短い記事 2021年10月19日

コンビニおでんはたまごでとじてもいい

ここ数日でめっきり寒くなってきた。
寒い夜に仕事から帰ってきたとき、ついついコンビニで買ってしまうものといったらそう、おでんだ。

筆者の育った家庭ではおでんが出るときはおにぎりや炊き込みご飯など、おでんとごはんがそれぞれ単体でも成立するような献立が組まれていた。
「これがあればごはんがすすむ!」というものをおかずと定義するならば、おでんはおかずではない、というのが個人的な見解だ。

でもたまごでとじてみたらどうだろう。ごはんがすすむ料理に変身するんじゃないか。

ということでホットスナックの隣にいるあいつら、おでんをたまごでとじていく。

1993年東京都生まれ。与太郎という柴犬と生きている普通の会社員。お昼休み時間に事務員さんがDPZを見ているのを目にしてしまい、身元がバレないかハラハラしている。

前の記事:柿の種は本当に柿の種だった


今回はセブンイレブンのおでんの中から大根、はんぺん、ちくわぶの3種類を選出した。
牛すじ串の文字が目に入ったが、ぐっとこらえた。やらなくてもおいしいってわかるから。

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レジ袋が有料化になってからこういう食べ物系もそのまま渡されるようになった。毎回少しドキッとする。

レジで店員さんに「おでんのつゆの量はいかがいたしますか」と聞かれ、普通と答えた。
具材が浸るくらいの量を想像していたが、確認してみるとカップのちょうど半分くらいだった。普通ってみんなの中でそれぞれちがうもんね。

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親子鍋にそのまま移し替えた状態。つゆの量もちょうどよさそう。

このおでん丼のいいところはただ温めてたまごを入れるだけで完成するところだ。
出汁はもともとあるから作らなくていいし、具材は各自で適当にお箸できればいい。

おでんだけだと足りなさそうだけど料理はしたくないときによさそうである。
お家で作ったおでん最終日なんかにも最適じゃないか。今度試そう。

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たまごもおでんカップの中で溶いてしまえばいい。余計な洗い物を出さない流儀だ。
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蓋をして蒸らす。この蓋、目玉焼きを作るのにかなり便利なことに最近気がついた。
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できあがり。いつもよりたまごの色が淡くてお上品に見える。
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ごはんに乗せるとこんな感じ。3種類は量が多いのでどんぶり皿をおすすめする。
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実食。飼い犬与太郎の圧がどんどん強くなる。
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お、おいし~~~~~~~!!!!

大根からじゅわっと染み出るお出汁とたまごのまろやかさが口の中を幸せにしてくれる。
おでんとごはん個々の良さを引き立てあいながら、たまごが一体感を演出している。

驚いたのがはんぺんのおいしさ。
タラの味がしっかりしていて、ほんのりとした甘みがある。

たまごとじにすることで黄身のコクとはんぺんが出会ってしまい、おいしいとしかいいようがない。
しゅわっと消えていく食感もたまらない。

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行儀がよくないことは分かっているが、つゆだくめに作ってかきこむのが丼の醍醐味だ。

セブンイレブンの公式サイトを見てみるとどうやら地域によってはんぺんの種類が異なるらしい。
「かまくらふんわりはんぺん」と「ふんわりはんぺん」と「ふんわりかまくらはんぺん」の3種類が確認できる。

今回筆者が食べたのはかまくらふんわりはんぺん。
微妙に栄養成分も違うので味わいにも差があるのかもしれない。食べ比べてみたいものだ。

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最後までおいしく完食。本日も見守りありがとうございます。
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