とくべつ企画「よけいなことをする日」 2020年2月29日

サラダを炒める

熱っつ!

 

シャキシャキの生野菜をおいしく食べるサラダ。

今日はこれを強火でさっと炒めてみました。

 

 

※この企画は2020年2月29日のとくべつ企画「よけいなことをする日」のうちの1本です。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

サラダは生野菜

サラダは生野菜である。

たまに温野菜サラダなんてのもあるけれど、今はざっくりと生の野菜を盛り付けて塩とか油なんかをかけて食べる食べもの、これをサラダと呼ぶことにする。

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コンビニで買ってきた。
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追加でこちらも。
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サラダはそのまま食べる前提なので、調理法なんかは書いていない。
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しかも最近のサラダはドレッシングが別売りになっていて選べるのだ。今回はシーザードレッシングを選択。

僕はそんな生のサラダが好きだ。新鮮な野菜というのはそれだけでごちそうなのだ。

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皿に盛ってドレッシングをかける。
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サラダの完成である。
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炒める

美味しそうにできた(買ってきただけだけれど)。

しかし今日はよけいなことをしてもいい日。このまま食べたいのをがまんしてコンロに火を点けた。

背中に感じる視線は、おそらくテーブルに乗っているサラダだろう。そうだよ、これからお前を炒めるんだよ。

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サラダなのでサラダ油はアリとした。

十分に熱したフライパンにサラダ油をひとまわし。そこに気取った顔で皿に盛られたサラダを放り込む。

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「ちょっ!まじっすか!」

サラダがジュージュー言っている。

これだけのことが、なんだかすごい面白かった。だって見たことないだろう、ジュージューいっているサラダを。

シーザードレッシングの濃厚な香りが火を通すことでさらに濃さを増して、図らずもピザみたいな香りがしてきた。ピザの香りがするサラダである。混乱する。

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強火で2分ほど炒めたところで完成である。
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見えにくいが湯気がたっている。
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サラダを下ろした後もフライパンはまだジュージュー言っていた。その音はサラダを知ったフライパンの「もっと炒めさせろ」という声のようだった。

熱いうちにいただこう。

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いただきます!
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あっふ!

熱々のサラダはもはや別の料理だった。そう、別の料理として十分に成立しているのだ。ただ、食べたことがない料理なので評価がしづらい。

けっして不味くはないのだ。炒められたキャベツはシーザードレッシングの味と混ざってザワークラウトみたいになっているし、レタスやにんじんも生で食べるよりもしんなりしていて食べやすい。

ただ、まず思ったのは「よけいなことを」だった。

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なんだろうなこれは。

これこそ今回の趣旨に沿った行為だったと思う。

料理は手間をかければいいというものではないのだ。どこで手間をやめるか、そのタイミングも料理なのである。

炒めたサラダはそれを人類に示してくれた。炒めたのおれだけど。

 

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