にお裾分けしてあげてください。笑顔の連鎖です。
その後放置したらDPZは跡形もなく消えました。
(編集注:濡らすと革は痛みます)