推す飯 第14回(アイス編)
「推す飯」とは、明るくてらいない気持ちでただ好きな飯を推す活動です。
登場人物
ギミックの効いた企画と経験による写真の腕、そこへ突拍子のないことを言い出すトリックスター的要素を持つ。甘いものに詳しく頼られている。
アイスと電子工作と民族音楽を愛する編集部員。クラシックギターに夢中。グッピーも大好き。
編集部員で当企画の仕切り役。せっかちで早食いだが少食。
MOWに高級版がある
古賀:
米田さん、これ出会いとしてはどんな感じですか?
プライムってAmazonみたいなMOWの高級版が出てるな~とは思ってたんですが買ったことなくて。
石川:
僕もプライムの存在、全然気づいてませんでした。
まいしろ:
私も初めて知りました!
米田:
アイスは年中食べるほど好きで、特に期間限定とか新作とか変わったアイスを選ぶんです。
石川:
板チョコアイスしか買わないまいしろさんと購買行動が真逆(※くわしくはぜひ「森永 板チョコアイス」回をどうぞ……)。
米田:
で、プライムは買ってから気づきましたね。ただのMOWじゃなかったと。
古賀:
コンビニかスーパーかとか、価格は店で違うと思うんですが、私が買ったところだとMOWが100円で、プライムが150円でした。この50円差はでかい。
石川:
もともとMOWがおいしいんですよね。この間バニラアイスを子供と食べ比べてて思いました。
米田:
MOWは優等生タイプというか、バニラとか抹茶とかスタンダードでおいしいアイスのイメージだったんですけど、でも今回推すプライムは別方向に攻めてる気がします。
石川:
なるほど。
米田:
この「バタークッキー&クリームチーズ」は最初パケ買いで、文字見る前にパッケージ見て驚いたんですよね。なんかつぶつぶが乗ってる…って。
古賀:
たしかにパケの訴求強いですね。
石川:
これアーモンドかと思ったら違いましたね。
米田:
そう、クッキーだったんです。
古賀:
レギュラーのMOWって単色でのっぺりしてるイメージですもんね。トッピング!? というのは驚きですよね。
スーパーカップにもいまプレミアムバージョンあって、そっちもかなり豪華なんですよね。そういう波がきてるのかな。
まいしろ:
アイスのプレミアム化進んでますね…。
石川:
パッケージの写真、クッキー&クリームのクッキーって砕いたクッキーっていうイメージだったんですけど、このクッキー、一個一個成形されてる感じですよね。
古賀:
よく見ると謎の形状してますね。
石川:
ハチミツすくう棒の先端みたいな形。
米田:
そこなんです。それで買いました。
かかってる、乗ってるレベルじゃないトッピング量
米田:
粒の第一印象をそのままにアイス開けてほしいです。
石川:
開けますか。
まいしろ:
やったー!
古賀:
うっわ(笑)! なにこれ!
まいしろ:
なんかクッキーきた!
米田:
すんごい粒なんです。
古賀:
つまみ上げて食べられるほどのたっぷりクッキー!
石川:
あはは。
まいしろ:
こうなってるんだ!!
石川:
かかってるとか乗ってるってレベルじゃないですね。
まいしろ:
新しい。
米田:
初めて買ったときはまずこのビジュアルに感動しましたね。
石川:
カップ振ると音がするもん。
米田:
おしゃれなんだけど、なんか大盛り食堂みたいな。
古賀:
「板チョコアイス」はチョコが45%でしたが、これもクッキーがそこそこのパーセンテージ占めてますよね。
まいしろ:
カップが平べったくなってて、クッキーが多めにしてあるのも好感度高いですね。
古賀:
うあ~~、なるほど、クッキー面が広いんだ。
いま私たち、めちゃくちゃ経済を回している
古賀:
これはもう食べましょう食べましょう。
まいしろ:
おいしい! クッキーの塩加減が絶妙。
古賀:
ほんとだ~~! クッキーがっちりしょっぱい! ほとんど塩大福くらいのバランスですよね、塩と甘み。
石川:
うわー。
米田:
クッキーだけ食べてもいいし、アイスだけ食べてもいいし、両方一緒でもいい。全部いい。味変可です。
石川:
クッキー&クリーム的なものかと思ってたら、全然別のものでした。
まいしろ:
なんかちょっといいお店で出てくるいいアイスの味がする。
石川:
アイスもかなりチーズ味ですね。
古賀:
クッキーが多いから見たことない感じの断面に。
まいしろ:
ケーキみたいな断面。
米田:
クッキーだけじゃなくてアイスもうまいんですよね。
まいしろ:
チーズなのに味が濃すぎないのがいいですね。
米田:
そう、クッキーと喧嘩しないんです。
石川:
豊饒。
古賀:
チーズも塩も、ここへきてスイーツ界だいぶ研ぎ澄すまされてきてますよね。
まいしろ:
1g単位で量とバランスにこだわってそう。
古賀:
御礼申し上げたいですよね。
米田:
Thank you…。
そしてこれも森永です。
まいしろ:
神だ。
アイスいまこんな感じなんだ
石川:
アイスかー。アイスいまこんな感じなんだ。やべーなー。
なんかずっと生きてると急にiPhoneが出てきたりして時代がいっこ進むときあるじゃないですか。アイスこうなったんだなー。
古賀:
「いま日本のサッカーこんな感じなんだ」みたいな感想。
ネクストステージ行ったのを見送るようなね、そういう気分ありますよね。
米田:
しみじみ。
石川:
コンビニアイスがなー。
まいしろ:
150円でこのクオリティ。
石川:
いやー来ちゃったな。
米田:
こう、味がはっきりわかれてると、食べているうちに舌が冷えてきて味がしなくなるっていうのがないんですよね。
石川:
たしかに。クッキーが常温だから。
米田:
無限に食べられる。
まいしろ:
次世代アイス……。
古賀:
アイスのクオリティの成長、牽引力としてのコンビニアイスありますよね、価格帯を引き上げて、それに消費者がついてきたのはでかかったのかも……。急激に思考が日経MJ的になってます。
石川:
100円じゃできなかったでしょうね。
まいしろ:
いまは冬でもけっこう皆食べますもんね。
米田:
アイスは経済。
古賀:
経済を回す=アイスを食べる。
まいしろ:
今日めちゃくちゃ回してますね。
古賀:
景気がよくなる。
スペリアーテイストアワードとは
古賀:
あと、いま気づいたんですが、ふつうのMOWのほう、モンドセレクションじゃないやつを受賞してました(公式サイト)。モンドセレクションじゃない受賞するやつあるんですね。
まいしろ:
スペリアーテイストアワード。
米田:
iTi。
古賀:
IoTならぬ。
石川:
バニラだけじゃなくて抹茶味もコーヒーもですよ。
まいしろ:
検索したらすごい真剣な審査風景出てきました
To demonstrate our focus on our mission, we are very pleased to announce a change to our company name and its visual identity. Are you curious? check our new site https://t.co/65etmzbdBX#superiortasteaward #foodtasting #drinktasting #taste #abouttaste #branding #tasteinstitute pic.twitter.com/NkzOnx1sQA
— International Taste Institute (@itqi) June 6, 2019
古賀:
こうやってみんなMOW食べたのか。
石川:
各テーブルに小さい旗立ってるの可愛いですね。
まいしろ:
「うまい!!!」ってなったのかな…。
石川:
「うまい!!!」ってなったら、旗をピッてあげるんじゃないですか。
古賀:
最高のお仕事では。
石川:
受賞製品一覧、130ページあるぞ。
古賀:
受賞させまくっている! というか、そんなにシェフたち食べ切れるのか。
米田:
シェフ、審査でお腹いっぱいになっちゃう。
まいしろ:
すごい数のバニラアイス食べさせられてそうですよね。
古賀:
最高の仕事とかナメてごめんだなこれは。でもMOWはおいしいですからね。
米田:
そうですね。
推す飯 第14回(アイス編)
「推す飯」とは、明るくてらいない気持ちでただ好きな飯を推す活動です。
登場人物
ギミックの効いた企画と経験による写真の腕、そこへ突拍子のないことを言い出すトリックスター的要素を持つ。甘いものに詳しく頼られている。
アイスと電子工作と民族音楽を愛する編集部員。クラシックギターに夢中。グッピーも大好き。
編集部員で当企画の仕切り役。せっかちで早食いだが少食。