特集 2018年12月8日

11月の記事ベスト5発表!&「タイの変な日本語がアツい」

こんにちは、編集部 石川です。

12月に入ったとたんに師走の話するのベタすぎるなー、と思いながら、会う人会う人に率先して師走の話をふっています。グルーミング的会話の醍醐味を感じる時期です。

そういうわけでまだ師走じゃなかった11月の総集編です!次ページからライターインタビューも。


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アクセス数ランキングです。今月は中国の試験問題を解いたりニュータウンの歴史を紐解いたりサワラの寄生虫を食べたり、知的好奇心にあふれた1か月でした。知的好奇心…?

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キラキラした萌え絵っぽい絵柄を絵本に使用するのはふさわしくない! とか怒っている人がいるらしい。だったらどんな絵柄だったら納得するの?
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中国にもセンター試験のような大学入試試験がある。「高考(ガオカオ)」といい、毎年6月に行われる。その高考では語学に日本語を試験科目として選択することができる。
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子どものころ、千葉ニュータウンという街に行くのが好きだった。大人になるとここは「夢が実らなかった街」だったことを知った。どういうことか。

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この世にはとんでもなくデカいサワラが存在している。その食味をレポートしたい……やや刺激的なオマケつきで。
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古い料理写真の味わいが好きだ。あの風情、当時と今とで違う撮影技法に由来するんじゃないか。手探りで再現してみた。

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TwitterやFacebookなどのシェア数のランキングです。アクセス数ランキングにかなり近いランキングですが、唯一、武蔵○○トレーディングカードが新規でランクイン。戦闘力的なパラメータとして平均家賃がかいてあるところがトルー。

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キラキラした萌え絵っぽい絵柄を絵本に使用するのはふさわしくない! とか怒っている人がいるらしい。だったらどんな絵柄だったら納得するの?
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古い料理写真の味わいが好きだ。あの風情、当時と今とで違う撮影技法に由来するんじゃないか。手探りで再現してみた。
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子どものころ、千葉ニュータウンという街に行くのが好きだった。大人になるとここは「夢が実らなかった街」だったことを知った。どういうことか。
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この世にはとんでもなくデカいサワラが存在している。その食味をレポートしたい……やや刺激的なオマケつきで。
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「武蔵」とつく駅に弱い。武蔵境、武蔵野台、武蔵小山…。多すぎるのでトレーディングカードにしました。

次はライター伊藤さんのインタビューです。

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標津のサーモン科学館館長によるサケの解剖講座を聴いたそばから食ってしまうというおいしくてためになる宴がとり行われた。

ハブの記事も多いがサケの記事が多い

藤原
11月に公開公開された記事のなかで鮭を解剖する記事が人気でした。

伊藤
ありがとうございます。

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北海道の標津で、サケを解剖してはその側で焼いていくというアクロバティックな学習方法

藤原
9月頃標津に行ったんですか?

伊藤
はい、9月の下旬に行ってきました。解剖実習は去年も受けてたので構想自体は去年からですね

藤原
軽やかに標津に行ってて尊敬します。標津には何度も行ってますよね。

伊藤
最初に取材して以来ほぼ毎年行ってますね。サケ漁やホタテ漁しに野付とかにも行ってたんで半年開かずに行った年もありました。
たいがいサケ系の取材ですが空いた時間で根室や花咲、斜里町なんかにも足を伸ばしてます
で、灯油タンクとか撮り集めたり

藤原
サケの記事ってこんなに何度も書けるのかと驚きます。調べたら8つありました。

サケの遡上めぐり

利根川に遡上するサケを見る

めざせ!サケマイスター

野付半島でサケ漁体験

チョウザメに指をかまれる水族館

サケの産卵マニアックス

史上4人目、「サケマイスター」2級ゲット!

取り出せ内臓!サケの解剖グルメ

伊藤
ほんとだ!ハブとおなじくらいだ!
なにやってんだおれ!

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遡上するように標津に行き、10月~12月ごろにサケの記事を書く伊藤さん(写真はサケ)

藤原
意外とハブと同じレベルでサケ追ってますよ!

伊藤
まだサケもハブもネタを消化しきれてないんですよー

藤原
まだネタあるんですか! サケマイスター1級も目指してますよね。

伊藤
はい、それも着実に準備しています。
あと、サーモン科学館系で結構濃い情報を流して「ネタバレでは?」みたいな事を言われたことがありますが大丈夫です。例えば最新の解剖の記事では館長いわくあの記事で「50%ほど」です。たしかに情報量が多すぎてはしょった項目があれでもかなりあります。

藤原
情報をぜんぶ載せてるわけではないとは思ってましたけど、あれで50%というのはすごいですね。サケであと10本くらい記事が書ける。

伊藤
2回講座受けて5時間弱の長さからテープ起こししてますからねー

藤原
すごい…

サケは半自然的なところが魅力

藤原
伊藤さんの中でほかの魚とサケはぜんぜん違うものなんですか?

伊藤
はい、なんか半自然的存在っていうか。。

藤原
半自然的…?

伊藤
この言葉はすいません、あんま一般的ではないんですけど、里山の水田とか草原みたいに人の手が入ってその環境が維持されるような状態を半自然って言ったりするんです。

サケもふか放流事業とか人の手が入ってあの資源量を維持してるがゆえに人とのかかわり方が特殊でおもしろいなあと知れば知るほどはまっていったというか。

でかくていっぱい川に上がってくるから捕獲器なんかもやたら大掛かりでとんちの効いたものがでてきたり。あ、これは今後取材していきますが。

藤原
ああ、田んぼみたいな。サケは人間が生きる環境を維持してると考えると他の魚とは違いますね。

伊藤
ですね、でも完全養殖ではないので環境に使われてた「半自然」っていうのが頭に浮かんだんですが。なんか真面目だな、大丈夫か。

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その奥深さからサケの産卵のようすも記事になってしまう(「サケの産卵マニアックス」より)

 サーモンマイスター1級への道

伊藤
それで、あとは「サーモンフィッシング」をしなければならないのでルアーフィッシングの練習をはじめました。

藤原
サーモンフィッシングをするためにルアーフィッシングの練習始めたってどういうことですか。

伊藤
標津にある忠類川でサケ釣りができるんですがかなり難易度が高そうだなと、記事にもあるように川を登るサケはエサを食べなくなっていたりするので、かかったらかかったでかなり力強いし、なんで最低限ルアーを狙ったところに投げて泳がしてみたいなことができないといかんということで釣り掘とかで練習はじめました

藤原
情熱がすごいですね。

伊藤
で、サーモンフィッシング体験はサケマイスターの条件のひとつなんです

藤原
あ、やはりそうなんですね!

伊藤
そうです、で近所の釣り堀行ってきたんですが6時間やって1匹も釣れませんでした。
センスのなさすげえなと

藤原
ハブ見つからないのと同じ轍をサーモンフィッシングでも踏むかもしれませんね

伊藤
だまれ!

藤原
すみません!
サーモンマイスター1級への道はあとどれくらいなんでしょうか

伊藤
あとはたしかイトウの人工授精体験とかーいずれにせよマニアックな科目が何個かです

藤原
1級ともなると科目に人工授精が入ってくるんですね…。

伊藤
2級でサケの人工授精ありますしね

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サケの人工授精のようす

藤原
家で勉強できるぶん、英検とか楽に思えてきます。

伊藤
英語はぜんぜんできないんですがこの前エレベーターで一緒に乗ってたすごく仕事できそうなインド人同士が「I hope stop train by typhoon(あー台風で電車止まんねーかなー)」とか言ってて万民が行きたくないもんなんだな会社って思いました、

藤原
インド人も小学生みたいなこと考えてると思うと一体感あります。

伊藤
心の中で「me too」言いましたね

藤原
いろいろなme tooがありますね

伊藤
おれのme tooですね

藤原
最近あったme too を思い出そうとしたんですけど出ませんでした。あとで最高のやつを書き足そうと思います。(※ 思いつきませんでした)

伊藤
「生活考察」という雑誌の須藤輝さんのエッセイで「ヨガ=ダルシムという先入観があり、ヨガをしている同僚に『腕とか伸びるの?』と聞いたらはげしく軽蔑された」という一節がありましたがそれはげしくme tooでしたね。

藤原
伸びてほしい気持ちはありますね。

藤原
同僚の腕伸びてたらおもしろいです。火吹いたり。

伊藤
あー吹いてましたね火

藤原
空中に浮いたりテレポーテーションもしてますね。ヨガをなんだと思ってるのかカプコンは。

伊藤
一時期影響力すごかったですよねダルシム。ダルメシアンなんてダルシムの活用形みたいだなとか思ってたし

藤原
インド行ったときダルシムみたいな人いるかなと心のどこかで思ってたんですけど、まったくいませんでした。

伊藤
あ、全然いないんだ。少しいるかと思ってました。

藤原
沐浴してるひと以外にあんな裸の人いないですね。基本的に。

伊藤
哲学という名の服をまとっているんじゃないですかね
うるさいな

藤原
なんの話してたんでしたっけ。サケですね。

伊藤
サケだサケだ

藤原
よりディープなサケ体験をしたりサケを釣りに行ったり、まだまだサケ記事は続きそうですね

伊藤
まだまとまってないですが展望はいろいろあります。とりあえず先ほど話にも出ましたがサケ捕獲器の取材で標津も含め他地区も紹介できればと思っています。

藤原
いっぱいありますね。ほどほどの頻度でお願いします。

伊藤
はい、ほどよく。

藤原
次回のネタの進捗はどうでしょうか

伊藤
次回はじつはコンスタントに書いているゆるい工作ものなのですが部材を買い揃えたところで達成感にまみれています。

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伊藤さんの工作、四国の形のAKIRAのバイク(「四国で作る AKIRAのバイク」より)

藤原
まだ影も形もない段階だ

伊藤
頭の中では完璧に仕上がっているのですが...

藤原
どう現実に形になるか楽しみです

伊藤
もし原稿が「サケの解剖2」だったら...

藤原
破門です

伊藤
がんばります

 

次のページではライスマウンテン2号さんへのインタビューです。

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中国にもセンター試験のような大学入試試験がある。「高考(ガオカオ)」といい、毎年6月に行われる。その高考では語学に日本語を試験科目として選択することができる。

2人組(1号&2号)旅行ライターユニット、ライスマウンテン。今回は2号さんにお話を聞きました。

石川
11月は、中国のセンター試験の日本語問題の記事が好評でした。

ライスマウンテン
びっくりしました、多く読まれて。
いつも中国のこととか書いてるのに、いままで一番読まれたのが小竹向原ネタでしたから。わからんもんです(笑)

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ライスマウンテンさんの過去のヒット記事「小竹向原ワールド

石川
あははは。みんなやっぱり日本のことが気になるというか。
日本の話題でいうと、特に外からどう見られてるかみたいなのは気になるんじゃないでしょうか。日本語のテストの問題なんて、まさに、で。

ライスマウンテン
それは意識してます。毎年1本と決めてる「変な日本語」シリーズもまさに

石川
海外の変な日本語ってネットでは定番ネタですけど、ライスマウンテンさんの記事だと定期的に出てくるので定点観測的というか、時系列で流行りが変わってきてるのとか分かって面白いです。

ライスマウンテン
そうなんです。昔の中国の変な日本語ってもう超適当で雑で荒っぽくて、そこがたまらないとこなんですけど、最近はオシャレなポエム調のものとか。

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おしゃれ化する中国の変な日本語(「中国の変な日本語の文房具がオシャレ」より)

石川
文字単位で変だったのが、ちゃんと文章になってきてますよね。もうGoogle翻訳とかあるからちゃんと訳せるようになっちゃったのかなと思うとちょっと寂しいです

ライスマウンテン
かなり校正はいってきましたね。昔はOCR(文字の読み取りソフト)のクオリティが低かったというのもあるでしょう

石川
あーそうか、OCRなんですね、あのへんな間違え方!

ライスマウンテン
ただなぜか、近年はタイの変な日本語がアツくて。
タイの日本語商品のパッケージに中国語簡体字も混ざっているのを見るに、あっ、ここで生き残ってる!(笑)と

石川
古き良き変な日本語が(笑)

ライスマウンテン
古き良きですよ!メイソウというその筋では有名な日本っぽいチェーン店も、最初は日本語がひどかったのにどんどん良くなってきて。ちゃんと直しちゃうんですよ。

石川
資本が大きくなるときれいになっていくのか

ライスマウンテン
一方でユルい中国のカルチャーも残り続けて。タイでそういうものを見ると、残り続けてるんだなあとしみじみ。
中国はユルい面と最新のハイテクとかのスゴい面もありますけど、すごくなってもユルさは残る。ありがたい!
商業化だとどうしても変な日本語はなくなっちゃいますけど、タイとか香港とかは、もう適当な日本語が特に多くてたまらないですね

石川
へー、香港はまだ健在ですか

ライスマウンテン
香港の商業地のレストランはやばいですね。日本料理店の数だけメニューが気になる。店に入ってメニューだけ見ておなかいっぱい(笑)

石川
なるほど、メニュー

ライスマウンテン
香港はメニュー!
タイは100均的な商品!

石川
それぞれの得意分野が(笑)

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タイにて、「読んでる人大好き」(「タイの変な日本語が面白い」より)

ライスマウンテン
タイで変な日本語が好きな日本人コレクターのお友達もいます
僕も彼らも集めすぎると、変な日本語を集めすぎて、何が楽しいのかわかんなくなってくるんですよ
もう「の」が入っていたり、「る」が「ゐ」になってても全然楽しくなくて

石川
あはは、麻痺してくるんですね
どんどん過激なのを求め始める?

ライスマウンテン
そう、過激なのを
変な日本語を撮りためても何が楽しいのかわかんなくなってくる
さらにぶっ飛んだものでないと満たされなくなって。これ僕だけじゃないんで、同志を見つけてほっとしてます!

石川
そうやって切磋琢磨してどんどん変なものが発掘され続けるという

石川
ちょっと話は飛ぶのですが、2号さんは本拠地中国ですが、けっこういろんなところの記事があるじゃないですか。かなり頻繁にいろんなところに行ってるんですか?

ライスマウンテン
中国のいろんなところとか。ときどき安い航空券がでると、すーっとそれ以外の国に行きますねー

石川
ちなみに今どこですか?

ライスマウンテン
今、忘年会シーズンで日本に(笑)

石川
忘年会帰国!いいですねそれ
中国以外に行くのは仕事がらみが多いんですか?趣味で?

ライスマウンテン
仕事です。で、行くときはまず地図サイトでたとえば「博物館」で検索して。妙な博物館だったらもう行くしかない!と
行く都市の博物館とかを検索するわけです

石川
あー、そういうコツはぜひ聞きたいです。他のライターも海外に旅行行くときなんかにネタ掘りたいと思うので。博物館、ねらい目なんですね。
過去記事ではこんなネタがありました

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行きたくなる上海マニアック博物館巡り

ライスマウンテン
あとは卸売市場もねらい目ですね。文具市場とか。
中国に限らないですが調理器具市場も料理用の見たことないものがあって面白いです。

石川
調理器具は確かに!食文化って国で全然違うので、文具とかより違いが大きそうな気がします

ライスマウンテン
インドだとタマネギが大事だから、みたことないタマネギスライサーがあって。買えばよかったー
食はつかみやすいネタですよね。麻婆豆腐マシンとかないかなあ・・・

石川
直近で行く予定の国とかあります?
それがまだ決まってないです。でもインドとかインドネシアとか行って見たいです
安い航空券を見つけて趣味でとびに行きたいですね
そのあたりはライスマウンテンさんの記事でもまだあんまり出てきてないですよね。楽しみです!


12月の予定

 
 
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