アパレルと親日と
まずはタイの服屋でみた変な日本語の商品から紹介したい。
様々なデザインの中に「はじめまして」と「TOKYO」がまざる
気が狂ったの後にマッド。と補足。「SuperDry極度乾燥(しなさい)」からのニューウェーブかも。
「可能な!」シャツ。「できないこてゃないない」系のメッセージだろう。 横文字で書かれたらかっこいい。きっとこれもカッコイイ。
東京は「かわいいねえ」なのである。「カワイイ」じゃなく。 どことなくおじさんっぽいが、日本のおじさんがアパレルデザイナーに吹き込んだのだろうか。
東京があれば大阪もある。大阪といえば「七転び八起き」らしい。
「JAPAN YOKOHAMA 新宿区」という素敵な組み合わせのデザインも。 日本人にはできない。この感性、うらやましい。
モノ作りではないけれど、経済ニュースの海外進出記事では「この国は親日」という文字が踊りがち。タイは親日国とよく言われる。
親日ってなんだろう。日本が好き。それは日本のアニメやゲームが好きだということ。彼らの人生の中で日本のいろいろが好きで、日本語の意味を知ろうとする人がいる。
日本語はファッション。ファッションは流行。いつまでもあると思うな日本愛(と書いてみた)と変な日本語のシャツ。
タイでよくみる「つづく」。 アニメの最後によくわからんがこの文字が出てくるんでファッション化したんだとか。 「つづく」というキャラができそう。
カタカナでヘルプと書くと助けたくなりませんか?(疑問形) アニメやゲームでみた日本語かも?と思うと腑に落ちる
これに尽きる。むしろ日本人が着たほうが面白い。
タイ人は日本食や日本らしい光景も好き?
最初にアニメあり、その次の日本ブームでは抹茶やハニートーストなどの食、それに観光ブームがやってきた。
で、日本っぽいのを作ってみたけれど、その一部が変な日本語コレクターにはたまらない作品に仕上がっている。
そういえば前に、日本語だらけだけどちょっとずれているタイのショッピングセンターも「
タイで見つけた憧れの日本」という記事で紹介しましたよ。
すごいデコレーション!繁華街やスーパー玉出を凝縮した感じにも見える。 外国人から見た、ぎゅぎゅっと凝縮した日本かも。
「うどんスープ丼」おしい!
「購入する1は、フリー1を得」。掲示板のスレッドに見えた。
「茶半」に「マボトフ」に「ラ麺」。長音が弱点の飲食店らしい。
お酒を飲もうとしてもタイでは変な日本語の手が伸びてくる。油断はできない。
「ケンカマシーン」ならまだいいですよ、「イチゴパンティー」きたら噴きますよ。
「ハミ毛」。短い日本語最高ですね。変な日本語じゃないけど最高。
タイにも中華系変な日本語が忍び寄る
ここまではオリジナリティあるタイの変な日本語とか日本っぽく見えるものを紹介した。
でもタイの日本語製品はそれだけではない。中国で見るような、中国の人が書きそうな、中国の適当な日本語使いの文法にのっとったような、変な日本語の商品もタイでよくみかけるのだ。
かつて中国で見た変な日本語の残党はチャイナプラスワンにあった。彼らはある意味華僑といえるかもしれない。
やっぱり中国系の変な日本語は伝統芸能で面白いよね。
「高品質生活の第一の選択だ」の質の字が簡体字。この詰めの甘いのがいい。
ZHENHAOYONGは中国語で「本当に使える」の意味。 「良い感じ人生のうち多くを得ます」。 けブラシホルダを買って人生上向きに。
クルミや銀杏の殻割りに使えるスーパーカラフル安全ピン。
中国では定番の読みにくい改行の変な日本語。
「精セイコーセイコーセイコーセイコーセイコー」何が言いたいんだ。 「鋭利キッチン中」「質をもって生きる」も好き。
中国の商品広告でよくみる左右反転技がタイにも輸出。
「数値は感応テスト機械だった」。過去形の上に、よくわからない。
お箸の芸術もはやった。過去形だが、またお箸の芸術が流行ってほしい。
中国とタイは融合するか
タイの首都バンコクに「ヤワラー」と呼ばれる場所がある。中華街だけど、タイの華僑はタイでの生活の中で、中国語が話せなくなった人が多いのだそうだ。
変な日本語でも、タイっぽい変な日本語と中国っぽい変な日本語がある。これもタイの華僑のように融合していくのだろうか。とにかく変な日本語残ってほしいな。