よけいなことをする日 2020年2月29日

無糖の飲みものに砂糖を入れる

「無糖」という名のついた商品が存在するとき、かならず砂糖入りの商品も存在する。わざわざ無糖の商品を選んだ時点で、我々は砂糖入りの商品と無糖の商品を天秤にかけ、砂糖入りの商品と決別しているのだ。

つまり、無糖の商品に加糖するのは、商品購入時の取捨選択を踏みにじる、よけいな行為である。だがそれをする。

※この企画は2020年2月29日のとくべつ企画「よけいなことをする日」のうちの1本です。

1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。

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無糖の飲みものに砂糖を入れたい

ここに3つの「無糖」がある。

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ブラックのコーヒー、無糖の紅茶、コカ・コーラ Zeroを買ってきた。

 

ブラックのコーヒーに加糖する

まずはブラックのコーヒーによけいな加糖をする。

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ブラックコーヒーに砂糖を入れている。最初から砂糖入りのコーヒーを買えばいいのに。よけいだ…。

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ミルクも足した。

ブラックコーヒーをわざわざ選んでおいて、ミルクや砂糖を入れて飲む。よけいな手間が発生している。こんなことなら最初から砂糖入りのコーヒーを買えばよい。でもこうすることで、喫茶店でコーヒーにミルクや砂糖を入れて飲む雰囲気を味わえる。一手間かかったぜいたくな味わいだ。

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微糖のコーヒー(左)と、無糖に加糖したコーヒー(右)のRGB値情報。これはよけいな情報だ。

 

午後の紅茶(無糖)に加糖する

午後の紅茶(無糖)にも加糖する。理由はない。

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こういうのは考えたらだめだ。僕はよけいな2月29日によけいな加糖をする。
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人はよけいすぎると表情が無になる。
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無糖に加糖した午後の紅茶と、ストレートの午後の紅茶を飲み比べる。

飲み比べること自体がよけいな行為である。しかし、分かったことがある。無糖に加糖した午後の紅茶にはスプーン2杯ほどの砂糖を入れたがそこまで甘くない。僕にはこれくらいがちょうどいい。このよけいな行為は味を微調整できるので、意味のある行為だ。

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コカ・コーラZeroに加糖する

最後は、コカ・コーラZeroに加糖する。コカ・コーラZeroは糖類ゼロだが、人工甘味料が入っており、甘く感じるようになっている。

コカ・コーラZeroに、コカ・コーラと同じ分量の砂糖を加える。これは完全によけいな行為だ。甘くなるに決まっている。でも、なんだかやらなきゃいけない気がした。生きているとそういう瞬間がある。

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公式サイトによると、コカ・コーラには100mlあたり11.3gの砂糖が含まれている。200mlのコカ・コーラZeroを飲むので、約23gの砂糖を加える。って、ちょいちょいちょい!多すぎませんか?砂糖。小学校の授業でこういうのあったな。
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入れる。

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甘すぎる…。

コカ・コーラZeroに対する加糖は何ももたらさない。これはもはやコカ・コーラ社に対する冒涜である。やめておいたほうがよい。


加糖は適度に。

無糖に加糖すると微調整が効くので有効である。ただしコカ・コーラZeroは最初から甘いのでこの限りではない。結論は以上です。

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