カレーライスの向き
ポークカレーを食べる前の写真では自然とライスが手前、ルーが奥になるよう容器を置いたが、食べ始めてから食べづらさを感じ、ライスが右、ルーが左にくるよう置き換えた。
調べたところ、ココイチでは“ルーが手前、ライスが奥”が基本ルールらしい。この方が食べやすいとのことなので、次回はこのレイアウトで食べてみたい。
さようなら2020年度！ 春休みとくべつ企画「ふつう特集」
時代や進み、いまやなにをとってもバリエーションのゆたかな世の中になりました。しかしそのベースとなるものを軽んじて良いのでしょうか。否！ デイリーポータルZは春休みを記念し、「ふつう」を再発見します。
さあ、この店でいちばんふつうのものをくれたまえ！
- 31歳、生まれて初めてケンタッキーフライドチキンを食べる（山田窓）
- ココイチのポークカレーに脱帽（鈴木さくら）
- バーモントカレー中辛をパッケージ裏のレシピどおり忠実に作る（藤原浩一）
- やっぱ鉛筆はＨＢ（激しく）（没個性で）最強！（ヨシダプロ）
- 大手コーヒーチェーンの主人公は、やっぱり「ふつうのコーヒー」だった（JUNERAY）
- ”Campusノート”のふつうに想いを馳せる（谷頭和希）
- ふつうのカップヌードル9種類食べ比べ（松本圭司）
- ふつうを極めショートケーキはもはや絵になった（古賀及子）
- 久しぶりに食べたコンビニの梅おにぎりは美しかった（ネッシーあやこ）
- 和菓子屋でみたらしだんごを買う（月餅）
- コーラ味のグミを食べ比べ「コーラアップ」の良さを再確認する（パリッコ）
- 初めてのサーティーワンのバニラアイス（さくらいみか）
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カレーの口になっているので
外は大雨。
天気予報では「春の嵐が吹き荒れる」と言っていたが、わたしはこの日ココイチへ行くと3日前から決めていたのだ。
照準を合わせ当日を迎えた今、ココイチのカレー以外は受け付けないと口が言っている。
雨に打たれながら、車に乗り込んだ。
人は誰しも、ココイチへ行くとつい頼んでしまう“俺のココイチ”があると思う。
わたしのココイチは、豚しゃぶカレープラスほうれん草だ。
いつもメニューを一通り見て悩んだ挙句、結局豚しゃぶカレープラスほうれん草に戻ってくる。
「肉がたくさん食べたい！」というストレートな欲求を満たしつつ、ほうれん草が入っているおかげで「とはいっても、野菜も食べてますから」感が出せるところが気に入っている。
そうやって納得しながら、食べている。
ふつうの良さを見直すという企画にのっとり、今回の注文品はポークカレーとすでに決まっているが、正直それで満足できるのか、一抹の不安がよぎった。
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驚愕の値段
テイクアウトするためドライブスルーへ。
ポークカレーを注文するのは初めてだったのでメニュー表で値段を見たところ、あまりのお手頃価格に「マジか！！」とバラエティ番組ばりのでかい声が出てしまった。
いつも注文する豚しゃぶカレープラスほうれん草は968円。ポークカレーは484円。豚しゃぶカレープラスほうれん草の値段でポークカレーがまるまる2個買える！！なんてこった！！
さっそく家に連れて帰ろう。
ちなみにライスの量はふつうの300g、辛さもふつうでふつうを貫き通した。そう、わたしはふつうのおんな。
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結果、大満足
数あるカレーの中からもっともふつうだと今回選ばれた、ココイチのポークカレー。
これで484円。ボリュームからしてもやっぱり安い。
問題はこれで満足できるか。
物足りなかったらこっそり家にある食材をトッピングしちまえ！と悪魔のささやきが聞こえる。
辛さは普段と同じ【ふつう】なのだが、具がシンプルなせいかいつもより少しだけ辛く感じる。
腹ぺこの状態でメニューを見るとついあれやこれや頼みたくなってしまうが、実際食べみてわかった、これで充分だ。
484円でこの満足感を得られるなんて、わたしはココイチが身近にある日本に生まれて本当によかった。
お腹いっぱい、ごちそうさまでした！
