バリューセットバーガー
お、これはけっこう、おいしそうなんじゃないでしょうか。
セットメニュー。それは1品では物足りないランチやディナーに、お得な価格でサイドメニューをつけてくれる、素晴らしいシステムである。日々進歩を続ける外食産業の企業努力の結晶であり、現代文明最大の発明といってもよい。
それを、合体させてまた1品に戻す。これほどの蛮行があるだろうか。
なお、「セットを1品にするならドリンクも混ぜるべきでは」というツッコミは想定済みだ。しかしドリンクに浸したハンバーガーを想像したら悲しい気持ちになったので今回はポテトとハンバーガーの合成にとどめる。
チーズバーガーの味付けはケチャップなので、まずそこがポテトと相性抜群。さらにポテトの塩味が加わるので、我々がジャンクフードに求めている味を完全に満たしてくれる。
うまい。うまいが、いつもセットで一緒に食べているものなので、「組み合わせるとこんな味なんだ…!」みたいな驚きは全然ない。まさに「ふつうにうまい」である。
ダイエット食としてのポテトバーガー
ただ、食事にとって味だけがすべてではない。もう一つ大事な要素、それが満腹感。
ポテトバーガーはボリュームがすごい。元のハンバーガー1.5個分くらいの満腹感を得られるのだ。(ポテトのぶん、量が増えてるから当たり前だ)
これをダイエットに活用することができそうだ。
- いつもビッグマックセットを頼んでいる人は、チーズバーガーセットに変える。
- そしてポテトをバーガーに挟む。
- するとチーズバーガーでビッグマック並みの満腹感を得られる。
しかし、ここであなたは思うだろう。
「いやいや、そしたらサイドメニューがなくなるから物足りないでしょうが!」
そこで、この写真を見てほしい。
なんと、ポテトバーガーを作っても、入りきらなかったポテトが半分あまるのだ。これがサイドメニューとなる。
おさらいしよう。いつもより小さいハンバーガーのセットを注文し、ポテトの半分をバーガーに挟む。半分はサイドメニューとして食べる。
これだけで満腹感はいつもどおりのまま、摂取カロリーを削減できる。
やべえ、考えただけでちょっと痩せてきた気がする。
牛サラダセット丼
もういっこやってみよう。次は吉野家だ。
ご飯に野菜をのせるのは日常的にはあまりしないけど、タコライスやソースかつ丼など前例が多くあり、それほど変なことではない。
サラダを入れたことによる見た目の違和感はそれほどない。しかしこの盛りである。特盛り級。
食べてみます。
おいしい。もともと濃いめの味付けが、キャベツで薄まって優しい味になり、かつキャベツのシャキシャキ感が効いている。さわやかな味である。
それでいて牛丼のタレがご飯まで染みているので、味が薄すぎるということは決してない。絶妙だ。
そしてやっぱり量が多い。ハンバーガーと同じく、ダイエットに生かすハックができそうである。牛丼(小)にサラダ半分をのせて、牛丼(並)相当のボリュームに変える。残り半分のサラダをサイドメニューとしていただくのだ。
サラダといえば
ところで、サラダにはこんなものがついてくる。
正直言って大失敗である。酸味がご飯に合わなかった。
ドレッシングは和風ノンオイルとゴマを選べる。胡麻なら可能性はあったかもしれない。しかし和風ノンオイルはだめだ。この記事はよけいなこと特集の1本だが、こればっかりは本当によけいだった。
とくべつ企画「よけいなことをする日」
2/29は4年にいちどのうるう日です。
このスペシャルな日を祝し、デイリーポータルZは今日いちにちかけて、よけいなことをしたおします。
- 「よけいなことをする日」とは?
- 11時 家で朝食を食べたあとモーニングを食べに行く(鈴木さくら)
- 12時 のり巻きにのり巻こう(べつやくれい)
- 13時 無糖の飲みものに砂糖を入れる(ほり)
- 14時 オムライスに生卵をかける(林 雄司)
- 15時 通勤前にベートーベンちに行く(Satoru)
- 16時 よけいなこと投稿まとめ
- 17時 サラダを炒める(安藤昌教)
- 18時 牛皿とライスを買って家で牛丼にする(ジーン)
- 19時 よけいなことリンク集
- 20時 パック寿司を海鮮丼にする(古賀及子)
- 21時 家族で犬の散歩に行く(ヨシダプロ)
- 22時 ハンバーガーにポテトを挟むとダイエットによい(本当)(石川大樹)
- 23時 ボトル湿布(藤原浩一)